無職で家探ししないといけなくなった場合、親に代理契約を頼んでも良いのでしょうか?
無職で仕事探しも大変な時に、住む場所にも困ることになると不安ですよね。

親に頼めるなら頼みたいと考えている方も多いかと思います。
そこで本記事では無職の場合賃貸は親名義で契約しても良いのかについて詳しく紹介していきます。

親名義を選ぶデメリットや審査でチェックされるポイントなども解説しているのでぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 無職でも親名義で賃貸が借りられる
  • 自分が契約者となる場合2年分の家賃相当の貯金が必要
  • 代理契約は事前に不動産屋さんに相談する必要がある

【結論】無職でも親名義なら賃貸契約が可能

【結論】無職でも親名義なら賃貸契約が可能

結論から書くと、無職で収入が全くない状態の方であっても親の名義であれば賃貸契約が可能です。
なぜなら自分が無職であっても、親が契約者になる場合は親の職業や収入状況で審査が受けられるからです。

無職のまますぐにでも引っ越さなければいけない状況になった場合、親に頼んで代理契約してもらうことも検討してみましょう。

代理契約を違法だと勘違いしている方が多いですが、事前に大家さんや不動産屋さんに相談し許可を取っていれば、どんな賃貸であっても違法にはなりません。

代理契約の注意点

代理契約は許可を取っていれば違法ではありませんが、許可を取らずに大家さんや不動産屋さんに内緒で代理契約を結んでいると契約違反になります。無断の場合バレた際に強制退去になる可能性が高いので必ず許可を取るようにしてください。

無職が親名義で賃貸を借りることにデメリットはない

親名義にデメリットはない

自分で契約を結ばないとデメリットがあるのではと考えている方もいるかと思います。
しかし無職の場合、親名義で賃貸を契約することに大きなデメリットはありません。

強いて挙げるなら契約手続きを親に同行してもらう必要があることと、契約更新時に親に書類を書いてもらう必要があることでしょう。

親名義にすることで余計な費用が掛かったり不動産屋さんから嫌味を言われたりすることはないため、自力契約が難しい場合には親を頼ることも検討してみてください。

なお親名義で契約した場合、仕事が見つかったとしても後から契約者を変更することはできません。
自分が契約者になるには引っ越すしかないことだけは頭に入れておきましょう。

無職が賃貸審査でチェックされるポイント

チェックされるポイント

無職が賃貸審査でチェックされるのは、主に下記の3つのポイントです。

無職が審査でチェックされるポイント

  • 家賃の3倍以上の収入があるか
  • トラブルを起こしそうな人ではないか
  • 安定した収入を得ている保証人がいるか

安いお部屋であっても下記の3つの上限をクリアできていないと審査に落とされる確率が上がるので注意しましょう。

家賃の3倍以上の収入があるか

1つ目のポイントは、「家賃の3倍以上の収入または十分な貯金があるか」です。
賃貸を借りる際には家賃を支払えるだけの収入または貯金があるかを必ずチェックされます。

そのため、無職で安定収入がゼロで貯金もほとんどない場合には家賃を支払えないとみなされ審査に落ちます。

収入で審査を受ける場合には家賃の3倍以上の月収、貯金で審査を受ける場合には家賃2年分相当の貯金が必要になるので注意しましょう。

収入も貯金もない場合には、自力での契約はあきらめ親に代理契約を頼むか、先に仕事を見つけるしかありません。

トラブルを起こしそうな人ではないか

2つ目のポイントは、「トラブルを起こしそうな人ではないか」です。
審査の際は収入だけでなく入居者がトラブルを起こしそうな人物ではないかもチェックされます。

お部屋の相談で不動産屋さんに訪れた際に、とても常識があるとは思えないような態度で振る舞ったり、汚い身なりをしていると人柄に問題があると判断されるので注意しましょう。

トラブルを起こしそうな人だと判断されてしまうと、その不動産屋さんではお部屋を紹介してもらえなくなります。

相談に行く際だけで良いので、身なりや態度に気を遣うようにしてください。

安定した収入を得ている保証人がいるか

3つ目のポイントは、「安定した収入を得ている保証人がいるか」です。
最近では賃貸契約の際に保証人の代わりに保証会社を利用するケースが一般的ですが、無職で審査を受ける場合には安定した収入を得ている保証人を立てるよう求められます。

無職でも利用できる保証会社はありますが、保証会社を利用する場合でも保証人が必要なケースがほとんどです。
なるべく収入の多い親族にあらかじめ保証人を頼んでおくようにしましょう。

なお、保証人は基本的に親族である必要があります。
恋人や友人では保証人になれないケースが多いため、できる限り親族を選ぶことがおすすめです。

無職が賃貸を親名義以外で借りる方法

親名義以外で借りる方法

人によっては今すぐ賃貸を借りる必要があるけど親は頼れないケースもあるかと思います。
そこでここでは、親名義以外で賃貸を借りる方法を紹介します。

無職が賃貸を親名義以外で借りる方法

  • 預貯金審査を受ける
  • 保証会社を利用する
  • 両親に連帯保証人を頼む
  • マンスリーマンションを選ぶ
  • 家賃を前払いできないか交渉する
  • アリバイ会社を利用する

預貯金審査を受ける

1つ目の方法は、「預貯金審査を受ける」です。
預貯金審査とは、名前の通り預貯金残高で審査が行われる審査方法です。

通常の審査とは違い現在の収入状況が問われないため、無職で自力契約を結ぶ場合は預貯金審査を選ぶことになります。

一切の収入が無かったとしても、家賃2年分相当以上の貯金があれば審査に受かる可能性があるため、家族を頼れない場合は預貯金審査も検討してみましょう。

なお、預貯金審査は全ての物件で利用できるわけではなく、利用できる物件は限られています。

保証会社を利用する

2つ目の方法は、「保証会社を利用する」です。
親族に代理契約も保証人も頼めない場合には、保証会社を利用しましょう。

保証会社とは、保証人の代わりを担うサービスのことで、現代では保証人の代わりに保証会社を利用するケースが一般的です。
賃貸契約には保証人が必須ですが、保証会社を契約できれば保証人なしで賃貸を契約できます。

なお、一部の保証会社では無職の場合別途保証人が必要になってくるため、申込時にはよく確認することが大切です。

両親に連帯保証人を頼む

3つ目の方法は、「両親に連帯保証人を頼む」です。
無職で賃貸を契約する場合、支払い能力が低いことから連帯保証人を立てるよう求められるケースが多いです。

親族に代理契約を頼めない場合には、せめて連帯保証人になってもらえないか頼んでみましょう。
最悪の場合連帯保証人がいなくても保証会社を利用することで契約は可能ですが、連帯保証人がいた方がお部屋の選択肢が広がります。

保証会社にはお金がかかるというデメリットも存在するため、頼める場合は両親に連帯保証人を任せることがおすすめです。

マンスリーマンションを選ぶ

4つ目の方法は、「マンスリーマンションを選ぶ」です。
貯金があるのであれば、マンスリーマンションを選ぶこともおすすめです。

マンスリーマンションとは、1か月~1年まで借りることができる短期滞在者向けの賃貸です。
マンスリーマンションは最初に契約期間を決め家賃を前払いするため、入居に審査がありません。

家賃をまとめて支払えるだけの貯金があればどんな方でも借りられるため、とにかく引っ越しを急いでいるという方におすすめです。

家賃を前払いできないか交渉する

5つ目の方法は、「家賃を前払いできないか交渉する」です。
まとまった貯金があるのであれば、家賃を前払いできないか交渉してみる選択肢もあります。

無職が審査に落ちやすいのは、家賃の支払いを不安視されていることが大半のため、家賃を前払いできるのであれば契約を検討してくれる大家さんも少なくありません。

無職で借りられるお部屋の選択肢はとても少ないため、貯金がある場合は家賃の前払いも可能だと不動産屋さんに伝えておくようにしましょう。

アリバイ会社を利用する

6つ目の方法は、「アリバイ会社を利用する」です。
貯金に余裕がある場合はアリバイ会社を利用することがおすすめです。

アリバイ会社とは、無職やフリーター、個人事業主、水商売などの賃貸が借りにくい仕事に就いている方がお部屋を借りられるようアリバイを提供している会社で、アリバイ会社を利用すれば無職でも会社勤めとして審査を受けられます。

利用には2~3万円ほどの費用が掛かりますがその分効果が高いため、どうしても審査に受からない場合はアリバイ会社の利用も検討してみてください。

無職が賃貸を親名義で契約する場合に必要な物

親名義で契約する場合に必要な物

無職で賃貸を親に契約してもらう場合に必要になる物を紹介します。
実際にお部屋に住む自分ではなく、両親に契約者となってもらう場合、自力契約する際とは必要になる物が違うので注意が必要です。

契約に必要な物

  • 契約者となる親と自分の身分証明書(マイナンバーカード・運転免許証・障碍者手帳・パスポートなど)
  • 親の収入証明書(給与明細書・確定申告書の控え・源泉徴収票・所得証明書など)
  • 印鑑(シャチハタ不可)
  • 契約者となる親と自分の住民票

自分で契約を結ぶ場合とは、親の身分証明書・収入証明書・住民票が必要になる点が違います。
契約を結ぶのが親だったとしても自分がお部屋に住む以上身分証明書などの提出を求められることを頭に入れておいてください。

無職が預貯金審査を受ける場合に必要になる貯金の目安

貯金の目安

無職であってもある程度のまとまった貯金があるなら預貯金審査でお部屋を借りることが可能です。
預貯金審査を受ける場合に必要になる貯金額の目安は、下記の通りです。

家賃ごとの貯金額の目安

  • 家賃3万円の場合 貯金72万円
  • 家賃4万円の場合 貯金96万円
  • 家賃5万円の場合 貯金120万円
  • 家賃6万円の場合 貯金144万円

目安としては、家賃2年分相当の貯金があれば良いでしょう。
なお、上記はあくまでも目安であり、必ずしも上記の目安以上の貯金があれば受かるという訳ではありません。

審査では貯金額以外にも信用情報の傷などがチェックされるため、場合によっては貯金がクリアできていても落とされるケースがあります。

無職が賃貸を親名義で契約することについてよくある質問

親名義で契約することについてよくある質問

最後に無職が賃貸を親名義で解約することについてよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、下記の7つの質問です。

よくある質問

  • 賃貸を代理契約してくれる業者はいますか?
  • 賃貸の代理契約は高齢者でも可能ですか?
  • 親が年金暮らしの場合賃貸の代理契約は不可能ですか?
  • 賃貸契約者と入居者が違うと追い出されますか?
  • 賃貸で代理契約を結ぶことにデメリットはありますか?
  • 彼氏に賃貸の代理契約を頼むのは違法ですか?
  • 自分名義の賃貸に親が住むのは契約違反ですか?

賃貸を代理契約してくれる業者はいますか?

自分が借りたいと思っている賃貸を代理で契約してくれる業者はいません。
そのため自力での契約が難しい場合には、親族に頼ることがおすすめです。
親族を頼れず自力での契約も難しい場合には、NPO団体や自治体の生活支援に相談してみましょう。

自力で賃貸を借りることができなかったとしても、第三者からの支援を受ければ住む場所がなくなることはないので不安に思う必要はありません。

住居の確保には時間がかかる恐れがあるためなるべく早めに行動を始めるようにしてください。

賃貸の代理契約は高齢者でも可能ですか?

賃貸の代理契約は高齢者でも可能です。
賃貸の契約には家賃に見合った収入が必要になるため、高齢な両親に代理契約を頼む場合は、契約を検討しているお部屋の家賃に見合う収入が必要になります。

代理契約の場合契約者の年齢は関係ありませんが、収入がないと審査に落ちてしまうので注意しましょう。
家賃ごとの必要収入の目安は下記を参考にしてください。

家賃ごとの必要収入

  • 家賃3万円の場合 月収9万円
  • 家賃4万円の場合 月収12万円
  • 家賃5万円の場合 月収15万円
  • 家賃6万円の場合 月収18万円

親が年金暮らしの場合賃貸の代理契約は不可能ですか?

親が年金暮らしだったとしても代理契約は可能です。
なぜなら審査では家賃に見合った収入があるか、信用情報に傷がないかなどのポイントがチェックされるのであって、年金暮らしかどうかは審査に考慮されないからです。

年金暮らしであっても10万円以上の月収があるのであれば審査に通過できる可能性が高いと考えられます。
自力での契約が難しい場合には両親に代理契約を頼むことも検討してみましょう。

賃貸契約者と入居者が違うと追い出されますか?

賃貸は契約時に契約者情報とは別に入居者情報を確認されます。
そのため、事前に入居者として伝えていない方を勝手に住ませてしまうと、契約違反となりバレた際に追い出される可能性が高いです。

事情があるのであれば事前に契約者と入居者が違うと不動産屋さんに話すだけで良いので、必ず伝えておくようにしましょう。

契約時には契約者のみしか住んでいなかったけれど、途中で入居者が増えたという場合にも同様に不動産屋さんに申告する必要があります。

賃貸で代理契約を結ぶことにデメリットはありますか?

家族間であれば賃貸に代理契約を結ぶことにデメリットはありません。
しかし、恋人間であれば別れた際に退去や退去費用で揉める可能性があるというデメリットが存在します。

両親に賃貸を代理で契約してもらったとしても、後々困ることは何もないため、自力契約ができず困っている場合は両親に代理契約してもらうことも検討してみましょう。

恋人間での代理契約を検討している場合は、代理契約ではなく同棲を検討することがおすすめです。

彼氏に賃貸の代理契約を頼むのは違法ですか?

彼氏に賃貸の代理契約を頼むことは違法ではありません。
しかし代理契約はトラブルも起こりやすいため、血縁者間でなければNGと不動産屋さんで決められているケースが非常に多いです。

彼氏に代理契約を頼もうと考えている場合は、事前に不動産屋さんに相談してみるようにしましょう。
代理契約はだめでも同棲であればOKのケースが大半のため、代理契約を断られてしまった場合には同棲を検討してみることがおすすめです。

自分名義の賃貸に親が住むのは契約違反ですか?

自分名義の賃貸に親を住ませる場合、不動産屋さんと大家さんに事前に相談し許可を取る必要があります。
あらかじめ契約者本人が住むと伝えていたアパートに無断で親を住ませてしまうと、バレてしまった際に契約違反に該当し強制退去となる可能性が高いので注意しましょう。

事前に不動産屋さんからの許可を得ていれば契約違反にはなりません。
なお、事前に許可を得ていれば契約者は住まずに親だけを住ませることも可能です。

【まとめ】無職が賃貸を契約する場合親名義なら借りられる?

【まとめ】無職が賃貸を契約する場合親名義なら借りられる?

無職状態で賃貸を契約する場合、自分ではなく親に契約者になってもらっても全く問題ありません。
代理契約をすると決めた場合は、お部屋探しの段階から不動産屋さんに事情を説明し代理契約を検討していると話すようにしましょう。

代理契約自体は違法ではありませんが、無断で行うと契約違反になってしまいます。
必ず事前に打ち明ける必要がある事だけは覚えておくようにしてください。

無職の場合親名義で契約を行うことは一般的なため、迷っている方は思い切って親を頼ることも検討してみることがおすすめです。