賃貸の審査に落ちるのはなぜ？通りにくい人の特徴と審査を通す方法

などのお悩みを抱えている方はいませんか？
連続で賃貸の審査に落ちてしまうのはなぜなのでしょうか。

本記事では、賃貸の審査に落ちてしまう理由と審査に通りにくい人の特徴を詳しく紹介していきます。

審査を通すポイントも解説しているので、賃貸の審査になかなか通過できず悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてください。

賃貸契約前の入居審査は経営リスクを減らす事を目的に行う

賃貸審査になかなか通らない方からすると、何の目的で審査が行われるのか
気になるのではないでしょうか？

賃貸契約前の入居審査は、経営リスクを減らすことを目的に行われています。

経営リスクを減らすとは、簡単に言うと賃貸の持ち主である大家さんが
家賃を回収できないといったトラブルを審査を挟むことで事前に回避するということです。

家賃収入を得ている大家さんは、基本的に家賃収入で生活を送っていたり
物件のローンを返済していたりするため、家賃関係でトラブルに合ってしまうと生活に影響を及ぼしかねません。

そのためリスクを最小限に抑えるために入居前に審査を設けていることが多くなっています。

入居審査に何度も落とされる方からすると、嫌がらせと感じるかもしれませんが、
入居審査は大家さんにとっては自分を守るための防衛手段なのです。

【大前提】賃貸の入居審査に落ちた理由は教えて貰えない

基本的には入居審査に落ちた理由は、こちらから聞いたとしても教えてもらえない
ケースがほとんどです。

なぜ教えてもらえないのかというと、トラブルに発展することを防ぐためや
プライバシー保護のためなどの理由があると言われています。

審査に落ちた方からすると、落ちた理由が教えてもらえないと対策のしようがないと
感じるかもしれませんが、中には理由を教えたことによって騒ぎ出す方もいるため
不動産会社の方は理由を話さないよう指示されています。

審査に落とされた側からすると納得はいかないかもしれませんが、粘っても
教えてもらえるわけではないため、早めに切り替えて次の物件を探すようにしましょう。

なお、審査に落ちやすい人の特徴については本記事で解説しているため、
連続で審査に落ち困っているという方はそちらも併せてご確認ください。

賃貸の入居審査に落ちる人は1~2割

実は賃貸の入居審査に落ちてしまう人は、審査を受けた方の約1～2割程度と言われています。

この割合を多いと感じるか少ないと感じるかは人によっては違うかと思いますが、
10人に2人くらいは審査に落ちているため、審査に連続で落ちてしまっても思いつめる必要はありません。

下記からは、審査に落ちやすい人の特徴と審査に通りやすくするためのポイントを紹介していきます。

どんな人が審査に落ちやすいのか、どのような対策をとれば審査が有利になるのかを知ると
これまで連続で審査に落ちてしまっていたような方でも格段に審査通過率を上げることが可能です。

審査になかなか通過できず悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてください。

賃貸審査に落ちやすい人の特徴7つ

賃貸契約時の審査に落ちやすい人に共通している特徴を紹介します。
審査に落ちやすい人には、下記の特徴が当てはまることが多いです。

1つでも当てはまる方は、サラリーマンなどの人と比べてかなり審査に落ちやすいので
注意しましょう。

特徴①勤続年数が短い

審査に落ちやすい人の特徴1つ目は、「勤続年数が短い」です。

大企業や有名企業に勤めているのであれば勤続年数は関係ないケースも少なくありませんが、
普通の企業や会社勤めの場合勤続年数が短い方は審査に落ちやすくなってしまいます。

なぜかというと、勤続年数が短い人は貯金が少ない可能性や職を失う可能性が
高いと考えられるからです。

もちろん中には、自分は貯金が少ないことや職を失う可能性が高いという条件に
全く当てはまっていないという方もいるかと思います。

しかし実際に審査を行う方はあなたを知らない上に書面で審査を行わなければいけないため、
不安要素があるとみられた時点で審査に落ちる可能性が高まってしまうのです。

ちゃんとした職に就いているのに連続で審査に落ちている方は勤続年数で切られているのかもしれません。

特徴②無職・フリーターの方

審査に落ちやすい人の特徴2つ目は、「無職・フリーターの方」です。
無職やフリーターの方は、社会に出て働いている人と比べてかなり社会的信用が低いです。

また社会的信用が低いことに加えて、収入面でも家賃を支払っていけるのかという大きな不安要素があるため、基本的には審査に落ちるといっても過言ではないでしょう。

無職の方の中には、「当分の家賃を払えるだけの貯金があるから賃貸の契約に来た」という方も
いるかと思いますが、大家さんは一度契約をしてしまうと家賃を少し滞納されたくらいでは
追い出すことができません。

そのため、貯金の有無に関係などではなく現在の職業を重視される方が多いです。

特徴③家賃が月収の1/3以上

審査に落ちやすい人の特徴3つ目は、「家賃が月収の1/3以上」です。

一般的に家賃を問題なく払い続けられる目安は、家賃を月収の1/3以下に
収めることだと言われています。

そのため、家賃が月収の1/3以上の物件を選んでしまうと
「この人は家賃を支払い続けられないだろう」と考えられ審査に落とされてしまいます。

普通の会社員として働いているのに、なぜか連続で審査に落ちてしまうのであれば、
自分に見合わない家賃が高すぎる物件を選んでいることが原因かもしれません。

月収を上げることは簡単にできることではないので、家賃を下げて物件を探してみましょう。

特徴④水商売など収入が不安定

審査に落ちやすい人の特徴4つ目は、「水商売など収入が不安定」です。

水商売の人は収入が不安定というイメージがあるため、賃貸の審査時に職業を水商売と
記載してしまうと審査に通りにくくなります。

実際に収入が不安定な場合は、ある程度の貯金を貯めて、
貯金残高で審査を受けられる預貯金審査を提案してみましょう。

預貯金審査は必ず対応してもらえるわけではありませんが、通常の審査よりも
審査通過率が高くなる可能性があります。

なお、収入が安定していたとしても水商売は一般的な人と生活リズムが違うという理由から、
審査に落とされてしまうケースもあるので注意してください。

特徴⑤ルームシェア・同棲

審査に落ちやすい人の特徴5つ目は、「ルームシェア・同棲」です。

意外に思われるかもしれませんが、実はルームシェアや同棲も通常時と比べて
審査の難易度が高まります。

なぜルームシェアや同棲で審査の難易度が高まってしまうのかというと、
ルームシェアや同棲は最初から家賃を2人で折半して払っていくことが前提となっており、
別れた後に家賃を支払えなくなる可能性が高いからです。

一緒に住む方同士の仲の良さなどは審査をする方には一切わからないため、
ルームシェアや同棲で住むという時点で審査に落ちやすくなってしまいます。

特徴⑥過去に賃貸を借りてトラブルを起こした

審査に落ちやすい人の特徴6つ目は、「過去に賃貸を借りてトラブルを起こした」です。

これは書かなくても想像がつく方が多いかと思いますが、過去に賃貸を借りて
トラブルを起こした方は審査に落ちやすいです。

なぜかというと、貸し手は過去にトラブルを起こしたような方にお部屋を貸してしまうと、
自分の物件でもトラブルを起こされると感じるからです。

過去にトラブルを起こした際に賃貸を契約していた不動産会社はもちろん、
業界で共有しているブラックリストに載ってしまっているのであれば、
利用したことがない不動産会社だったとしても審査は難しい物となります。

賃貸の審査に通りやすくするためのポイント

賃貸の審査に通りやすくするためのポイントを紹介します。
通りやすくするためのポイントは、下記の通りです。

下記からは、それぞれのポイントについて解説していきます。

家賃の36倍以上の年収があると審査に落ちにくい

審査に通りやすくするためのポイント1つ目は、
「家賃の36倍以上の年収があると審査に落ちにくい」です。

大企業に勤めているような方であったとしても、年収に見合わないような高額な家賃の物件の審査を受けると審査に落ちてしまいます。

そのため審査を受ける際は、年収に見合った家賃の物件を選ぶことが重要になってきます。

物件選びをする際は、年収が家賃の36倍以上になるように意識をして
家賃を決めるようにしましょう。

月収の3分の1以下の家賃でも問題ありません。

自分の身の丈に合っていない物件を選んでしまうと何回受けても
審査には受からないので注意してください。

清潔感のある身なりで不動産会社を訪れる

審査に通りやすくするためのポイント2つ目は、「清潔感のある身なりで不動産会社を訪れる」です。

これはあまりご存じない方が多いですが、実は不動産会社に物件の相談で訪れるときは
清潔感のある身なりをしていった方が良いです。

なぜ清潔感のある身なりで行った方が良いのかというと、不動産会社の方は
身なりや髪色、話し方、態度などもチェックしているからです。

清潔感がなければ必ず落ちるという訳ではありませんが、結果に影響を及ぼす可能性があるので
その場限りでも取り繕った方が無難でしょう。

不動産会社の方に見られる時だけは、清潔感を意識してみてください。

離職中の場合は親族に代理契約して貰う

審査に通りやすくするためのポイント3つ目は、
「離職中の場合は親族に代理契約をしてもらう」です。

離職中の場合は無職として見られるため、頼れる親族がいるのであれば代理人に
契約してもらうことがおすすめです。

賃貸の家賃を支払っていけるだけの貯金があったとしても、離職中の場合は通常と比べて
審査の難易度が跳ね上がります。

離職中は、よほど家賃の安い物件などに絞らない限り審査には受からなくなってしまうため、
できることなら職に就いている親族に代理契約を頼んでみましょう。

審査基準が緩い物件を探す

審査に通りやすくするためのポイント4つ目は、「審査基準が緩い物件を探す」です。

賃貸物件の中には、なかなか入居者が決まらないなどの理由で、審査の基準が
緩い物件が存在しています。

何度も審査に落ち続け、理由もいまいちわからない、理由は分かっているけど
改善できることではないという場合には審査基準が緩い物件を探すことがおすすめです。

基本的に家賃が安いような物件であれば、審査の基準は緩いことが多いため、
家賃の安い物件を中心にお部屋探しをしてみましょう。

市営住宅などであれば無職の方であっても受け付けているケースが多いです。

賃貸の審査に落ちてしまった時の対処方法

賃貸の審査に落ちてしまった時の対処方法を紹介します。
審査に落ちしてしまった時の対処方法は、下記のとおりです。

下記からは、それぞれの方法について詳しく解説していきます。

預貯金がある場合は残高証明書で支払い能力を示す

賃貸の審査に落ちてしまった時の対処方法1つ目は、
「預貯金がある場合は残高証明書で支払い能力を示す」です。

安定した収入がない方や、そもそも無職で収入がない場合は残高証明書で支払い能力を示す
「預貯金審査」を選ぶことがおすすめです。

預貯金審査とは、自分の現在の貯金額を見せることで審査をしてもらう審査方法です。

一般的な審査の場合は無職や収入が安定しない職業の方はそれだけで審査に落ちてしまいますが、
「預貯金審査」の場合は審査に受かる可能性があります。

不動産会社や大家さんによっては対応してくれないこともありますが、
連続で審査に落ちている方はできるかできないかだけでも確認してみましょう。

収入が安定している連帯保証人をつける

賃貸の審査に落ちてしまった時の対処方法2つ目は、
「収入が安定している連帯保証人をつける」です。

連帯保証人をこれまでつけていなかった方は、収入が安定している連帯保証人を付けることで
格段に審査が通りやすくなります。

無職やフリーターなどのかなり審査に通りずらい方であっても、収入が安定している
連帯保証人さえいれば簡単に審査に通るようになるため、家族などに頼める方は相談してみましょう。

なお連帯保証人とは、契約者本人が家賃を支払わなかったときに責任を負わされる存在のため、
なりたがらない方の方がほとんどです。

連帯保証人を無理やり押し付けると、家族であっても関係性に大きな亀裂が入る可能性があるので
注意しましょう。

アリバイ会社を利用して在籍証明書を作成する

賃貸の審査に落ちてしまった時の対処方法3つ目は、
「アリバイ会社を利用して在籍証明書を作成する」です。

職業のように簡単には変えられないことが原因で何度も審査に落ちており、
連帯保証人などを頼める相手も貯金もないという場合には、アリバイ会社を利用して
在籍証明書を作成してもらう選択肢もあります。

アリバイ会社とは賃貸契約時に勤務先の情報や在籍証明書などの書類を発行してくれるサービスです。
アリバイ会社を利用すれば無職の方であっても勤務先の情報を得ることができます。

もう自分ではどうしようもないという方は、利用を検討してみても良いかもしれません。

アリバイ会社は実績豊富な「アリバイドットコム」がおすすめ

アリバイ会社を利用するなら、「アリバイドットコム」がおすすめです。
アリバイドットコムとは、業界最大手クラスの累計相談実績2,000件越えの大手アリバイ会社です。

アリバイドットコムでは、在籍確認電話の代行・証明書の発行・保証人の紹介・緊急連絡先代行
などを依頼することができます。

利用料は利用するサービスによって違いますが、おおよそ2万円～3万円で利用可能です。
お問い合わせは無料対応しているため、迷っている方は気軽に相談してみましょう。

【まとめ】賃貸審査に落ちるのはなぜ？通りにくい人の特徴と対処法

本記事では、賃貸審査に落ちるのはなぜなのかについて紹介しました。
いかがだったでしょうか？

無職の方や水商売の方、ルームシェア目的の方、過去にトラブルを起こした方などは
普通の人に比べて審査に通りにくいと言われています。

何度も審査に落ちてしまうという場合には、審査を受ける物件の家賃を下げたり、
不動産会社に行くときは身だしなみを整えたりといった対策を取るようにしましょう。

本記事が賃貸審査になかなか通らず困っている方のお役に立てれば幸いです。