フリーターは賃貸を借りられないという噂がありますが、実際のところどうなのでしょうか?
フリーターのままだと1人暮らしは始められないのか気になりますよね。

本記事ではフリーターだと賃貸は借りられないのかについて詳しく紹介していきます。
落ちた場合の対処法なども紹介しているので、お部屋探し中の方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • フリーターであっても賃貸は借りられる
  • 家賃は月収の1/3以下に抑える
  • 初期費用は50万円ほどかかる

【結論】フリーターでも賃貸は借りられる!

【結論】フリーターでも賃貸は借りられる!

結論から書くと、フリーターでも賃貸は借りることができます。
しかし、フリーターだと賃貸が借りづらいという話は事実です。

探せばフリーターでも借りられるお部屋はもちろんたくさんありますが、正社員として働いている方に比べると圧倒的に審査の通過が厳しく、落とされてしまうことも珍しくありません。

フリーターとして賃貸を借りに行く場合は、家賃をできるだけ安い物件を狙ったり、親族に連帯保証人を頼んだりといった対策を取っておくとスムーズにお部屋を借りることができます。

何も考えずに適当にお部屋探しを始めてしまうと、想定よりも引っ越しに時間がかかるので注意しましょう。
収入が特別少ないのであれば、自分で契約するのではなく親族に代理で契約してもらうこともおすすめです。

フリーターが賃貸を借りる方法

フリーターが賃貸を借りる方法

フリーターが賃貸を借りる方法を紹介します。
お部屋探しの際や不動産屋に相談に行く際は、下記を参考にしてください。

フリーターが賃貸を借りる方法

  • 家賃を月収の1/3以下に抑える
  • 預貯金審査で支払い能力を証明する
  • 親族に連帯保証人を頼む
  • 安定収入のある親族に代理契約を依頼する
  • 身だしなみに注意して不動産屋での印象を良くする
  • 就職活動中だとアピールする

家賃を月収の1/3以下に抑える

フリーターが賃貸を借りる方法1つ目は、「家賃を月収の1/3以下に抑える」です。
お部屋の家賃を決める場合は、家賃を月収の1/3以下に抑えることが大切です。

なぜかというと、審査の際には支払い能力があるかどうかの確認のために、家賃が月収の1/3以下に収まっているかを確認されるからです。

月収の半分近い家賃のお部屋を選んでしまうと、支払い能力がないと判断され審査に落とされる確率が高まるので注意しましょう。

預貯金審査で支払い能力を証明する

フリーターが賃貸を借りる方法2つ目は、「預貯金審査で支払い能力を証明する」です。
月収が不安定な場合や月収が少ない場合には、預貯金審査で支払い能力を証明することがおすすめです。

預貯金審査とは、名前の通り預貯金残高で審査を受けられる審査方法です。
預貯金審査であれば、仮に一時的に収入が少ない状態にあったり月収が月々によって大きく変動したりする場合にも支払い能力がある事を証明し、お部屋を借りられる可能性があります。

親族に連帯保証人を頼む

フリーターが賃貸を借りる方法3つ目は、「親族に連帯保証人を頼む」です。
もしも親族に安定した収入のある方がいるのであれば、審査の際に連帯保証人になってもらえないか頼むことがおすすめです。

連帯保証人とは、お部屋の契約者が何らかの事情で家賃を支払えなくなった際に、代わりに支払い義務を負う役割のことです。

連帯保証人がいるとお部屋の大家さんは最悪の場合にも家賃を回収できるようになるため、審査の通過がしやすくなります。

自分が家賃を滞納しない限りは、絶対に迷惑がかかることはないため、安定収入のある親族がいるのであれば連帯保証人を依頼してみましょう。

安定収入のある親族に代理契約を依頼する

フリーターが賃貸を借りる方法4つ目は、「安定収入のある親族に代理契約を依頼する」です。
もしも安定収入のある親族がいるのであれば、自分でお部屋を契約せずに親族に代理契約を依頼する選択肢もあります。

代理契約とは、名前の通り代理で他の方に契約者になってもらう契約方法のことで、審査の際には契約者となる方の収入や職業で審査を受けることができます。

事前に申告をしていれば代理契約をしたとしても規約違反になることはないため、頼れる親族がいる方は代理で契約することも検討してみましょう。

身だしなみに注意して不動産屋での印象を良くする

フリーターが賃貸を借りる方法5つ目は、「身だしなみに注意して不動産屋での印象を良くする」です。
不動産屋さんは、お部屋を借りに来た方の身だしなみもチェックしています。

なぜなら身だしなみには、その人の私生活が出るからです。
そのため、不動産屋さんに相談に行く際は少しでも身だしなみに注意して、相手に良い印象が与えられるようにすることが大切です。

汚らしい身なりで相談に行くと、お部屋も汚されそうだと警戒されるので注意してください。

就職活動中だとアピールする

フリーターが賃貸を借りる方法6つ目は、「就職活動中だとアピールする」です。
フリーターは収入が不安定なことから大家さんに嫌がられる傾向があります。

そのため不動産屋で相談する際は、現在は一時的にフリーターだけど就職活動中で正社員として働きたいとアピールすることがおすすめです。

実際にお部屋を借りた後で正社員にならなかったとしてもお部屋から追い出されたりはしないため、職業を打ち明ける際は就職活動中ということにしておきましょう。

フリーターが賃貸審査に落ちた場合の対処法

フリーターが賃貸審査に落ちた場合の対処法

フリーターが賃貸審査に落ちた場合の対処法を紹介します。
フリーターは収入が安定していないことから正社員として働いている方などよりも審査に落とされやすい傾向があります。

そのため、落とされることは珍しいことではなく、落ちてしまっても落ち込む必要はありません。

フリーターが賃貸審査に落ちた場合の対象法

  • 家賃を下げて物件を探し直す
  • 審査が緩い保証会社で再審査を受ける

家賃を下げて物件を探し直す

落ちた場合の対処法1つ目は、「家賃を下げて物件を探し直す」です。
もしも審査に落ちてしまったのであれば、そのまま何も考えずに次の物件を探すのではなく、落とされてしまったお部屋よりも家賃を下げて物件を探し直すことがおすすめです。

なぜかというと、審査に落とされてしまった場合家賃に対して収入が少ないと判断されたと考えられるため、再度同じ価格帯のお部屋で審査を受け直しても審査に受かる確率が低いからです。

比較的家賃の相場が安い地域でお部屋を探すなどの工夫をすれば、家賃を下げても条件に合う物件は見つかるため、次のお部屋探しでは家賃を下げることも検討してみましょう。

審査が緩い保証会社で再審査を受ける

落ちた場合の対処法2つ目は、「審査が緩い保証会社で再審査を受ける」です。
お部屋を借りる際には保証会社の利用が必須となっているケースが大半ですが、保証会社は会社ごとに審査基準が違っており、審査の難易度も様々です。

そのため、審査におとされてしまった場合は審査が緩めな保証会社で再審査を受けることがおすすめです。
審査が厳しめな保証会社では職業だけを見て落とすケースもありますが、審査が緩めな保証会社であればフリーターの方でも通過できる可能性があります。

ほとんどのお部屋で保証会社は2つ以上用意されているため、落ちてしまっても再審査を受けられないか確認してみましょう。

フリーターが賃貸を借りる場合の費用の目安

フリーターが賃貸を借りる場合の費用の目安

フリーターが賃貸を借りる場合の費用の目安を紹介します。
各項目ごとの費用の目安は、下記のとおりです。

フリーターが賃貸を借りる場合の費用の目安

  • 敷金・礼金 各家賃1か月分
  • 仲介手数料 家賃1か月分
  • 前家賃 1か月分+日割り
  • 火災保険料 約2万円
  • 鍵交換費用 1万円~2万円
  • 清掃費用 約2万円
  • 引っ越し業者代 5万円~10万円

賃貸を契約する場合、上記のような費用がかかります。
敷金・礼金・仲介手数料はかからない場合もありますが、火災保険料は加入が必須のため絶対にかかってきます。

費用を抑えたい倍は敷金・礼金・仲介手数料が無料の物件を選ぶことがおすすめです。
引っ越し業者の費用や鍵交換費、清掃費用は目安よりも多く請求されるケースもあるので、あらかじめ多めに貯金を作っておくと安心です。

フリーターが賃貸契約時にチェックされる項目

フリーターが賃貸契約時にチェックされる項目

フリーターが賃貸契約時チェックされる項目としては、下記のような項目があります。

フリーターが賃貸契約時にチェックされる項目
  • 家賃に対して十分な収入があるか
  • 過去に家賃の滞納やクレジットカードの滞納をしていないか
  • 犯罪歴などがネットから確認できないか
  • 勤続年数はどのくらいか

審査時にチェックされる項目は利用する不動産会社や家賃保証会社によって若干の違いがありますが、家賃に対して十分な収入があるかだけはどこでも絶対に確認されます。

そのため、収入は少ないのにもかかわらず高額な家賃のお部屋を選んでしまったり、収入の半分近い家賃のお部屋を選んだりすると当然審査に落とされることになります。

過去の家賃の滞納歴や犯罪歴などは審査時に調べればわかることのため、自分から不動産会社の方に打ち明ける必要はありません。

フリーターが賃貸を契約する際に初期費用を抑える方法

フリーターが賃貸を契約する際に初期費用を抑える方法

フリーターが賃貸を契約する際に初期費用を抑える方法を紹介します。
具体的な初期費用を抑える方法としては、下記のような方法があります。

フリーターが賃貸を契約する際に初期費用を抑える方法

  • フリーレント物件を探す
  • 敷金・礼金ゼロ物件を探す
  • 複数の引っ越し業者から見積もりをとる

初期費用は一般的に家賃半年分前後のお金がかかると言われています。
貯金に余裕がない方は節約できるポイントを把握して、初期費用を安く抑えられるようにしましょう。

フリーレント物件を探す

初期費用を抑えるコツ1つ目は、「フリーレント物件を探す」です。
フリーレント物件とは、契約から一定期間の間家賃が無料になる物件のことです。

フリーレント物件であれば、契約から数か月分の家賃が無料になるため初期費用を抑えることが可能です。
フリーレント物件は各不動産会社のキャンペーンのケースが多いため、探す際はネットの賃貸情報サイトよりも不動産屋さんへ直接聞きに行きましょう。

なお、フリーレント物件は契約から一定期間の家賃が無料になりますが前家賃は支払わなければいけないケースもあるので注意してください。

敷金・礼金ゼロ物件を探す

初期費用を抑えるコツ2つ目は、「敷金・礼金ゼロ物件を探す」です。
賃貸は基本的に入居時に敷金や礼金がかかるケースが多いですが、入居者募集中の物件の中には早く入居者を見つけるために敷金・礼金をゼロにしている物件があります。

敷金や礼金は必要になってくる場合、それぞれ家賃1か月分ほどの費用が掛かるため、初期費用を抑えたい場合にはなるべく敷金・礼金がゼロの物件を探すことがおすすめです。

なお、ペットを飼育する場合は敷金がかかることが大半なので注意しましょう。

複数の引っ越し業者から見積もりをとる

初期費用を抑えるコツ3つ目は、「複数の引っ越し業者から見積もりをとる」です。
引っ越し時に契約する引っ越し屋さんは、業者ごとに料金が違います。

そのため、引っ越しをする際はできる限り複数社から見積もりを取ることがおすすめです。
複数社から見積もりを取ると自ずと安い業者がわかるため、引っ越し業者にかかる費用を節約できます。

1社だけで決めてしまうよりも1万円ほど料金に差が出てくるケースもあるため、予算に余裕がない場合は面倒くさがらずに極力複数社から見積もりを取るようにしましょう。

フリーターが賃貸を借りる際の注意点

フリーターが賃貸を借りる際の注意点

フリーターの方賃貸を借りる際は、以下の3点に注意しましょう。

フリーターが賃貸を借りる際の注意点

  • 契約書はしっかりと読む
  • 短期解約違約金の有無を確認する
  • ゴミ捨て場の荒れ具合から住民の民度を確認する

賃貸の契約には、仮にフリーレントなどの物件などを利用したとしても30万円ほどの初期費用が掛かります。
1度お部屋を借りてしまうと、仮に住んだ後で気になる部分が出てきたとしても簡単には引っ越せないので注意してください。

特に契約時には契約関連のことは十分に確認することが大切です。
わからないことがある状態で契約を結んでしまったとしても、契約を結んだあとでは知らなかったは通用しません。

フリーターの賃貸審査についてよくある質問

フリーターの賃貸審査についてよくある質問

最後にフリーターの賃貸契約についてよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、下記の4つの質問です。

フリーターの賃貸審査についてよくある質問

  • フリーターは保証人がいないと賃貸を契約できませんか?
  • バイトを始めたばかりだと賃貸は借りられませんか?
  • アルバイトが賃貸を借りる場合収入証明が必要ですか?
  • フリーターが一人暮らしを始めるのにいくら必要ですか?

フリーターは保証人がいないと賃貸を契約できませんか?

フリーターであっても、現代では保証人よりも保証会社が主流となっているため、保証人なしで賃貸を契約することが可能です。

保証会社とは、保証人の役割を担ってくれるサービスで、賃貸の申し込み時に同時に家賃保証会社を契約するよう求められるケースが多いです。

保証会社の利用には、審査があり審査に通過しなければ保証会社を利用することはできません。
しかし仮に保証会社の審査に落ちたとしても、保証会社の利用を入居条件としている物件が多いため保証人は必要にならないことの方が大半です。

バイトを始めたばかりだと賃貸は借りられませんか?

バイトを始めたばかりだからと言って賃貸を借りられないことはありませんが、賃貸を借りるためには最初に初期費用として家賃半年分前後の費用が掛かるため注意が必要です。

十分な貯金があるのであればバイトを始めたばかりの状況で賃貸を契約しても問題ありませんが、もしも貯金も全くないのであれば貯金をある程度作ってからお部屋を借りることがおすすめです。

なおバイトを始めたばかりでも探せば借りられるお部屋はありますが、勤続年数が短いことから審査は落とされやすい可能性が高いです。

アルバイトが賃貸を借りる場合収入証明が必要ですか?

アルバイトに限らず、賃貸申し込み時に収入証明書が必要になるかは人によります。
そのため、提出を求められる人もいれば、提出せずに審査に通過できるケースもあります。

アルバイトに限らず審査時には収入証明書の提出を求められるケースが少なくないため、引っ越しを検討しているのであれば給与明細書をとっておくことがおすすめです。

用意をしていないと提出を求められた際に、収入を証明できないと判断され審査自体を断られることになります。

フリーターが一人暮らしを始めるのにいくら必要ですか?

フリーターの方が一人暮らしを始める場合、約45万円位の費用が掛かると言われています。
内訳は、敷金・礼金・鍵の交換費などのお部屋の契約にかかる費用が30万円、引っ越し業者の費用が5万円、家具や家電の購入費用が10万円の計算です。

遠い距離間での引っ越しの場合引っ越し業者の費用がより高くなるので注意してください。
あまり貯金がなく一人暮らしを始めるにあたってかかる費用を抑えたいのであれば、敷金・礼金無料物件を選んだり鍵の交換を断ったりすることもおすすめです。

【まとめ】フリーターでも賃貸物件は借りられるの?

【まとめ】フリーターでも賃貸物件は借りられるの?

本記事ではフリーターでも賃貸物件を借りられるのかについて紹介しました。
いかがだったでしょうか?

フリーターであっても賃貸は借りられます。
しかし、正社員として働いている社会人の方と比べるとやはり審査の通過は簡単ではありません。

必ず希望通りの物件が借りられるとは限らないので、お部屋選びの際は注意しましょう。
本記事がフリーターとして働いており、お部屋を探している方のお役に立てれば幸いです。