勤務先や各種書類の用意を依頼できるアリバイ会社。
アリバイ会社で賃貸は契約できるのでしょうか?
本記事では、アリバイ会社で賃貸は契約できるのかについて詳しく紹介していきます。
- 賃貸契約でアリバイ会社は利用できる
- 利用料金は男性と女性で変わるケースが多い
- 会社選びは「実績」を重視すべき
目次
賃貸契約時に利用できるアリバイ会社のサービスとは?
アリバイ会社とはどのような会社なのでしょうか?
アリバイ会社で提供しているサービスとサービスごとの料金の相場について解説します。
賃貸契約時に利用できるアリバイ会社のサービスとは?
- アリバイ会社が提供するサービスは主に6つ
- アリバイ会社のサービス料金相場
アリバイ会社が提供するサービスは主に6つ
アリバイ会社が提供するサービスは、下記の6つです。
- 勤務先の情報の提供
- 在籍確認の電話対応
- 保証人の紹介
- 緊急連絡先代行
- 書類作成代行
- 郵便物の転送・預かり
全ての会社で同じサービス内容を提供しているわけではなく、利用する会社によっては一部に対応していないケースもあります。
利用する際は相談前に提供サービス確認しましょう。
アリバイ会社のサービス料金相場
利用する際の料金相場を紹介します。
詳細な金額は利用する会社によって変わってきますが、おおよその相場は下記のとおりです。
登録料金 | 5,000円~10,000円 |
---|---|
女性の基本料金 | 15,000円~20,000円 |
男性の基本料金 | 17,000円~23,000円 |
書類の作成料金 | 4,000円~10,000円 |
在籍確認料金 | 10,000円~15,000円 |
馴染みがない方からすると驚かれるかもしれませんが、利用者の性別によって料金が違うケースが多いです。
また金額は会社ごとに違っていますが、極端に相場よりも安い会社や高い会社は悪質な会社の可能性があります。
できる限り相場に近い価格の会社を探すようにしましょう。
アリバイ会社を利用する理由
アリバイ会社を利用する理由としては、下記のような理由が多いようです。
- 職業だけ見て審査を落とされるため
- 休職中や水商売をしており安定収入がないため
- 保育園に確実に子供を入園させるため
- 家族や恋人に秘密を知られないため
利用者の口コミを確認すると、収入や職業を確認される賃貸の審査に通るためにアリバイ会社を利用される方が多いです。
審査に通過できる見込みがないといった事情を抱えている場合は、アリバイ会社の利用を検討すると良いでしょう。
賃貸契約の審査でアリバイ会社の利用がバレることはある?
アリバイ会社を利用しても、確実に利用が見破られないわけではありません。
優良な会社はきちんと対策を行っていますが、適当な会社を選んでしまった場合何の対策もされておらず、すぐに見破られる可能性も考えられます。
利用が見破られるのは、主に下記のようなタイミングです。
- 会社HPの情報を確認された時
- 在籍確認時の電話対応
- 契約者の申し込み情報が不自然だった時
①会社HPの情報を確認されてバレる
利用が見破られる主なタイミング1つ目は、「会社HPの情報を確認された時」です。
賃貸契約の審査時には、不動産会社が勤め先情報を調べるため、その際に会社HPの情報からアリバイ会社の利用を見破られるケースが多いです。
勤め先として用意してもらった会社をインターネットで検索した際に、下記にあてはまるHPがヒットする場合は注意する必要があります。
- 社名を調べてもホームページがない
- ホームページから法律に違反するビジネスを行っていると確認できる
- 勤務先の住所の場所に建物がない
- ホームページが長期間更新されていない
②在籍確認時の電話対応でバレる
利用が見破られる主なタイミング2つ目は、「在籍確認の電話対応時」です。
利用する不動産会社によっては、賃貸契約の審査時に在籍確認の電話が行われますが、その際の電話対応が不自然だと怪しまれるケースが多いです。
しかし最近では、個人情報保護の観点からアリバイ会社と一切関係のない会社でも在籍確認に対応していない会社が増えてきいます。
またリモートワークも普及してきていることから電話対応が不自然なだけでは、アリバイ会社と断定される可能性は低いと考えられます。
③契約者の申し込み情報が不自然でバレる
利用が見破られる主なタイミング3つ目は、「契約者の申し込み情報が不自然だった時」です。
不動産会社もプロであり、しっかりと申し込み情報を確認しているため、少しでも不自然な点があると見破られてしまう可能性が高いです。
働き始めたばかりの年齢なのに家賃の高いお部屋に申し込んだり、提出した書類と申し込みの内容に矛盾があったりすると審査で落ちてしまうので注意しましょう。
自分の電話番号を水商売の仕事で利用しているという方も注意が必要です。
アリバイ会社の賃貸審査は保険証でバレる?
保険証は職業や勤め先によってカードの色や記載内容が異なります。
そのため、アリバイ会社を利用する際は身分証として保険証を提出すると保険証からアリバイ会社の利用を見破られてしまいます。
身分証明書は保険証でなくても問題ないため、極力ほかの物で代用しましょう。
顔写真が掲載されていることから、マイナンバーカードや運転免許証を求められるケースが一般的です。
保険証以外の身分証明書
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 福祉手帳
なお、保険証のような公的な書類はアリバイ会社で発行できません。
アリバイ会社の利用がバレるとどうなる?
アリバイ会社の利用が見破られたらどうなるのでしょうか?
アリバイ会社を利用して審査を受けたと見破られてしまうと、下記のような不利益が発生する可能性があります。
- 入居済みの場合にも強制退去
- 詐欺罪として10年以下の懲役
- ブラックリストに乗り今後の審査が不利に
①入居済みの場合は強制退去になる
アリバイ会社の利用が見破られた際に起こる可能性があること1つ目は、「入居済みの場合は強制退去になる」です。
アリバイ会社を利用した場合、大家さんや管理会社を騙して入居するため見破られると強制退去になる可能性があります。
しかし、入居者は法律で守られているため、アリバイ会社の利用が見破られたとしても家賃の滞納や払い遅れなどが一切なければ強制退去にはならないケースも少なくありません。
入居時に「入居申し込み時に虚偽の申告をしていた場合、契約を解除する」という旨の記載が契約書に合った場合には、滞納をしていなくても強制退去になる可能性が高いです。
②詐欺罪として10年以下の懲役になる
アリバイ会社の利用が見破られた際に起こる可能性があること2つ目は、「詐欺罪として10年以下の懲役になる」です。
入居申し込みの際に虚偽の内容を記載して提出する行為は、詐欺罪に当たるためアリバイ会社の利用が見破られ、大家さんや不動産会社に起訴されると10年以下の懲役になります。
見破られた際は必ず懲役を課せられるわけではなく、不動産会社や大家さんに起訴されなければただ審査に落とされるだけの場合もあります。
③ブラックリストに乗り今後の審査が不利になる
アリバイ会社の利用が見破られた際に起こる可能性があること3つ目は、「ブラックリストに乗り今後の審査が不利になる」です。
アリバイ会社を利用して審査を受けたと見破られると、ほぼ確実に不動産会社や保証会社のブラックリストに載り今後の審査が不利になります。
保証会社のブラックリストに載ってしまうと、賃貸契約の審査だけでなく各種ローンやクレジットカードの審査なども今後5~10年間難しい物になるので注意が必要です。
アリバイ会社の利用がバレた際の対処方法
アリバイ会社のサービスで、100%見破られないと保証している会社は存在しないため、業界大手を利用したとしても最悪の場合見破られる可能性があります。
アリバイ会社の利用が見抜かれた際の対処方法は下記の通りです。
アリバイ会社の利用が見破られた際の対処方法
- 不動産会社と納得がいくまで話し合う
- 退去が決まったらごねずに期日までに家を空ける
- 他のアリバイ会社を利用して賃貸を探し直す
見破られてしまった場合、高確率で退去するよう指示されます。
退去を言い渡されたら期日までに家を開けましょう。
話し合いが上手くいく保証はありませんが、すぐには引っ越せない事情がある場合は話し合いを持ちかけることもおすすめです。
バレにくいアリバイ会社を選ぶポイント
見抜かれにくいアリバイ会社を選ぶポイントを紹介します。
アリバイ会社の中には、質の低いサービスを提供している会社も存在するため、適当に依頼する会社を決めてしまうと後悔するかもしれません。
アリバイ会社を選ぶポイント
- アリバイ会社は実績で選ぶ事が重要
- SNSで利用者の口コミを確認する
- HPがしっかりしており見やすいか
- 料金は相場から離れすぎていないか
下記からは、それぞれのポイントについて詳しく紹介していきます。
アリバイ会社は実績で選ぶ事が重要
アリバイ会社を利用する際は、確かな実績のあるアリバイ会社を選ぶことが重要です。
なぜなら見破られた際のデメリットが大きいからです。
例えば適当な会社を選び審査で見破られた場合、今後の利用を断られるといったデメリットを被ります。
実績はホームページから確認できるため、契約前にチェックしておきましょう。
SNSで利用者の口コミを確認する
アリバイ会社を選ぶ際は、必ずSNSやネット検索で利用者の口コミを確認することが大切です。
なぜならアリバイ会社にも会社ごとにサービスの質に違いがあるからです。
口コミを一切確認せずに、料金で適当に利用する会社を選ぶと後悔するので注意してください。
ホームページに情報が開示されているか
アリバイ会社選びの際はホームページに情報が開示されているかもチェックすることが大切です。
なぜならホームページに十分な情報が掲載されていない会社は、適当なサービスを提供している可能性が高いからです。
アリバイ会社は複数社存在するため、なるべく情報の開示が少ない会社は避け、契約前から必要な情報が確認できる会社を選びましょう。
料金は相場から離れすぎていないか
依頼するアリバイ会社を決める際は、料金が相場から離れていないかにも注目しましょう。
相場からかけ離れた料金設定にしている会社は詐欺の可能性が高いからです。
料金関係のトラブルは契約前に確認をとれば防げるため、口コミ評価の高い会社であっても必ず確認しましょう。
実績の豊富なアリバイ会社ランキング3選
実績が豊富なアリバイ会社3選を紹介します。
複数存在するアリバイ会社の中でも特に実績が豊富なアリバイ会社は、下記のとおりです。
- アリバイドットコム
- 日本アリバイ協会
- Commit
下記からは、それぞれの会社ごと特徴を詳しく紹介していきます。
利用する会社選びで迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。
アリバイドットコム|業界最大手級
アリバイドットコムは、相談実績2,000件越えの業界最大手級のアリバイ会社です。
アリバイドットコムでは、下記のサービスを提供しています。
- 各種書類・証明書の発行
- 在籍確認の電話対応
- 緊急連絡先代行
- 保証会社・保証人の紹介
基本料金は男性と女性で違っており、男性の場合は18,700円(税込み)、女性の場合は16,500円(税込み)です。
全国に対応しているため、都市部だけでなく地方にお住まいの方でも利用可能です。
相談料は無料なので相談してから決めたいと考えている方は、ラインやメールで相談してみましょう。
日本アリバイ協会|実績NO.1
日本アリバイ協会は、親切丁寧な対応と即日での対応が可能な点が特徴の会社です。
急ぎの場合、最短30分でサービスを提供してもらえます。
日本アリバイ協会では、下記のサービスを提供しています。
- 在籍確認電話対応
- 書類作成
- 保証人紹介
- 緊急連絡先代行
基本料金は男性と女性で違っており、男性の場合は18,700円(税込み)、女性の場合は16,500円(税込み)となっています。
全国からの利用に対応しており、どこの地域にお住まいの方でも利用可能です。
Commit|関東圏の審査に強い
Commitは関東圏の審査に強いアリバイ会社です。
地方に在住の場合でも利用できますが、関東にお住まいの方に向いています。
Commitでは、下記のサービスを提供しています。
- 在籍確認電話対応
- 各種書類の作成
- 郵便物の転送・預かり
- 保証会社の紹介
- 高額物件対応
基本料金は性別関係なく18,000円です。
上記で紹介したサービス以外にも、相談次第では幅広い業務に対応してもらえるようです。
【まとめ】アリバイ会社で賃貸は契約できる?
本記事ではアリバイ会社を利用して賃貸の契約はできるのかについて紹介しました。
いかがだったでしょうか?
アリバイ会社は利用することで無職や水商売の方などの審査に落ちやすい立場の方でも、賃貸を契約ができるようになります。
しかし、メリットだけでなく見破られた際はデメリットも存在しているため、利用の際には十分な理解と注意が必要です。
本記事が賃貸契約の審査にお悩みを抱えている方のお役に立てれば幸いです。