大手である全保連の審査に落ちてしまうと、自分はお部屋を借りられないのではないかと不安になってしまいますよね。
そこで本記事では、全連保の審査に落ちてしまった際の対処方法を詳しく紹介していきます!
落ちやすい人の特徴も紹介しているので、落とされた理由がわからない場合は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
- 全保連は他と比べて審査が厳しい!
- 落ちた場合は審査が緩い独立系を利用する
- 任せられる家族がいるなら連帯保証人を付ける
目次
全保連の基本情報
まず全連保と言われても何のことかわからないという方のために、基本情報を紹介します。
基本情報
- 正式名称は、全保連株式会社
- 本社は沖縄県
- 申し込み実績が年間約30万件以上で業界大手クラス
全保連は業界大手クラスの会社ではありますが、お部屋を借りる際の保証会社は他にもたくさん存在しています。
そのため、仮に初めて審査を受けたのが全保連で、その際に受かることができなかったという場合にもお部屋を借りられなくなる訳ではありません。
他の保証会社を利用できるお部屋であれば、探せばどこかしらのお部屋は借りることが可能です。
全保連は信用情報を確認する信販系の保証会社
保証会社には、大きく分けて3つの種類が存在し、全保連はその中でも最も審査が厳しいと言われている信販系の保証会社に分類されます。
そのため、社会的信用が低い職業に就いている方や安定収入がない方、過去に家賃の滞納やカードローンの滞納をしている方の場合は、審査に通らない可能性が高いと言えます。
上記に当てはまる場合は、他の保証会社を指定できる場合は他を指定し、できない場合は独立系が利用できるお部屋を探すようにしましょう。
信販系で確認される項目
- 過去に自己破産・任意整理をしていないか
- クレジットカード事故は起こしてないか
- 多重責務者ではないか
- 多額の借金を負っていないか
全保連は家賃の滞納を共有する「LICC」に加盟
全保連はLICC加盟会社のため、他の加盟会社と情報を共有しています。
そのため、直近5年以内にLICCに加盟している他の会社または全保連で滞納をした履歴がある場合には、落とされてしまう可能性が高まります。
その他の加盟会社は、下記の通りです。
LICC加盟会社
- アーク株式会社
- 株式会社アルファー
- 株式会社エイト賃貸保証
- エルズサポート株式会社
- 株式会社近畿保証サービス
- 興和アシスト株式会社
- ジェイリース株式会社
- ナップ賃貸保証株式会社
- 賃住保証サービス株式会社
- ホームネット株式会社
- 株式会社宅建ブレインズ
全保連は審査が最も厳しい信販系の保証会社
保証会社には、信販系・独立系・LICC加盟の3つの種類があり、それぞれ審査の厳しさが異なっています。
中でも信販系は最も厳しいと言われており、全保連はその最も厳しい信販系の保証会社にあたります。
信販系の保証会社の場合、過去に家賃の滞納歴やカードローンの滞納歴があると現在の状況や選んだお部屋に関係なく落ちる確率が高まります。
過去の滞納歴は約5年ほどは残っているため、心当たりがある場合は信販系の利用は避けるようにしましょう。
その他の信販系保証会社
- 株式会社アプラス
- 株式会社セゾン
- 株式会社ジャックス
- 株式会社エポスカード
- オリエントコーポレーション
- 株式会社ライフ
- 株式会社セディナ
全保連の審査に落ちてしまった時の対処法4つ
落ちることは珍しいことではないため、落ちても焦る必要はありません。
落ちてしまった場合は、下記の対処法をとりましょう。
落ちた際の対処法4つ
- 審査が緩い独立系を利用する
- 安定収入のある家族や親族に連帯保証人になってもらえないか頼む
- 家族や親族に代理で契約をしてもらう
- 条件を見直して他の物件に申し込む
①全保連よりも審査が緩い独立系の保証会社を利用する
対処法1つ目は、「審査が緩い独立系を利用する」です。
保証会社には、信販系・独立系・LICC加盟の3つの種類があり、種類ごとにそれぞれ審査の厳しさが異なっています。
中でも信販系は最も厳しいと言われており、全保連はその最も厳しい信販系の保証会社にあたります。
再び審査を受ける際は、同じ信販系と呼ばれる会社を利用してしまうと、また落ちてしまう可能性が高いため、最も審査が緩いと言われている独立系を利用するようにしましょう。
独立系に当てはまる会社は、下記のとおりです。
独立系の会社
- 日本セーフティー株式会社
- 株式会社Casa
- フォーシーズ株式会社
- 株式会社オーロラ
- 日本賃貸保証株式会社
- ハウスリーブ株式会社
②収入が安定している家族や親族に連帯保証人を依頼する
対処法2つ目は、「安定収入のある家族や親族などの血縁者に連帯保証人になってもらえないか頼む」です。
もし一度目の審査で連帯保証人を設定せずに審査を受けていたのであれば、連帯保証人を付けるだけで簡単に審査に受かるようになるかもしれません。
家族や親族に安定的な収入のある方がいる場合には、積極的に頼んでいきましょう。
連帯保証人は無職やフリーターのような方には依頼することはできないので、その点だけは注意してください。
なお必ずしも血縁者に依頼しなければいけないわけではなく、場合によっては友人であっても問題ありません。
しかし友人に依頼してしまうと、迷惑が掛かった際に信頼関係が壊れる可能性が高いため任せる際はよく考える必要があります。
③家族や親族に代理契約してもらう
対処法3つ目は、「家族や親族に代理契約を頼む」です。
無職やフリーター、ナイトワーカーといった職業が悪というわけではありませんが、一般的に社会的信用が低いと言われているようなナイトワークなどの職業に就いている方は、審査が厳しくなる傾向にあります。
そのため、何度も職業が原因で審査に何度も落とされてしまうという場合には、家族や親族に代理で契約をしてもらうことがおすすめです。
職業を秘密にしている場合は、家族には収入が不安定で契約できない、転職したばかりで落とされるなどと説明しましょう。
なお稀に代理契約を違法だと勘違いしている方がいますが、親族にお部屋を代理で契約してもらう行為は違法ではありません。
一人暮らしをされている学生さんの中には、ご両親に代理で契約を結んでもらっているケースも少なくありません。
④条件を見直して他の物件に申し込む
対処法4つ目は、「条件を見直して他の物件に申し込む」です。
借金歴もない、職業も普通のサラリーマン・OL、カードローンの滞納歴もないということであれば審査に落ちてしまったのは自分に原因があるのではなく、選んでいるお部屋が悪いのかもしれません。
考えてみても自分に非があるとは思えない場合には、一旦冷静になって条件を見直すことを検討しみましょう。
社会的信用度の高い職業に就いていて安定的な収入を持っていたとしても、収入額に見合わない高額な家賃のお部屋を選んでしまうと審査には落とされてしまいます。
審査では一般的に月収の3分の1以下に収まっているかを基準としているため、自分の月収の3分の1以下を目安に自分に見合った家賃を割り出してみてください。
全保連の審査に落ちてしまう人の特徴
全連保の審査に落ちてしまう人の特徴を紹介します。
まだ落ちたわけではないけど受ける予定があるという方は、ぜひ参考にしてください。
全保連で落とされやすい人の特徴
- 過去に家賃の滞納歴があり、信用情報に傷がついている
- 家賃が月収の3分の1以下に収まっていない
- 連帯保証人を任せる相手がおらず、貯金もない
過去に家賃の滞納や信用情報に傷がある
過去に家賃の滞納歴や信用情報に傷がある場合は落ちる可能性が高いと言えます。
なぜかというと全保連では、過去の滞納状況や信用情報の確認が行われるからです。
信用情報などは約5年間履歴が残るため、直近の5年で借金やカードローン・家賃の滞納をしている方は落ちる可能性を頭に入れておくようにしましょう。
落ちる確率が高い場合には、家族に連帯保証人を任せることがおすすめです。
連帯保証人とは、自分が家賃を滞納してもらった際やお金を支払えなくなってしまった際に代わりに支払ってくれる役割のことを言い、家族に任せることで大きく審査で有利になります。
良いイメージを持っていない方の方が多いかもしれませんが、家賃をしっかりと支払うことができれば一切の迷惑がかからないため、頼むことも検討してみてください。
家賃が月収の3分の1以下に収まっていない
もしも借りようと考えているお部屋の家賃が、自分の月収の3分の1以上の金額であるなら落ちる可能性が高いです。
なぜかというと、一般的に問題なく生活している家賃の目安は月収の3分の1以下と言われており、審査時にもそれを考慮されるからです。
そのため、どんなに社会的信用のある職業に就いていて、過去に借金や滞納の履歴を持っていない方であっても、自分の月収に見合わない家賃のお部屋を選んでしまうと落とされる可能性が高まります。
家賃が高いお部屋の方が魅力的なお部屋は多いですし、利便性も高いと言えます。
しかし、家賃が高いお部屋は同時に自分にもしものことがあった際に自分を苦しめる原因にもなりかねないため、背伸びをせずに無理なく支払える金額までを選ぶようにしましょう。
連帯保証人がおらず十分な貯金もない
最近では連帯保証人を付けずにお部屋を借りる方も増えてきましたが、全保連は他社と比べてかなり審査が厳しいと言われているため、連帯保証人もつけず貯金もほとんどないという状態だと落とされる可能性が高いです。
しかし、貯金を貯めることも連帯保証人を誰かに頼むことも全然簡単なことではないでしょう。
もしもその両方が実現できなさそうという場合には、全保連に審査をされてしまうお部屋は諦めて、他の会社で審査を受けられるお部屋を探すことがおすすめです。
審査が緩いと言われている独立系の会社であれば、連帯保証人を頼める家族がいないという方や十分な貯金がないという方でも、安定的な収入があり月の収入で家賃を賄っていけるお部屋であれば難なく借りることができます。
全保連の審査にかかる時間は通常1~2日程度
結果が返ってくるまでの時間は通常1~2日程度、遅くても3日程度だと言われています。
これは結果が通過している場合にも落ちている場合にも変わらないため、連絡が遅いからと言って不安を感じる必要はありません。
引っ越しシーズンといった繁忙期やお盆休み・年末年始といったお休みシーズンはもちろん通常よりは待ち時間が延びるので注意しましょう。
基本的にはすぐに返事が来るため、勝手に通過できてるだろうと思い込み引っ越しの準備を進めるのは絶対にやめるようにしてください。
引越の準備をしてしまっていたとしても、落ちた場合は結果は変わらないため、最悪の場合住む場所がなくなる可能性があります。
全保連の審査結果が出るまでの流れ
結果が出るまでの流れを紹介します。
全保連の審査に落ちたについてよくある質問
最後に全連保の審査に落ちることについてよくある質問を紹介します。
何かしらの疑問を抱えているという方は、ぜひ参考にしてください。
今回紹介するのは下記の3つの質問です。
全連保の審査に落ちることに関するQ&A
- 借金があると落ちますか?
- 落ちたらどうしたら良いですか?
- 結果の連絡が遅いのはなぜ?落ちているからですか?
全保連は借金があると審査に落ちますか?
全保連では、多重責務者ではないかを確認されると言われています。
そのため借金を抱えている場合には、審査に落とされる可能性が高いと言えます。
必ずではないかもしれませんが、高確率で落ちることを頭に入れておきましょう。
なお、家賃の滞納歴もチェックされているため、借金はなくても滞納歴はあるという方も要注意です。
借金の履歴は5年でリセットされるので、直近ではなく数年前に借金していたのであれば審査に影響を及ぼす可能性は低いです。
全保連の審査に落ちたらどうすれば良いですか?
落ちた場合の選択肢としては、他の保証会社に変更して再度同じお部屋の審査を受ける、そのお部屋は諦めて他のお部屋を探すという2つの選択肢があります。
どうしてもそのお部屋が諦められない場合には保証会社を変更できないか不動産屋に相談し、そうでない場合は他のお部屋を探してみてください。
なお、保証会社は1つの建物あたり1社のことが多く、1度落ちてしまったとしても再度審査を受けられるかどうかは建物ごとに違うので注意しましょう。
全保連の審査結果連絡が遅いのは落ちてますか?
結果の連絡が遅いのには、さまざまな理由があることが考えられます。
確かに落ちているというケースもありますが、必ずしも遅いと落ちているわけではないので勘違いしないようにしましょう。
年末年始・お盆休みシーズン・1月~4月の引っ越しシーズンに審査を受けているのであれば、お休みか忙しいことが原因の可能性が高いです。
事情がありお引越しを急いでいる場合には、できる限り上記のシーズンを避けてお部屋を探すことがおすすめです。
【まとめ】全保連の審査に落ちた時の対処方法を解説!
本記事では全保連の審査に落ちたときの対処方法を紹介しました。
いかがだったでしょうか?
全保連は大手クラスの会社ではありますが、他社と比べて審査が厳しいと言われています。
落ちることは別段珍しいことではないため、落ちてしまっても落ち込まずに次のお部屋を探しましょう。
過去に家賃の滞納やカードローンの滞納をしているのであれば、独立系が利用できるお部屋を選ぶことがおすすめです。
本記事が審査に落ちてしまいお困り中の方のお役に立てれば幸いです。