利用者Sさん
利用者K君
フリーターは賃貸を借りづらいという噂がありますが、実際どうなのでしょうか。
フリーターのままだと1人暮らしは始められないのか気になりますよね。
本記事では、フリーターが賃貸審査を通過させるコツについて詳しく紹介していきます。
- フリーターが賃貸審査を通過させるコツ
- 落ちた時の対処法
- 初期費用を抑える方法
目次
フリーターが賃貸審査を突破するための7つのポイント
フリーターが賃貸審査を突破するためのポイントを紹介します。
賃貸審査を突破するためのコツ
- 独立系保証会社を利用する
- 不人気な物件で審査に望む
- 家賃を月収の1/3以下に抑える
- 預貯金審査で支払い能力を証明する
- 親族に連帯保証人を頼む
- 収入のある親族に代理契約を依頼する
- 身だしなみに注意して印象を良くする
- 就職活動中だとアピールする
- 属性を変えて審査に望む
独立系保証会社を利用する
フリーターとして審査を受ける場合は、独立系保証会社の利用をおすすめします。
独立系保証会社とは信販系や協会系に属さない会社のことで、信販系と協会系に分類される保証会社と比べて審査が緩く、フリーターでも審査の通過を期待できます。
独立系に分類される会社は、以下の通りです。
代表的な独立系保証会社一覧
- フォーシーズ
- 日本セーフティー
- Casa
- オーロラ
- 日本賃貸保証
- プラザ賃貸保証
- ハウスリーブ
- アールエムトラスト
- アルファー
- イントラスト
- ジェイリース
不人気な物件で審査に望む
賃貸物件は、入居者が集まりやすい人気の物件ほど審査が厳しく、入居者が集まりづらい不人気な物件ほど審査が簡単です。
職業フリーターとして審査を受ける際は、立地や築年数といった物件に求める条件を緩めるて、不人気物件も視野に入れることをおすすめします。
審査が緩めな物件の特徴は、以下の通りです。
審査が緩めな物件の特徴
- 駅から距離離れている
- ユニットバス
- 築年数が古い
- 木造
家賃を月収の1/3以下に抑える
お部屋の家賃を決める際は、家賃を月収の1/3以下に抑えることが大切です。
審査の際には支払い能力があるかどうかの確認のために、家賃が月収の1/3以下に収まっているかを確認されます。
収入 | 家賃の目安 |
---|---|
15万円 | 5万円 |
18万円 | 6万円 |
20万円 | 66,000円 |
25万円 | 83,000円 |
目安を大きく超えると、支払い能力がないと判断され審査に落とされる確率が高まるので注意しましょう。
預貯金審査で支払い能力を証明する
月収が不安定な場合や月収が少ない場合には、預貯金審査で支払い能力を証明することがおすすめです。
預貯金審査とは、名前の通り預貯金残高で審査を受けられる審査方法です。
預貯金審査であれば、仮に一時的に収入が少ない状態にあったり月収が月々によって大きく変動したりする場合にも、支払い能力がある事を証明し、お部屋を借りられる可能性があります。
親族に連帯保証人を頼む
もしも親族に安定した収入のある方がいるのであれば、審査の際に連帯保証人になってもらえないか頼むことをおすすめします。
連帯保証人とは、お部屋の契約者が何らかの事情で家賃を支払えなくなった際に、代わりに支払い義務を負う役割のことで、立てていた方が審査は通過しやすくなります。
自分が家賃を滞納しない限り迷惑はかからないので、安定収入のある親族がいる方は連帯保証人を依頼してみましょう。
安定収入のある親族に代理契約を依頼する
もしも安定収入のある親族がいるのであれば、自分でお部屋を契約せずに親族に代理契約を依頼する選択肢もあります。
代理契約とは、名前の通り代理でほかの方に契約者になってもらう契約方法のことで、契約者となる方の収入や職業で審査を受けられます。
事前に申告をしていれば代理契約をしたとしても規約違反になることはないため、頼れる親族がいる方は代理で契約する方法も検討してみましょう。
身だしなみに注意して不動産屋での印象を良くする
不動産屋さんは人柄を確認するために、お部屋を借りに来た方の身だしなみもチェックしています。
汚らしい身なりで相談に行くと、お部屋も汚されそうだと警戒されるので注意してください。
不動産屋さんに行く際は身だしなみと態度に注意して、良い印象が与えられるよう努めることが大切です。
審査通過に困難な属性を変えて審査に望む
フリーターは正社員として働いている人と比べて収入が変動することから、審査で不利に影響する傾向があります。
家賃に見合った収入があっても審査に落とされるケースは珍しくないため、希望のお部屋を契約したい方や審査を長引かせたくない方はアリバイ会社の利用をおすすめします。
アリバイ会社とは、賃貸審査時に様々なアリバイを提供しているサービスです。
契約するとフリーターのようにマイナスな属性を抱えている方でも、審査で有利な職業・収入状況として審査が受けられます。
フリーターが賃貸審査に落ちた場合の対処法
フリーターが賃貸審査に落ちた時の対処法を紹介します。
フリーターは収入が安定していないことから正社員として働いている方よりも審査に落とされやすい傾向があります。
そのため、落とされることは珍しいことではなく、落ちてしまっても落ち込む必要はありません。
フリーターが賃貸審査に落ちた時の対象法
- 家賃を下げて物件を探し直す
- 審査がゆるい保証会社で再審査を受ける
フリーターが賃貸を借りる場合の費用の目安
フリーターが賃貸を借りる際にかかる費用の目安を紹介します。
各項目ごとの費用の目安は、下記のとおりです。
敷金・礼金 | 各家賃1ヵ月分 |
---|---|
仲介手数料 | 家賃1ヵ月分 |
前家賃 | 家賃1ヵ月分+日割り |
火災保険料 | 2万円 |
鍵交換費用 | 1~2万円 |
清掃費用 | 2万円 |
引っ越し費用 | 5~10万円 |
賃貸を契約する際には、上記のような費用がかかります。
敷金・礼金・仲介手数料はかからないケースもありますが、火災保険料は加入が必須のため絶対にかかってきます。
費用を抑えたい倍は敷金・礼金・仲介手数料が無料の物件を選ぶことがおすすめです。
引っ越し業者の費用や鍵交換費、清掃費用は目安よりも多く請求されるケースもあるので、あらかじめ多めに貯金を作っておくと安心です。
フリーターが賃貸契約時にチェックされる項目
フリーターが賃貸契約時チェックされる項目としては、下記のような項目があります。
- 家賃に対して十分な収入があるか
- 過去に滞納をしていないか
- 犯罪歴がネットから確認できないか
- 勤続年数はどのくらいか
審査時にチェックされる項目は利用する不動産会社や家賃保証会社によって若干の違いがありますが、家賃に対して十分な収入があるかだけはどこでも絶対に確認されます。
そのため、収入は少ないのにもかかわらず高額な家賃のお部屋を選んでしまったり、収入の半分近い家賃のお部屋を選んだりすると当然審査に落とされることになります。
過去の家賃の滞納歴や犯罪歴などは審査時に調べればわかることなので、自分から不動産会社の方に打ち明ける必要はありません。
フリーターが賃貸を契約する際に初期費用を抑える方法
フリーターが賃貸を契約する際に初期費用を抑える方法を紹介します。
具体的な初期費用を抑える方法としては、下記のような方法があります。
フリーターが賃貸を契約する際に初期費用を抑える方法
- フリーレント物件を探す
- 敷金・礼金ゼロ物件を探す
- 複数の引っ越し業者から見積もりをとる
初期費用は一般的に家賃半年分前後のお金がかかると言われています。
貯金に余裕がない方は節約できるポイントを把握して、初期費用を安く抑えましょう。
フリーレント物件を探す
初期費用を抑えるコツ1つ目は、「フリーレント物件を探す」です。
フリーレント物件とは、契約から一定期間の間家賃が無料になる物件のことです。
フリーレント物件であれば、契約から数か月分の家賃が無料になるため初期費用を抑えられます。
フリーレント物件は各不動産会社のキャンペーンのケースが多いので、探す際はネットの賃貸情報サイトよりも不動産屋さんへ直接聞きに行きましょう。
なお、フリーレント物件は契約から一定期間の家賃が無料になりますが前家賃は支払わなければいけないケースもあるので注意してください。
敷金・礼金ゼロ物件を探す
初期費用を抑えるコツ2つ目は、「敷金・礼金ゼロ物件を探す」です。
賃貸は基本的に入居時に敷金や礼金がかかるケースが多いですが、入居者募集中の物件の中には早く入居者を見つけるために敷金・礼金をゼロにしている物件があります。
敷金や礼金は必要になってくる場合、それぞれ家賃1か月分ほどの費用がかかるため、初期費用を抑えたい際にはなるべく敷金・礼金がゼロの物件を探すことがおすすめです。
なお、ペットを飼育する場合は敷金がかかることが大半なので注意しましょう。
複数の引っ越し業者から見積もりをとる
初期費用を抑えるコツ3つ目は、「複数の引っ越し業者から見積もりをとる」です。
引っ越し時に契約する引っ越し屋さんは、業者ごとに料金が違います。
そのため、引っ越しをする際はできる限り複数社から見積もりを取ることがおすすめです。
複数社から見積もりを取ると自ずと安い業者がわかり、引っ越し業者にかかる費用を節約できます。
1社だけで決めてしまうよりも1万円ほど料金に差が出てくるケースもあるので、予算に余裕がない方は極力複数社から見積もりを取りましょう。
フリーターが賃貸を借りる際の注意点
フリーターの方賃貸を借りる際は、以下の3点に注意しましょう。
フリーターが賃貸を借りる際の注意点
- 契約書はしっかりと読む
- 短期解約違約金の有無を確認する
- ゴミ捨て場から住民のマナーを確認する
賃貸の契約には、仮にフリーレントの物件を利用したとしても30万円ほどの初期費用がかかります。
1度お部屋を借りてしまうと、仮に住んだ後で気になる部分が出てきたとしても簡単には引っ越せないので注意してください。
特に契約時には契約関連のことは十分に確認することが大切です。
わからないことがある状態で契約を結んでしまったとしても、契約を結んだあとでは知らなかったは通用しません。
フリーターの賃貸審査についてよくある質問
最後にフリーターの賃貸契約についてよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、下記の4つの質問です。
フリーターの賃貸審査についてよくある質問
- 保証人がいないと賃貸を契約できない?
- バイトを始めたてだと借りられない?
- 賃貸契約時に収入証明は必要?
- 一人暮らしを始めるにはいくら必要?
フリーターは保証人がいないと賃貸を契約できませんか?
フリーターであっても、現代では保証人よりも保証会社が主流となっており、保証人なしで賃貸を契約可能です。
保証会社とは、保証人の役割を担ってくれるサービスで、賃貸の申し込み時に同時に家賃保証会社を契約するよう求められるケースが多いです。
保証会社の利用には、審査があり審査に通過しなければ保証会社を利用することはできません。
しかし仮に保証会社の審査に落ちたとしても、保証会社の利用を入居条件としている物件が多いため保証人は必要にならないことの方が大半です。
バイトを始めたばかりだと賃貸は借りられませんか?
バイトを始めたばかりだからと言って賃貸を借りられないことはありませんが、賃貸を借りるには最初に初期費用として家賃半年分前後の費用がかかることに注意が必要です。
十分な貯金があるのであればバイトを始めたばかりの状況で賃貸を契約しても問題ありませんが、もしも貯金も全くないのであれば貯金をある程度作ってからお部屋を借りることがおすすめです。
なおバイトを始めたばかりでも探せば借りられるお部屋はありますが、勤続年数が短いことから審査は落とされる可能性が考えられます。
アルバイトが賃貸を借りる場合収入証明が必要ですか?
アルバイトに限らず、賃貸申し込み時に収入証明書が必要になるかは人によります。
そのため、提出を求められる人もいれば、提出せずに審査に通過できるケースもあります。
アルバイトに限らず審査時には収入証明書の提出を求められるケースが少なくないため、引っ越しを検討しているのであれば給与明細書をとっておくことがおすすめです。
用意をしていないと提出を求められた際に、収入を証明できないと判断され審査自体を断られることになります。
フリーターが一人暮らしを始めるのにいくら必要ですか?
フリーターの方が一人暮らしを始める場合、約45万円位の費用がかかると言われています。
内訳は、敷金・礼金・鍵の交換費などのお部屋の契約にかかる費用が30万円、引っ越し業者の費用が5万円、家具や家電の購入費用が10万円の計算です。
遠い距離間で引っ越す場合、引っ越し業者の費用がより高くなるので注意してください。
あまり貯金がなく一人暮らしを始めるにあたってかかる費用を抑えたいのであれば、敷金・礼金無料物件を選んだり鍵の交換を断ったりすることもおすすめです。
フリーターでも賃貸審査を通過させることは可能!
本記事ではフリーターでも賃貸物件を借りられるのかについて紹介しました。
フリーターであっても賃貸は借りられますが、正社員として働いている方と比べるとやはり簡単ではありません。
家賃に対して十分な収入があっても落とされるケースは珍しくないので、審査を受ける際は万全の対策をとってから申し込みましょう。
お部屋選びで妥協したくない方や、引っ越しを急いでいる方は、アリバイ会社の利用も検討してみることがおすすめです。
アリバイ会社を利用すれば、審査の通過確率を大きく上げられます。