「UR賃貸住宅を借りたいけど緊急連絡先がいない…」
UR賃貸の物件を借りる際に、緊急連絡先で悩んでいませんか?

緊急連絡先を親族に頼めないと誰に頼めばよいのか迷ってしまいますよね。
本記事ではUR賃貸住宅を借りる際に緊急連絡先がいない場合どうすべきなのかについて詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • UR賃貸を借りる際に緊急連絡先に選べる相手の条件
  • 親族に緊急連絡先を頼めない場合の対処法
  • 保証人と緊急連絡先の違い

UR賃貸住宅の緊急連絡先に関する基本情報

UR賃貸住宅の緊急連絡先に関する基本情報

まずUR賃貸住宅の緊急連絡先に関する基本情報をまとめて紹介します。
UR賃貸の物件を検討している人はぜひ参考にしてください。

UR賃貸住宅の緊急連絡先に関する基本情報

  • 契約時に2名分の連絡先が必要
  • 登録時に記入を求められる情報
  • 審査時に確認の電話はない

UR賃貸住宅では契約時に2名分の緊急連絡先が必要

UR賃貸の物件に申し込む前に必ず覚えておくべきことがあります。
それは、契約時緊急連絡先を2名分の求められることです。

賃貸を借りる際に必要になる緊急連絡先は通常1名ですが、UR賃貸では他社とは違い2名分の連絡先が求められます。
場合によっては1名で済むケースもあるようですが、1名で良い条件は公表されていません。

申し込む時点で、誰に頼むか2名分目星をつけておくと良いでしょう。

緊急連絡先登録時に記入を求められる情報

UR賃貸の物件を借りる際に、登録する緊急連絡先で記入を求められる情報は以下の通りです。

記入を求められる項目

  • 氏名
  • 性別
  • 電話番号(自宅・携帯電話両方)
  • 連絡先住所
  • 契約名義人との関係
  • 鍵を預けているか(はい・いいえの2択)
  • 備考(ある場合のみ)

電話番号は自宅と携帯電話両方の番号を記入するスペースが設けられていますが、どちらか片方のみの記入で問題ありません。
鍵を預けているかという項目は、UR賃貸の物件に住み始めた後で連絡先相手に鍵を預けるのか問われています。

UR賃貸では登録時に緊急連絡先が2名分必要なため、全ての項目が2名分用意されています。

審査時に確認の電話はない

利用する会社や大家さんによっては、賃貸契約時に緊急連絡先宛てに確認電話がかかる場合がありますが、UR賃貸では確認の電話はきません。

電話番号を間違いがないかチェックされないため、登録時には必ず自分で間違いがないか確認するようにしましょう。

間違っていても審査に影響はありませんが、自分が緊急の事態に陥った際に困ることになります。

緊急連絡先に設定できる人の条件

緊急連絡先に設定できる人の条件

UR賃貸の物件を契約する際に、緊急連絡先に設定できる人の条件は以下の通りです。

設定できる人の条件

  • 原則3親等以内の親族に頼む
  • 親族が難しい場合は知人でも良い
  • 嘘の記入はNG

それぞれの条件について紹介していきます。

原則3親等以内の親族に頼む

UR賃貸の物件に限らず、賃貸を借りる際に提出する緊急連絡先は、原則3親等以内の親族に頼むルールがあります。
そのため、親族に頼める場合には、親族を連絡先に設定する必要があります。

事情があり難しい場合にも、説明せずにいきなり友人や知人の連絡先を設定しようとすると、止められてしまうため注意しましょう。

3親等以内の親族には、祖父母や父母、兄弟、姉妹、叔父、叔母、子などが当てはまります。
頼める親族が複数いる場合は、連絡が付きやすい相手を選ぶと良いでしょう。

親族が難しい場合は友人や知人を選んでも良い

賃貸を契約する際に提出する緊急連絡先は、原則3親等以内の親族に頼むルールがあると先述しましたが、親族が難しい場合は友人や知人を選んでも問題ありません。

そのため、親族と絶縁状態や仲が悪い場合まで、無理に親族に連絡先を頼む必要はありません。
頼めない場合には無理せずに友人や知人に頼めないか検討してみましょう。

一度登録すると賃借人が変更手続きを行わない限り変わらないため、友人や知人に頼む場合はできる限り親しい人に頼むようにしましょう。

嘘の記入はNG

緊急連絡先を頼む相手がいなかったとしても、嘘の緊急連絡先記入は絶対にNGです。
なぜなら、嘘を記入すると気づかれた際にトラブルに発展する可能性があるからです。

嘘を付いた場合に起こり得るトラブル

  • 審査に落とされる
  • 今後の申し込みを拒否される
  • 強制退去

仮に嘘で審査を通過できても嘘を記入は残り続けるため、いつか気づかれるのではないかという不安が常に付きまといます。

嘘を記入するのは簡単ですが、得られるメリットよりもデメリットの方が大きいためおすすめできません。
頼む相手がいないなら、緊急連絡先代行業者の利用を検討してみてください。

UR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がない場合の対処法

UR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がない場合の対処法

UR賃貸住宅を契約する際に緊急連絡先がない場合の対処法としては、以下のような方法があります。

UR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がない場合の対処法

  • 友人や知人に頼む
  • 緊急連絡先代行業者に依頼する
  • 弁護士や行政書士に依頼する

親族を頼れなくても連絡先を確保する方法はあるため、間違っても嘘を記入するのはやめましょう。
それぞれの対処法にかかる費用は以下の通りです。

対処法 費用の相場
友人や知人に頼む方法 0円
緊急連絡先代行業者に依頼する方法 約1~3万円
弁護士・行政書士に依頼する方法 約3~10万円

友人や知人に頼む

最もおすすめの対処法は、友人や知人に頼む方法です。
緊急連絡先は原則親族に頼むルールがありますが、事情がある場合は友人や知人に頼んでも問題ありません。

親族には頼めないけれど友人や知人でも良いなら頼める相手がいる場合には、友人や知人に頼む方法を検討してみてください。

緊急連絡先は、緊急時に電話がかかってくるだけの役割のため、頼んだ相手に迷惑はかかりません。
ほかの方法の場合、少なくても1万円以上の費用がかかるため、事情を打ち明けて相談してみてましょう。

緊急連絡先代行業者に依頼する

友人や知人にも頼めない場合には、緊急連絡先代行業者に依頼する方法がおすすめです。
緊急連絡先代行業者とは、身寄りがない人や親族と絶縁している人から緊急連絡先を請け負っている業者です。

緊急連絡先代行業者に依頼するメリットは誰でもすぐに連絡先が確保できることで、デメリットは親族や知人を頼る場合と比べると費用がかかることです。
1回あたり1~3万円程度の費用で利用できます。

なお、有料の対処法の中では代行業者に依頼する方法が最も安く済ませられます。

弁護士や行政書士に依頼する

UR賃貸の申し込みに利用する場合はあまりおすすめできませんが、弁護士や行政書士に依頼する方法もあります。

緊急連絡先を依頼するとなると代行業者に依頼する方が多いですが、弁護士や行政書士にも成年後見人制度や顧問契約などを利用して依頼できます。

UR賃貸の場合おすすめできない理由は、緊急連絡先がUR賃貸では2名分必要だからです。
弁護士や行政書士に依頼する方法では、利用するサービスにもよりますが1年あたり3~8万円前後の費用がかかります。

2名分必要となると費用は2倍の6~16万円になるため、URを契約する場合に限っては弁護士や行政書士に依頼する方法は現実的ではないと言えます。

緊急連絡先の提出を求められる理由

緊急連絡先の提出を求められる理由

賃貸を契約する際に、緊急連絡先の提出を求められるのは、主に以下のような理由があります。

緊急連絡先の提出を求められる理由

  • 災害発生時に安否確認を行うため
  • 本人との連絡が取れなくなった時のため

それぞれの理由を詳しく解説します。

災害発生時に安否確認を行うため

賃貸契約時に必要になる緊急連絡先は、災害発生時に賃借人の安否確認を行うためにあらかじめ提出を求められています。

そのため、借りている物件や物件のあるエリアで災害が発生した際には賃借人本人だけでなく、緊急連絡先相手まで安否確認の電話が入る場合があります。

災害が発生した際に自分に次いで連絡が入るのが緊急連絡先のため、あらかじめ両親や兄弟など連絡してほしい相手を登録しておくと良いでしょう。

本人との連絡が取れなくなった時のため

緊急連絡先の提出を求められる最大の理由は、本人との連絡が取れなくなった時のためです。
本人との連絡が取れない時とは主に以下のようなシーンが想定されています。

本人との連絡が取れない時

  • 家賃滞納の督促連絡をしても返事が来ない場合
  • 賃借人の自宅を訪問しても常に留守で会えない場合
  • 返信の必要がある手紙を送っても返事がこない場合

上記のようなシーンでは、賃借人が亡くなっているケースや行方不明になっているケースが考えられるため、本人への連絡に止まらず緊急連絡先が使用されます。

なお、本人が家賃を滞納しながら連絡に応答しない場合にも使用される場合がありますが、緊急連絡先に登録していた人には支払い責任はありません。

緊急連絡先と保証人の違い

緊急連絡先と保証人の違い

緊急連絡先と保証人は、以下の点に違いがあります。

緊急連絡先と保証人の違い

  • 支払い責任の有無
  • 登録時の審査の有無
  • 頼める相手の条件

保証人・連帯保証人は賃借人と同様に家賃の支払い責任があるのに対して、緊急連絡先には家賃の支払い責任がありません。

また、保証人・連帯保証人には登録時に必ず審査があるのに対して、緊急連絡先には審査が無いケースほとんどです。

どちらも賃貸契約時に必要になる点が同じですが、役割を勘違いしていると頼む相手に迷惑がかかる可能性があるため注意しましょう。

UR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がいない人からよくある質問

UR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がいない人からよくある質問

最後にUR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がいない人からよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の5つの質問です。

よくある質問

  • URのお客様センターの電話番号は?
  • URの相談窓口はどこですか?
  • URに緊急連絡先が不要の部屋はある?
  • レオパレスは緊急連絡先がいなくても借りられる?
  • URの家賃を滞納したらどうなる?

UR賃貸住宅のお客様センターの電話番号は?

UR賃貸住宅では住まいに関する相談事に対応している住まいセンターが複数あり、センターごとに管轄地域が分けられています。

電話番号も住まいセンターごとに異なるため、電話をする際はUR都市機構のホームページから確認してください。

東京や埼玉、大阪などのように人口が多い都道府県は、エリアごとに細かく住まいセンターが分けられているため間違えないよう注意しましょう。

URの相談窓口はどこですか?

UR賃貸の相談窓口は、相談内容ごとに分かれています。
相談内容ごとの相談窓口は以下の通りです。

相談窓口 対応している相談内容
お住まいの物件がある地域を管轄している住まいセンター 現在住んでいるURの物件に関する相談
お近くのUR営業センター UR賃貸住宅を借りたい

住まいセンターもUR営業センターも共に複数存在するため、相談する際は自分が住んでいる地域のセンターの電話番号を調べてから連絡する必要があります。

URに緊急連絡先が不要で契約できるお部屋はありますか?

URの物件は契約時に2名分の緊急連絡先の提出が必須とされています。
そのため、緊急連絡先なしで契約できるお部屋はない可能性が高いです。

緊急連絡先を立てられないけれどUR賃貸の物件が借りたい場合は、緊急連絡先代行業者を利用すると良いでしょう。

代行業者を利用すれば親族に連絡先を頼めない人でも連絡先を用意できます。

レオパレスは緊急連絡先がいなくても借りられますか?

レオパレスの物件を借りるには、以下の4つの条件全てに当てはまっている緊急連絡人が1名必要です。

緊急連絡人に求められる条件

  • 申込者の4親等以内の人
  • 携帯電話または固定電話を持っている人
  • 申込者(賃借人)の非常時に連絡が取れて対応できる人
  • 氏名・住所・電話番号などの個人情報を記入できる人

緊急連絡先の用意が必須のため、レオパレスを契約する際は必ず事前に上記の条件全てに当てはまる連絡先を用意するようにしましょう。

なお基本的に連帯保証人はいなくても契約できますが、申込者の年齢や勤め先などの内容次第では連帯保証人が必要になります。

URの家賃を滞納したらどうなりますか?

URで家賃を滞納した場合、遅延利息(遅延損害金)が発生します。
毎月25日または末日の支払期限を過ぎてしまった場合、遅延利息の計算を受けてからでなければ支払えないため、滞納した時点ですぐに物件がある地域の住まいセンターに連絡しましょう。

遅延損害金は「家賃等×14.56%÷365日×遅延日数」で計算されます。
支払いが遅れるほど遅延損害金が増えるので注意してください。

3か月以上連続して家賃を滞納した場合や、何度も家賃の支払いが遅れる場合には規定に賃貸借契約規定に基づき契約が解除となります。

契約が解除される場合、法的措置をとるケースもあると公式ホームページ内に明記されています。

【まとめ】UR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がない場合どうすべき?

【まとめ】UR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がない場合どうすべき?

本記事では、UR賃貸住宅契約時に緊急連絡先がない場合どうすべきなのかについて紹介しました。
UR賃貸の物件を借りる際は、申し込みをする時点で緊急連絡先が2名分必要になります。

連絡先を頼む相手は親族でなくても問題ありませんが、2名頼む相手がいなければ申し込みを断られる場合があるので注意しましょう。

親族や知人を頼れない場合は、緊急連絡先代行業者の利用を検討してみてください。
本記事、UR賃貸の契約を検討している方のお役に立てれば幸いです。