「無職貯金なしだと賃貸を借りられない…?」
賃貸を借りる際には職業や収入状況を調査されますが、無職だとお部屋を借りられないのでしょうか?
無職で貯金もない状態でお部屋を探さないといけないとなると、不安を感じてしまいますよね。
本記事では、無職で貯金なしでも賃貸は借りられるのかについて詳しく紹介していきます。
失業と同時に引っ越しを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
【結論】無職貯金なしでも賃貸は借りられる!

結論から書くと、無職で貯金がない状態であっても賃貸は借りられます。
不人気物件や家賃が安い物件などであれば、初期費用を10万円以下に抑えて借りられるため、無職で貯金なし状態でも自力での契約が可能です。
お部屋を選びたいと少しでも考えているのであれば先に仕事を見つけることがおすすめです。
賃貸は借りられるが選択肢が少ない
無職で貯金がない方でも賃貸は借りられると先述しましたが、無職状態でお部屋を借りるとなるとかなり選択肢が減ってしまいます。
風呂トイレ別や駅近、築浅などの人気条件はまず手が出せないと考えた方が良いでしょう。
借りられるのは、単身向け1Rユニットバスのような家賃が安い物件です。
貯金はないけれど少しでも良いお部屋に住みたいと考えている場合は、親族に契約を結んでもらうか先に仕事を探すことがおすすめです。
仕事さえ先に見つけていれば仮に貯金がない状態であっても、無職でお部屋探しをするよりも良い条件のお部屋に住めます。
賃貸を借りる際に入居審査がある理由

賃貸を借りる際に入居審査があるのは、建物の持ち主である大家さんを守るためです。
賃貸を貸す側の大家さんは、数千万もの借金を負って建てた物件を賃貸として貸し出しています。
自分の大切な資産である建物を貸し出したにも関わらず家賃がしっかりと支払われなかったり、お部屋を壊されたりしてしまうと、大家さんは結果的にお部屋を貸したことで損をしてしまいます。
損することを事前に防ぐためには、審査を行いお部屋を借りたがっている相手の素性や人柄を確かめなければいけません。
賃貸審査はお部屋の借り手に面倒な思いをさせたいわけではなく、お部屋を貸す側も借りる側も気持ちよく生活するために設けられているのです。
無職貯金なしの人が賃貸審査でチェックされるポイント

無職貯金なしの人が賃貸審査でチェックされるポイントを紹介します。
審査でチェックするポイントは、審査を行う会社ごとに違いがありますが、おおよそ下記の4か所はチェックされることが多いです。
審査でチェックされるポイント
- 信用情報の傷の有無
- 安定収入のある連帯保証人の有無
- 過去に賃貸でトラブルを起こしていないか
- 身なりや態度に問題がないか
信用情報の傷の有無
利用する会社によっては、信用情報を確認されます。
信用情報とは、家賃や携帯電話料金の滞納歴が記録されている情報のことです。
信用情報に傷があると、滞納の可能性があると判断され、審査に落ちやすくなります。
信用情報に傷がある方は、信用情報を問わない独立系保証会社を利用すると良いでしょう。
独立系保証会社
- 日本セーフティー
- Casa
- フェアー信用保証
- オーロラ
- 日本賃貸保証
- いえらぶパートナーズ
安定収入のある連帯保証人の有無
最近では賃貸契約時に保証人を立てずに保証会社を利用するケースが増えてきましたが、無職で賃貸を契約する場合、保証会社だけでなく連帯保証人を立てるよう求められます。
無職の人は支払い能力が低く、家賃の回収が困難な可能性があるからです。
安定収入のある連帯保証人を立てられなければ、借りられるお部屋の選択肢が減るので注意しましょう。
保証人を立てられない時は、先に働き口を探すこともおすすめです。
連帯保証人を頼める相手の条件は、以下の通りです。
連帯保証人を頼める相手の条件
- 3親等以内の親族
- 安定した収入がある
- 日本国内に居住している
![]()
賃貸の連帯保証人を友人に頼めるのか?親以外に連帯保証人を頼む際のリスクを解説
過去に賃貸でトラブルを起こしていないか
審査では、過去に賃貸でトラブルを起こしていないかを確実にチェックされます。
審査を受ける保証会社、管理会社で過去にトラブルを起こしている場合は、通過できないと考えて良いでしょう。
一般的な保証会社であれば、他社でのトラブル歴まではチェックされません。
しかし、LICC系保証会社の場合は、LICCに加盟している他社でのトラブル歴までチェックされるため注意が必要です。
身なりや態度に問題がないか
審査では身なりや態度などもチェックされています。
何故なら、身なりや態度には人柄がでるからです。
不動産屋さんはお部屋を貸した後でトラブルを起こされたくないと考えているため、極力問題がありそうな人の入居を避けており、身なりや態度も判断材料の1つとなっています。
身なりや態度は自分の意識次第で簡単に改善できます。
簡単に改善できることで審査に落とされてはもったいないため、不動産屋さんに相談に行く際は必ず意識して改善しましょう。
身なりは清潔感を意識し、態度は社会人として恥ずかしくない態度であれば問題ありません。
無職貯金なしの人でも借りやすい賃貸の特徴

無職貯金なしの人でも借りやすい賃貸は、下記のような特徴に当てはまる物件です。
無職貯金なしの人でも借りやすい賃貸の特徴
- 敷金・礼金・仲介手数料が0円の物件
- マンスリーマンションやシェアハウスのように短期間向けの物件
無職の場合そもそも審査を受けさせてもらえる物件がほとんどなく、さらに審査の通過はかなり難易度が高いため人気のない物件を選ぶことがおすすめです。
敷金・礼金・仲介手数料が0円の物件
敷金・礼金・仲介手数料が全て0円のキャンペーンを行っている物件は、入居者を早く見つけたいといった事情を抱えているため、無職の方であっても審査に受かりやすい傾向があります。
そのため、仕事を探すよりも先に引っ越し先を決めなければいけない場合は、キャンペーン物件を検討してみることがおすすめです。
敷金や礼金、仲介手数料は、通常それぞれ家賃1か月分相当の費用がかかるため、家賃が5万円の物件であれば初期費用が15万円近く安く済みます。
マンスリーマンションやシェアハウスのように短期間向けの物件
審査に何度も落ちてしまう場合や受かる自信がない場合は、マンスリーマンションやシェアハウスのように短期間向けの物件を選ぶこともおすすめです。
なぜならマンスリーマンションやシェアハウスのように短期間向けの物件は審査が緩い傾向があるからです。
マンスリーマンションに至っては、家賃を前払いしてからお部屋を借りる契約形式のため、そもそも審査が行われません。
短期間向けの物件は短期間しか住むことができないというデメリットがありますが、すぐにでも引っ越しをしなければいけない場合は、一時的な住まいとして検討してみてください。
無職貯金なしの人が賃貸審査を通過する方法

無職貯金なしの人が賃貸審査に通過する方法としては、下記のような方法があります。
無職貯金なしの人が賃貸審査を通過する方法
- 安定収入のある親族に代理契約を頼む
- アリバイ会社を利用する
- 家賃保証会社を利用する
- 国や自治外の補助金制度を利用する
下記からはそれぞれの方法について詳しく紹介していきます。
安定収入のある親族に代理契約を頼む
無職で貯金もない方が最も賃貸を簡単に借りる方法は、安定収入のある親族に代理契約を頼むことです。
代理契約とは、名前の通り実際にお部屋に住む人とは別の人が契約者となる契約方法のことです。
代理契約では、実際にお部屋に住む方が無職で無収入だったとしても、契約者となる方の収入状況、職業で審査が受けられます。
そのため、無職で貯金がない方でも簡単にお部屋を借りることが可能です。
無職で無収入のまま自力契約を結ぼうとすると選択肢が大きく狭まってしまうため、親族を頼れる場合は親族に代理契約を頼むことがおすすめです。
アリバイ会社を利用する
2つ目の方法は、「アリバイ会社を利用する」方法です。
アリバイ会社とは、無職やフリーター、水商売、個人事業主のように職業柄賃貸が借りにくい方向けに実在する会社に在籍中というアリバイを提供しているサービスです。
アリバイ会社を利用すれば、無職の方であっても会社員といった職業で審査が受けられます。
利用には2~3万円ほどの費用がかかりますが、無職で審査を受けるよりも審査通過率を大きく上げられるため、どうしてもすぐに賃貸を契約しなければいけない事情がある場合は利用を検討してみることがおすすめです。
家賃保証会社を利用する
3つ目の方法は、「家賃保証会社を利用する」です。
一昔前までは賃貸契約時に親族を保証人にすることが一般的でしたが、最近では保証人の代わりに保証会社というサービスを契約するケースがほとんどです。
賃貸契約時には、こちらから希望を出さずとも保証会社と契約することを求められ、保証会社の利用を断るとお部屋自体借りられなくなります。
無職でお部屋を借りる場合も、基本的には保証会社を契約し、保証会社の審査に通過しなければお部屋を借りられません。
保証会社の利用については、お部屋に申し込む段階で不動産屋さんから説明されるため、保証会社を利用するよう求められたら同意してください。
国や自治体の補助金制度を利用する
国や自治体では、お金がなく住居を失いそうな方や生活に困っている方に向けて様々な補助金制度が用意されています。
貯金も収入が入る目途もないとなると、賃貸の契約難易度が上がってしまうため、まずは自分に利用できる補助金制度がないか確認してみることがおすすめです。
無職の人が利用できる可能性がある補助金制度は、以下の通りです。
| 制度名 | 対象者 |
|---|---|
| 失業給付 | 一定期間雇用保険に加入していた失業者 |
| 住居確保給付金 | 申し込み月の世帯収入合計額が基準値を下回っている人 |
| 臨時特例つなぎ資金 | 住居のない自分名義の口座を有している離職者 |
自分で判断できない場合は、役所の窓口まで相談に行ってみましょう。
無職貯金なしの人が用意するべき書類

無職で貯金もない方が賃貸審査を受ける場合、支払い能力を示せる以下のような書類を提示することで、審査を有利に進められる可能性があります。
無職で貯金のない人が用意すべき書類
- 源泉徴収票
- 内定通知書
- 残高証明書
- 年金受給証明書
- 生活保護受給証明書
働いていないものの年金や生活保護で収入を得ている方は、年金受給証明書や生活保護受給証明書を提出することで支払い能力を示せます。
また、審査時点では働いていないものの既に内定を得ている方は、内定通知書や採用通知書を提出することで有職者という扱いで審査を受けられます。
無職貯金なしの人が賃貸を借りる際にかかる初期費用一覧

賃貸を借りる際にかかる初期費用を一覧形式でまとめて紹介します。
賃貸を借りる際には、さまざまな初期費用がかかり家賃以外に20~40万円ほどの費用がかかるので注意が必要です。
家賃4万円の賃貸を借りる際の初期費用一覧
- 敷金 4万円
- 礼金 4万円
- 仲介手数料 4万円
- 火災保険料 1万5,000円
- 前家賃 4万円
- 鍵交換料 1万円
- 害虫駆除費用 2万円
- 清掃費用 4万円
- 引っ越し費用 3~10万円
上記の場合、初期費用の合計は27万5,000円です。
初期費用の内、敷金や礼金、保証会社利用料、仲介手数料、前家賃は家賃額の影響を受けます。
上記は家賃4万円を想定しているため、家賃が4万円以上の場合にはもっと初期費用が高くなります。
契約を結ぶ前には詳細な初期費用を提示してもらえるため、必ず契約前に問題なく支払えるかよく考えるようにしてください。
賃貸審査で貯金残高がない場合のポイント

貯金残高に余裕がない状態で賃貸審査を受ける際は、以下の3つのポイントを意識してみてください。
賃貸審査で貯金残高がない場合のポイント
- 閑散期を狙う
- 初期費用を分割できる物件を選ぶ
- 初期費用0円の物件を探す
初期費用を安く抑えられる物件を選べば、貯金残高に余裕がない方でも賃貸契約は難しくありません。
閑散期を狙う
貯金残高に余裕がない状態で引越しを検討している方は、閑散期を狙うことがおすすめです。
閑散期は入居者が長期間決まりにくくなるため、敷金・礼金額を引き下げたりフリーレント期間を設けたりする物件が増加します。
すべての物件の初期費用が下がるわけではありませんが、繁忙期よりも初期費用を抑えられる可能性が高まります。
すぐに引っ越す必要がない時は、繁忙期を避けて閑散期を待ってから物件探しを開始してみてください。
賃貸の入居審査における閑散期と繁忙期は、それぞれ以下の通りです。
| 繁忙期 | 3月~4月/9月~10月 |
|---|---|
| 閑散期 | 6月~8月/11月~12月 |
初期費用を分割できる物件を選ぶ
貯金残高に余裕がない状態で引っ越す時は、初期費用を分割できる物件を選ぶこともおすすめです。
賃貸の初期費用は家賃4~6ヶ月分が相場であり、一括で支払う場合30万円~50万円ほどの出費になります。
初期費用をまとめて支払えるだけの貯金がない時は、初期費用の分割払いに対応した物件やクレジットカード払いに対応した物件を検討してみてください。
家賃の支払い方法でクレジットカード払いを選択できず、特に分割払いに関する説明が記載されていない物件は、基本的に一括で支払わなければなりません。
初期費用0円物件を探す
分割払いでも支払いが難しい時は、初期費用0円の物件を探すと良いでしょう。
賃貸物件の多くは、契約時に敷金や礼金、仲介手数料といった費用で30万円~50万円ほど請求されます。
しかし、初期費用が0円の物件であれば、家賃や共益費以外の費用をかけずに賃貸を契約できます。
分割払いを選択すると、契約時の負担を減らせてもその後数か月間の負担が増加するため、収入の目途が立っていない時やなるべく費用負担を軽減したい時は初期費用0円の物件を検討すると良いでしょう。
無職貯金なしで賃貸を借りることについてよくある質問

最後に無職貯金なしで賃貸を借りることについてよくある質問をまとめて紹介していきます。
今回紹介するのは、下記の3つの質問です。
無職貯金なしで賃貸を借りることについてよくある質問
貯金300万円あれば無職でも賃貸を借りられますか?
貯金が300万円あるなら、無職であっても賃貸を借りられます。
預貯金審査で求められる貯金額の目安はおおよそ家賃2年分だからです。
家賃2年分の貯金は、家賃が3万円の物件であれば72万円、家賃が4万円であれば96万円必要になります。
働いていなくても賃貸は借りられますか?
賃貸審査では、現在の就労状況を確認されますが、必ずしも働いていなければ賃貸を借りられないわけではありません。
現在働いていなくても家賃を支払えるだけの貯金がある場合、内定を得ていて収入の目途が立っている場合には、賃貸を借りられます。
また、代理契約という自分以外の人を契約者に選択する契約方法であれば、貯金がなくても賃貸を契約できます。
うつ病無職で賃貸を借りるにはどうすればいいですか?
うつ病で無職の方が賃貸を借りる方法としては、以下のような方法があります。
うつ病で無職の方が賃貸を借りる方法
- 親族に代理契約を頼む
- 預貯金審査を利用する
- 生活保護を受給する
賃貸を契約するには、家賃を支払える根拠を示さなければなりません。
家賃2年分以上の預貯金がある方は自力での契約も可能ですが、収入だけでなく貯金もない場合には自分以外の人に契約を頼むか、生活保護を受給する必要があります。
無職で賃貸を借りる場合預貯金審査に1000万円必要というのは本当ですか?
預貯金審査に1000万円必要という話は、事実ではありません。
預貯金審査だからといって、1000万円もの貯金額を要求されることはありません。
預貯金審査で必要になる貯金額の目安は、審査を受けるお部屋の家賃2年分です。
家賃3万円の物件であれば72万円、家賃4万円であれば96万円程度です。
家賃が安い物件であれば100万円ほどの貯金で審査に通過できる計算になります。
【まとめ】無職貯金なしだと賃貸は借りられない?

本記事では無職で貯金がないと賃貸は借りられないのかについて紹介しました。
いかがだったでしょうか?
無職で貯金が無かったとしても、探せば借りられるお部屋はあります。
しかし、やはり社会人として働いている方と比べて圧倒的にお部屋の選択肢が狭まってしまいます。
無職だけれど狭いお部屋は嫌、お部屋にはこだわりたいと考えている場合は親族に代理契約を頼んだり、自治体の補助金制度を利用することも検討してみてください。


