賃貸契約時には保証人を求められますが、フリーターで保証人無しだと借りられるお部屋はないのでしょうか?

自分には賃貸契約ができないのか気になりますよね。
そこで本記事では、保証人無しフリーターでも賃貸を契約することは可能なのかについて詳しく紹介していきます。

これから1人暮らしを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 保証人がいなくても賃貸は契約可能
  • 保証人がいない時は保証会社を利用する
  • 保証会社は自分で選べない

目次

保証人がいないフリーターでも賃貸物件を借りられる?

保証人がいないフリーターでも賃貸物件を借りられる?

保証人がいないフリーターでも、賃貸物件は借りられます。
昔は賃貸契約時に保証人を立てることが一般的でしたが、現代では職業に関係なく保証人の代わりとなる保証会社を利用するケースが一般的です。

保証人がいないフリーターでも賃貸物件を借りられる?

  • 賃貸は保証会社を利用するのが一般的
  • 物件によって保証会社が決められている
  • 独立系保証会社の物件がおすすめ

賃貸物件は保証会社を利用するのが一般的

現代では、どんな職業に就いている方でも賃貸契約時に保証人ではなく、保証会社を利用することが一般的です。
仮に事情があり保証人を立てられなかったとしても、保証会社を契約すればお部屋は借りられます。

保証会社の利用には審査があり、保証会社を利用する場合には大家さんの審査を受ける前に保証会社の審査を受ける必要があります。

保証会社を利用するか保証人を立てるか選べるケースもありますが、基本的には8割以上保証会社を契約するよう指定されているため注意が必要です。

賃貸物件によって保証会社が決められている

賃貸契約時に利用できる保証会社は、物件ごとに決められています。
保証会社は全国にいくつも存在しますが、利用できる保証会社は大家さんや管理会社が指定するものであり、利用者が自由に利用したい保証会社を選ぶことはできません。

また、物件によっては利用できる保証会社が2~4社程度用意されているケースもありますが、審査を受ける保証会社の順番は管理会社や大家さんが決定します。

賃貸物件を選ぶなら独立系保証会社の物件がおすすめ

保証会社は大きく分けると独立系と信販系、協会系の3つに分類されます。

種類 審査難易度 特徴
信販系 高い 信用情報の確認が実施される
協会系 やや高め 協会に加盟している会社間で情報を共有している
独立系 低い 独自の基準で審査をしており、審査が比較的ゆるめ

一口に保証会社といっても審査の難易度は会社ごとに大きく異なります。
信販系の保証会社以外利用できない物件を選ぶと、通常よりも厳しい審査を突破する必要が出てくるため、選ぶなら独立系保証会社が利用できる物件をおすすめします。

保証人なしフリーターが賃貸審査でチェックされるポイント

保証人なしフリーターが賃貸審査でチェックされるポイント

保証人がいないフリーターが審査でチェックされるのは、大きく分けて下記の3つのポイントです。

保証人なしフリーターが賃貸審査でチェックされるポイント

  • 収入と家賃の割合
  • 勤続年数と職種
  • 人柄に問題がないか

細かい審査ポイントは利用する保証会社によって変わりますが、上記の3つはどこの保証会社を利用してもチェックされることが多いです。

収入と家賃の割合

貸し手は滞納されたくないと考えており、審査の際には必ず収入と家賃の割合がチェックされます。
毎月安定収入があったとしても、収入額に家賃が見合っていないと落とされるので注意が必要です。

家賃は、収入の1/3以下を目安に決めることが大切です。
この目安を大きく超えると、支払い能力がないと判断されます。

勤続年数と職種

審査では、バイトの勤続年数と職種もチェックされます。
勤続年数はできるだけ長い方が良い評価を受けられ、職種は夜職ほど悪い評価を受ける傾向があります。

昼のアルバイトを1年以上継続して続けているなら、職種や勤続年数で引っかかることはないと考えて良いでしょう。

人柄に問題がないか

審査では申込者の人柄もチェックされています。
人柄を見ればお部屋を貸した後でトラブルを起こしそうかな人物か予想できるからです。

相談時に失礼な態度をとったり、不清潔な服装を着ていったりすると、人柄に問題がありそうだと審査に落とされるので注意しましょう。

保証人なしでもフリーターが賃貸を契約するには?

保証人なしでもフリーターが賃貸を契約するには

保証人なしのフリーターでも賃貸契約は可能です。
保証人がいないフリーターが賃貸を契約するコツは以下の通りです。

保証人なしフリーターが賃貸を契約するコツ

  • 手取り金額の4分の1以内で物件を探す
  • 家賃の24倍以上の貯金を作っておく
  • 見た目や態度で悪い印象を与えない
  • 親族に代理契約を依頼する
  • 連帯保証人を立てて審査に望む
  • 不動産屋に相談する
  • アリバイ会社に相談する

手取り金額の4分の1以内で物件を探す

一般的には、家賃は手取り月収の3分の1以内に収めるのが理想とされていますが、審査に落ちそうな場合には手取り月収の4分の1以内に収めることがおすすめです。

なぜかと言うと、審査では収入に対する家賃の割合がチェックされているからです。
月収の3分の1でも受かるお部屋は探せばあるかと思いますが、それよりもさらに家賃を下げ月収の4分の1以下に収めた方が審査通過率は高まります。

引っ越しを急いでいて落ちたくない時は、万全を期して4分の1以下に収めることを考えてみましょう。

家賃の24倍以上の貯金を作っておく

2つ目のコツは、「家賃の24倍以上の貯金を作っておくこと」です。
数十万円程度の貯金であれば、審査で有利になることはありませんが、2年分の家賃相当のまとまった貯金があれば収入面を心配された際にアピールポイントにできます。

フリーターとして働いており収入が少ない場合には貯金を作ることは簡単ではないかもしれませんが、引っ越しを急いでいない場合はできる限り前もって貯金を作っておきましょう。

見た目の清潔感や態度に注意して悪い印象を与えない

不動産屋さんにお部屋の相談に行く際は、できる限り清潔感のある服装を選び、態度にも注意することが大切です。
なぜなら、見た目や態度に不安を感じる方にお部屋を貸したいと思う不動産屋さんはいないからです。

不動産屋さんと直接顔を合わせる数時間だけで良いので、できる限り清潔感のある服装、社会人として恥ずかしくない態度を心がけましょう。

態度や服装でトラブルを起こしそうな人物だと思われてしまうと、お部屋のグレードに限らずどこのお部屋も借りられなくなってしまいます。

親族に代理契約を依頼する

親族を頼れる方は、親族に代理契約を依頼することがおすすめです。
代理契約では、実際にお部屋で生活する方ではなく、代理契約者の職業や収入で審査が受けられます。

フリーターとして審査を受けるよりも会社員として働いている方に代理契約を頼んだ方が審査を突破できる確率は高いため、親族を頼れる方は代理契約を検討してみると良いでしょう。

連帯保証人を立てて審査に望む

最近では連帯保証人の代わりに保証会社を利用するケースが一般的だと先述しましたが、保証人を立てられるのであれば保証人を立てて審査を受けることがおすすめです。

保証会社が利用できる物件であれば保証人がいなくても賃貸を契約できますが、職業がフリーターの場合収入次第で保証会社の審査に落とされる可能性があります。

保証会社の利用にも審査があるので可能な方は親族に連帯保証人を頼んでから審査を受けましょう。

不動産屋に相談する

各物件で利用できる保証会社は、お部屋の情報欄には記載されていないケースが少なくありません。
独立系保証会社が利用できる物件に絞って選びたい方は、不動産屋に事情を打ち明けて独立系保証会社が利用できる物件を中心に紹介してもらいましょう。

不動産屋は最初から利用できる保証会社を把握していますが、重要度が低いことから確認しないと基本的には教えてもらえません。

アリバイ会社に相談する

収入が少ない方や月々の収入に大きな波がある方はそのままでは落ちる可能性が高いので、アリバイ会社の利用がおすすめです。
アリバイ会社とは、賃貸審査に有利な職業や収入に関するアリバイを提供するサービスです。

アリバイ会社を契約すれば収入が少ないフリーターでも審査を有利に進められ、希望通りのお部屋が借りられます。
審査が不安な方やお部屋選びで妥協したくない方はアリバイ会社の利用を検討してみましょう。

保証人なしフリーターにおすすめの賃貸

保証人なしフリーターにおすすめの賃貸

フリーターで1人暮らしを考えている方は、下記のような賃貸を借りることがおすすめです。

保証人なしフリーターにおすすめの賃貸

  • 築30年以上のお部屋
  • 家賃の安い単身者向けのお部屋
  • フリーレント物件
  • 敷金・礼金・仲介手数料が無料の物件

上記のような特徴に当てはまる物件は、初期費用が安く抑えられます。

築30年以上のお部屋

賃貸はどの建物も借りる前に築年数が確認できますが、ほとんどの人が新築と築年数がかなり経っている建物とでは新築を選ぶ傾向があります。

そのため、築年数が30年以上の物件はお金に余裕がある方からは嫌がられる傾向があり、家賃が安くなっていることが多いです。

築年数が古いからと言って地震が起きた際に建物が倒壊したり、住むうえで不便を感じたりすることはほとんどないため、お金に余裕がないフリーターにとって築古物件は狙い目です。

家賃の安い単身者向けのお部屋

1人暮らしの場合は、単身者向けのお部屋に絞ることで家賃を下げられます。
単身者向けの物件と2人以上が入居できる物件とではお部屋の広さや部屋数が違うため、単身者向けの物件の方が狭い代わりに安く借りられます。

お部屋で過ごす時間が長くないのであれば、狭いお部屋でも快適な生活が送れるため、家賃を安く抑えたい場合は単身者向けの狭いお部屋も検討してみましょう。

1人暮らしなら6~7畳ほどが目安です。

フリーレント物件

初期費用を抑えたい時は、フリーレント物件もおすすめです。
フリーレント物件とは、お部屋を契約してからすぐの家賃が一定期間無料になる物件です。

物件ごとに決められたフリーレント期間によって無料になる期間は変わりますが、大抵1か月、長いと3か月ほど無料で借りられます。
フリーレント物件にデメリットは存在しないため、初期費用を抑えたい時は探してみましょう。

なお、フリーレント物件でも契約時に前家賃はかかるので注意してください。

敷金・礼金・仲介手数料が全て無料の物件

フリーターで初期費用を安く抑えたい場合は、敷金・礼金・仲介手数料が全て無料のトリプルゼロ物件を狙うこともおすすめです。

普通は敷金や礼金、仲介手数料がかかるのに、なぜトリプルゼロ物件は全てが無料なのかというと大家さんの意向で早くお部屋に人を入れたいからです。

複数のお部屋で同時に退去が発生した際に、少しでも早くお部屋を埋めたい際や立地条件が少し悪い際などのとにかく入居者を早く入れたい時に行われます。

トリプルゼロ物件は、不動産屋さんのキャンペーンで行われているケースが多く、お部屋探しサイトよりも不動産屋さんで直接確認した方が早いです。

保証人なしフリーターが賃貸を借りる際にかかる費用

保証人なしフリーターが賃貸を借りる際にかかる費用

保証人のいないフリーターが賃貸を借りる際にかかる費用を紹介します。
これから1人暮らしを検討している方はぜひ参考にしてください。

賃貸を借りる際にかかる費用のおおまかな内訳は、下記の通りです。

賃貸を借りる際にかかる費用の内訳

  • 敷金 家賃1か月分
  • 礼金 家賃1か月分
  • 仲介手数料 家賃1か月分
  • 保険料 1~2万円
  • 保証会社利用料 家賃半月~1か月分
  • 鍵交換費用 1~2万円
  • 前家賃 1か月分
  • 引っ越し業者利用料 5万円前後

上記の内訳で家賃が5万円と仮定すると、賃貸を借りるには合計で295,000円ほどの費用がかかります。

フリーターで入居審査の通過を期待できるアリバイ会社とは?

アリバイドットコム

利用料金(税込) 女性 16,500円/男性 18,700円
提供しているサービス 在籍確認/書類作成/緊急連絡先代行/保証人紹介
対応エリア 全国
対応速度 最短15分~
電話番号 03-6303-3959

フリーターとして入居審査を受けるならアリバイドットコムの利用がおすすめです。
アリバイドットコムは、累計相談実績2,000件以上を誇る業界最大手のアリバイ会社です。

賃貸審査の突破を得意としており、事務職からエンジニアやネイルサロンまで様々な業種の在籍会社と提携を結んでいます。

アリバイドットコムを利用したフリーターの方から寄せられたお声

アリバイドットコムを利用して実際に賃貸審査を突破できたフリーターのお客様から寄せられた口コミを紹介します。

利用者K君利用者K君

収入が少なくて賃貸審査が不安だったから利用しました。アリバイ会社の利用が初めてで契約する会社に迷ったのですが、アリバイドットコムさんが一番親身になって対応してくれてました!驚くほど簡単に審査を突破できたので、拍子抜けしてしまいました。

アリバイドットコムは確実なアリバイ工作を得意としており、どのような方からの利用でも見破られずに審査を突破できます。

保証人なしフリーターが賃貸を借りる際によくある質問

保証人なしフリーターが賃貸を借りる際によくある質問

最後に保証人なしフリーターが賃貸を借りる際によくある質問についてまとめて紹介していきます。
これから1人暮らしを始めようか検討中のフリーターの方は、ぜひ参考にしてください。

よくある質問

  • フリーターは審査を通過できる?
  • 20歳フリーターは賃貸を借りられる?
  • 保証人ありなら賃貸を借りられる?
  • 貯金なしだと賃貸は借りられない?

フリーターは引っ越しの審査を通過できませんか?

フリーターだと賃貸は契約できないという噂がありますが、そんなことはありません。
フリーターであっても毎月安定した収入があり、収入に見合った家賃のお部屋を選んでさえいれば審査には通過できます。

フリーターで1人暮らしを考えている場合は、まず自分の収入だけで生活できるほどのバイトを確保してから、その収入で借りられるお部屋を探してみましょう。

家賃の目安は月収の1/3以下です。
目安を大きく超えてしまうと生活が苦しくなるので注意しましょう。

20歳フリーターは賃貸を借りられますか?

20歳フリーターだと賃貸審査で落とされやすい傾向がありますが、毎月しっかりと生活費を稼げており、収入に見合った家賃のお部屋を選んでいれば賃貸を借りられます。

借りづらいというだけで絶対に借りられないわけではないため、1人暮らしを考えている方は諦めずに挑戦してみましょう。

お部屋を選ぶ際は、自分の月収の1/3以下に家賃を抑えることがポイントです。
その目安よりも家賃の高いお部屋を選んでしまうと審査の難易度が上がるので注意してください。

フリーターでも保証人ありなら賃貸を借りられますか?

フリーターの方であっても保証人なしで賃貸を借りられます。
というのも、最近では保証人よりも保証会社を利用することの方が主流となってきており、職業に関係なく大家さんから保証会社を利用するよう指定されているケースが大半だからです。

保証人必須の物件は少ないですがまだ存在するため、保証人がいた方がお部屋の選択肢は広がりますが、仮にいなかったとしてもお部屋を借りることはできます。

なお、保証会社の利用にはお金がかかるため、初期費用を抑えたい場合は保証人必須の物件を選ぶこともおすすめです。

無職で貯金なしだと賃貸は借りられませんか?

無職で貯金なしの方は、自力で賃貸を契約することは難しいです。
なぜかというと、無職で貯金もない方にお部屋を貸してもまず初期費用が支払えないからです。

自分で契約するのではなく、両親や祖父母などに代理で契約をしてもらう方法であれば借りられますが、自分が契約者になりたい場合は借りる方法はないと思った方が良いでしょう。

無職貯金なし状態で賃貸を契約しなければいけない事情があるのであれば、不動産屋ではなく役所に相談に行ってみてください。

生活保護を受給していれば賃貸は契約可能です。

【まとめ】保証人なしフリーターでも賃貸契約は可能?

【まとめ】保証人なしフリーターでも賃貸契約は可能?

本記事では、保証人なしフリーターでも賃貸契約は可能かについて紹介しました。

保証人無しフリーターでも賃貸契約は可能です。
フリーターという職業に関係なく、現代では保証人よりも保証会社を利用することの方が一般的なため、保証人が立てられなかったとしても全く問題ありません。

1人暮らしを始めてみたいと考えている方は、十分に貯金を貯めて無理なく借りられるお部屋を探してみましょう。