「審査に何度も落とされて家が借りられない…」
賃貸審査に対してこのようなお悩みを抱えていませんか?

審査に何度も落ちてしまうと自分に借りられるお部屋はないのかもと不安になってしまいますよね。
そこで本記事では、家が借りられないときの対処法を詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること
  • 家が借りられない場合の具体的な対象方法について
  • 審査に受かりやすくするための簡単なコツ
  • 審査で見られているポイントはどこか

目次

家を借りれない時の対処法

家を借りれない時の対処法

家を借りれない場合の簡単な対処法を紹介します。

家を借りれないときの対処法

  • 安定収入のある親族に代理契約してもらう
  • マンスリーマンションを検討する
  • UR賃貸住宅を検討する
  • アリバイ会社を利用する

審査に落とされてしまうと自分には賃貸が借りられないと焦ってしまうかもしれませんが、探せば借りられるお部屋は必ず見つかります。

焦らず冷静になって対処法を考えましょう。

安定収入のある親族に代理契約してもらう

1つ目の対処法は、「安定収入のある親族に代理契約してもらう」です。
何度も審査に落とされてしまっている場合は、収入や仕事など簡単に改善できない部分が原因で落ちていると考えられます。

そういった場合には、自力で契約を結ぶことを諦め、親族に代理で契約してもらうことがおすすめです。
代理契約とは、実際にお部屋に住む人とは別の人が契約者になる方法のことです。

代理契約者の職業や収入状況で審査が受けられる分審査に受かりやすくなります。
親族が頼れる場合は検討してみてください。

マンスリーマンションを検討する

2つ目の対処法は、「マンスリーマンションを検討する」です。
マンスリーマンションとは、1か月~1年の短期間だけ入居できる賃貸です。

マンスリーマンションは最初にお部屋を借りる期間を決めて、家賃を全額前払いするため入居に審査がありません。
家賃の前払いさえできれば、職業や収入状況、過去のトラブル歴に関係なく借りられます。

最長でも1年しか滞在できないデメリットがありますが、すぐに引っ越し先を決めなければいけない場合などに便利です。

UR賃貸住宅を検討する

3つ目の対処法は、「UR賃貸住宅を検討する」です。
UR賃貸住宅とは、独立行政法人都市再生機構が提供しているリノベーション済み賃貸住宅です。

UR賃貸では普通の賃貸とは違い、家賃を1年分前払いすることで収入審査をパスして契約できます。
そのため、収入が安定していない人や少ない人、無職の人でも賃貸契約が可能です。

さらには保証人が不要というメリットもあるため、賃貸審査に何度も落ちている方はUR賃貸を検討してみてください。

アリバイ会社を利用する

収入や職業が原因で家を借りれない場合には、アリバイ会社を利用することがおすすめです。
アリバイ会社とは、無職やフリーター、個人事業主、水商売などの職業柄賃貸契約が難しい方に、会社に勤めているというアリバイを提供しているサービスです。

アリバイ会社を利用すればどんな職業の方であっても実在する会社の社員として審査に臨めます。
そのままの職業、収入で審査を受けるよりも圧倒的に審査の通過率を上げられるため、代理契約などが難しい場合は利用を検討してみてください。

審査の通過率を上げるコツ

審査の通過率を上げるコツ

審査の通過率を上げるコツを紹介します。
簡単にできる対策は、下記の通りです。

審査の通過率を上げるコツ

  • できる限り家賃が安い物件を選ぶ
  • 独立系保証会社が利用できる物件を選ぶ
  • 身なりや態度に注意して大家さんに良い印象を与える

下記からはそれぞれのコツについて詳しく紹介していきます。

できる限り家賃が安い物件を選ぶ

1つ目のコツは、「できる限り家賃が安い物件を選ぶ」です。
審査の難易度は家賃に比例して上がっていきます。

そのため、審査に受かる自信がない場合、スムーズに審査に受かりたい場合はなるべく家賃の安い物件を選ぶことがおすすめです。

家賃が1万円違うだけでも審査の難易度は大きく変わるため、妥協できる範囲で家賃の安い物件も探してみてください。

家賃を下げたくない場合には、最初は高いお部屋から審査を受けていき徐々に下げていくこともおすすめです。

独立系保証会社が利用できる物件を選ぶ

2つ目のコツは、「独立系保証会社が利用できる物件を選ぶ」です。
賃貸審査に落とされる人の多くは保証会社の審査で落ちているケースが多いため、なかなか審査に通過できない場合には独立系保証を利用することがおすすめです。

保証会社には、信販系やLICC加盟系などの種類があり、中でも独立系と呼ばれる保証会社は審査が緩いと知られています。

他社で落とされてしまっている方であっても、独立系保証会社であれば審査に受かる可能性が高いです。

独立系保証会社

  • フォーシーズ株式会社
  • 日本セーフティー株式会社
  • JID
  • プラザ賃貸保証

身なりや態度に注意して大家さんに良い印象を与える

3つ目のコツは、「身なりや態度に注意して大家さんに良い印象を与える」です。
審査では身なりや態度もチェックされています。

なぜなら身なりや態度にはその人の人柄が現れるからです。
不潔な服装をしている方はお部屋をきれいに使ってくれなさそう、横柄な態度をとる方は隣人トラブルを起こしそうという印象を大家さんに与えてしまいます。

身なりや態度は意識するだけで簡単に対策が行えるため、お部屋の相談に行く際は必ず気を配るようにしましょう。

入居審査でチェックされる項目

入居審査でチェックされる項目

入居審査でチェックされることが多い項目を紹介します。
チェックされる項目は利用する会社ごとに違いがありますが、おおよそ下記の3つは確認されるケースが大半です。

入居審査でチェックされる項目

  • 家賃の3倍以上の月収があるか
  • 過去に犯罪やトラブルを起こしていないか
  • 安定収入のある連帯保証人がいるか

家賃の3倍以上の月収があるか

審査では、どこの会社を利用したとしても必ず「家賃の3倍以上の月収があるか」がチェックされます。
月収の1/3を超えるような身の丈に合わない家賃のお部屋を選んでしまうと審査に落ちる確率が上がるので注意しましょう。

収入が少なくどうしても家賃が月収の1/3を上回ってしまうしまう場合には、安定収入のある親族に連帯保証人を頼むなどの対策を取ることがおすすめです。

なお、家賃が月収の1/3を上回ることは審査に落ちやすくなるだけでなく生活が苦しくなることでもあるため、慎重に考えてください。

過去に犯罪やトラブルを起こしていないか

審査では過去に犯罪やトラブルを起こしていないかもチェックされます。
トラブル歴の有無はネットなどで調べられるだけのため、ネット上に名前が載らない程度のトラブルであればバレないと考えて良いでしょう。

犯罪やトラブル歴があるかは調べればわかることのため、間違っても自分から打ち明けないようにしてください。
自分が不利になるような内容を打ち明けてしまうと審査に落とされる確率が上がります。

安定収入のある連帯保証人がいるか

「安定収入のある連帯保証人がいるか」もチェックされる場合があります。
最近では連帯保証人の代わりに保証会社を利用するケースが増え、必ずしも連帯保証人を立てる必要はなくなりました。

しかし保証会社と連帯保証人を併用している賃貸はまだまだ多いです。
そのため可能な場合は親族に連帯保証人を任せた方がお部屋の選択肢が広がります。

特に収入が少ない場合や社会的信用が低い仕事に就いている場合は、支払い能力が低いことから連帯保証人を立てられないと審査が不利になるので注意しましょう。

家が借りれない人に多い特徴

家が借りれない人に多い特徴

家が借りれない人には、下記の特徴が共通しています。

家が借りれない人に多い特徴

  • 無職・求職中で収入がない
  • 水商売など社会的信用が低い仕事をしている
  • フリーターや個人事業主として働いており収入に波がある
  • 過去にクレカや家賃を滞納しており信用情報に傷がある

1つでも当てはまったら要注意です。
下記からはそれぞれの特徴について詳しく紹介していきます。

無職・休職中で収入がない

無職や休職中の方は、収入がないことから働いている方に比べて賃貸が借りられない傾向があります。
具体的には、社会人が10人中1~2人程度しか審査に落ちないのに対して、無職・求職中の方は10人中8人程度落とされます。

無職や休職中の人が賃貸を借りられないのは、支払い能力が低いからです。
仮に貯金があったとしても仕事がない限り審査に受かるのは簡単ではないと考えておきましょう。

すぐに引っ越さなければいけない場合を除いて、先に仕事を探すことがおすすめです。

水商売など社会的信用が低い仕事をしている

水商売などの社会的信用が低い仕事をしている方も家を借りにくい傾向があります。
なぜなら水商売のような仕事は収入が安定していない上に、仕事上ストーカーなどのトラブルに巻き込まれやすいからです。

仮に収入が安定していたとしても職業を水商売と記載しただけで審査に落とされてしまうこともあります。
水商売で働いている場合は、水商売に特化した不動産屋を利用したり、アリバイ会社を利用したりするなどの対策を取りましょう。

フリーターや個人事業主として働いており収入に波がある

フリーターや個人事業主として働いている方も家を借りにくい傾向が強いです。
借りにくい理由は、収入に波があり、突然仕事がなくなる可能性があるからです。

一般的な社会人が10人中1~2人しか審査に落とされないのに対して、フリーターや個人事業主は10人中6人ほど落とされます。

一度で審査に通過できる可能性は低いため、あらかじめいくつか借りたいお部屋の候補を見つけておくと審査がスムーズになります。

過去にクレカや家賃を滞納しており信用情報に傷がある

過去にクレカや家賃を滞納している方も信用情報に傷があるため、家を借りにくい傾向があります。
理由は過去に滞納経験がある人は、再度家賃を滞納する可能性が高いと考えられるからです。

信用情報とは、過去の滞納歴などが記載されている情報のことで、一度ついた傷はその後5年ほど経たなければ消えません。

時間の経過でしか信用情報は消せないため、傷がある場合は信販系の保証会社の利用を避けるようにしましょう。

保証会社には、信販系や独立系などの種類があり、信用情報のチェックは信販系保証会社を利用した際のみ行われます。

家を借りられない場合についてよくある質問

家を借りられない場合についてよくある質問

最後に家を借りられない方からよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、下記の7つの質問です。

よくある質問

  • 賃貸契約時に保証会社の審査に通らない場合はどうしたら良いですか?
  • 賃貸を借りられない理由を教えてください。
  • 入居審査は普通通るものですか?
  • 夜職は家を借りれないというのは本当ですか?
  • 賃貸審査で借金はバレますか?
  • 賃貸が借りれないことに年齢は関係していますか?
  • 借金があるとアパートは借りれない?

賃貸契約時に保証会社の審査に通らない場合どうしたら良いですか?

保証会社の審査に通らない場合の最も簡単な対処法は、保証会社を変えることです。
審査で見られるポイントは保証会社ごとに異なるため、仮に数回落ちていたとしても保証会社を変更することで受かる可能性があります。

保証会社の変更は通常不動産屋から提案されますが、各不動産屋ごとに利用できる保証会社はある程度決まっているため、他の会社はないと言われたら不動産屋ごと変更しましょう。

保証会社を変更する以外の対処法としては、保証会社不要のお部屋を探す方法や親族に代理契約を結んでもらう方法があります。

賃貸を借りれない理由を教えてください。

賃貸を借りれない理由は人それぞれですが、もっとも多い理由は家賃の支払い能力が低いと判断されるケースです。

信用情報に傷があったり、収入に見合わない家賃のお部屋を選んでいたり、収入に波がある仕事に就いていたりするのであれば支払い能力が原因で落とされたのだと考えられます。

審査に落ちた理由は、不動産屋にも明かされないため聞いても教えてもらえません。
落とされた理由が知りたい場合は自分で原因を考えるようにしましょう。

入居審査は普通通るものですか?

全体の割合で見ると、落ちるのは10人に1~2人程度といわれています。
そのため割合で見るなら審査に一度で通過できる人の方が多いといえるでしょう。

しかし、審査に落ちることは珍しいことではありません。
落ちたからといって自分を責めたり落ち込む必要はありません。

保証会社との相性や大家さんの相性も審査に関係してくるため、落とされてしまった場合は相性が悪かったのだと考えましょう。

一度や二度落ちただけであれば大抵その後の審査で受かるため、焦らず次を探してみてください。

夜職は家を借りれないというのは本当ですか?

家を借りられないわけではありませんが、会社勤めの方などと比べると借りづらい傾向があります。
夜職の方が家を借りづらいのは、生活リズムが昼間に働いている方と違うことや収入に波があることなどが理由です。

仮に収入が安定していたとしても、大家さんによっては夜職というだけで審査に落とされる場合もあります。
夜職で家を借りる場合は、夜職に特化した不動産屋を利用することがおすすめです。

夜職に強い不動産屋であれば、過去に審査通過歴がある賃貸などを把握しており、スムーズにお部屋が借りられます。

賃貸審査で借金はバレますか?

借金の有無はバレませんが、クレジットカードローンの滞納などはバレるケースがあります。
借金はどこの保証会社を利用したとしてもバレることはないため、間違って自分から借金持ちなのですが借りられるお部屋はありますか?などと打ち明けないようにしましょう。

クレジットカードローンの滞納は、信販系と呼ばれる審査が厳しい保証会社を利用する場合のみバレる可能性があります。

独立系の保証会社などであればバレません。
クレジットカードローンの滞納についても審査対象の場合は勝手に調査されるため、自分から話す必要はありません。

賃貸が借りれないことに年齢は関係していますか?

未成年者の場合と60歳以上の高齢者の場合は年齢が原因で審査に落ちるケースがあります。
未成年者が落ちてしまうのは、責任能力が低いことが理由で、高齢者が落ちてしまうのは高齢化による孤独死や室内事故を引き起こす可能性が高いことが理由です。

どちらの場合にも、契約者を頼れる親族に変更することで審査を突破できます。
もしも未成年者か60歳以上に当てはまっているなら両親や子供に代理契約を結んでもらえないか確認してみましょう。

借金があるとアパートは借りれない?

借金があってもアパートは借りられます。
なぜなら借金を抱えている方にも住む場所が必要だからです。

賃貸審査では、そもそも借金を抱えているか調査されることはありません。
借金があってもバレないので安心してください。

なお、当然自分から借金があると話してしまうとバレてしまいます。
自分が不利になるような発言は、できる限り避けるようにしましょう。

【まとめ】家が借りれない場合はどうする?

【まとめ】家が借りれない場合はどうする?

本記事では、家が借りれないという悩みを抱えている方に向けて、具体的な対処方法を紹介しました。
入居審査に何度も連続で落とされてしまうと、もしかしたら自分には借りられるお部屋が無いのかもとマイナスな思考に陥ってしまうかと思います。

しかし、審査に落ちることはあっても借りられるお部屋が見つからないケースは非常に稀です。
自分に合った対処法を実践すれば、既に数回審査に落ちている方であっても借りられるお部屋はきっと見つかります。

落ちることは珍しいことではないため、落とされてしまっても落ち込まずに次のお部屋を探してみましょう。