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シングルマザーだと賃貸は借りられないの…?

収入があってもシングルマザーだと賃貸契約を断られてしまうのか不安に感じている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、シングルマザーが賃貸を借りための対策について詳しく紹介していきます。
保証人がいない時の対処法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

シングルマザーが賃貸の入居審査に通らない4つの理由

シングルマザーが賃貸の入居審査に通らない4つの理由

シングルマザーが賃貸の入居審査に通らない理由としては、以下のような理由があると考えられます。

シングルマザーが賃貸の入居審査に通らない理由

  • 連帯保証人がいない
  • 収入と家賃が見合っていない
  • 子供の年齢が幼い
  • 非正規雇用のため安定した収入がない

連帯保証人がいない

連帯保証人をたてずに審査を受けていた方は、連帯保証人がいないことで審査に落ちたと考えられます。
最近では保証人の代わりに保証会社を利用するケースが増えてきていますが、連帯保証人を頼める親族がいるなら連帯保証人をたてていた方が審査通過率は上げられます。

保証会社と契約できれば必ずしも連帯保証人をたてる必要はありませんが、保証会社の審査に落ちる可能性も考えられるため、可能な方は連帯保証人をたてて審査に申し込みましょう。

シングルマザーで保証人がいない方は「シングルマザーで保証人がいない場合は?」を参考にしてください。

連帯保証人を頼める相手の条件

  • 2親等以内の親族
  • 自分と同等かそれ以上の安定収入がある
  • 過去に滞納や破産歴がない

収入に家賃が見合っていない

審査の際には、必ず収入に対して家賃の金額が妥当かチェックされます。
月収に見合わない家賃のお部屋を選んでしまうと審査に落とされるため注意しましょう。

一般的に家賃の目安は月収の3分の1以下が理想と言われています。

家賃 月収 年収
4万円 12万円 144万円
6万円 18万円 216万円
8万円 24万円 288万円
10万円 30万円 360万円

家賃が高い物件を選んでしまうと、生活が立ち行かなくなる可能性もあるので気をつけてください。

子どもの年齢が幼い

子どもの年齢が幼いと審査には落とされやすい傾向があります。
理由は、子どもが幼いと親が一緒にいても泣き声や足音の騒音トラブル発生リスクが高いからです。

子供が中学生になっていれば年齢で審査に落ちることはなくなりますが、小学生低学年以下の場合は審査に影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。

ファミリー世帯向けの物件であれば、ほかの部屋にも子どもが住んでいるため周りから理解を得られ、騒音トラブルには発展しづらいと考えられます。

非正規雇用のため安定した収入がない

審査の際には、家賃を滞納されないために収入が安定しているか確認されます。
夜職や個人事業主、パートタイマーのような働き方をしている方は、固定給の人とは異なり、収入が月ごとに変動する可能性があることから、家賃滞納を不安視され落とされる確率が高まります。

非正規雇用で生計を立てている方は注意が必要です。
審査時には連帯保証人を立てたり、アリバイ会社と契約したり対策してから審査に申し込むと良いでしょう。

シングルマザーが賃貸審査を通過させるためにできる6つの対処法

シングルマザーが賃貸審査を通過させるためにできる6つの対処法

シングルマザーが賃貸審査を通過させるためにできる、6つの対処法を紹介します。
審査に不安を感じる時は、あらかじめ対処法を把握しておくと良いでしょう。

シングルマザーが賃貸審査を通過させるためにできる対処法

  • 連帯保証人をたてる
  • 代理契約で審査に申し込む
  • 保証会社に依頼する
  • 審査を申し込む物件の条件を下げる
  • 母子家庭が利用できる制度を利用する
  • アリバイ会社に依頼する

連帯保証人をたてる

連帯保証人の有無で賃貸審査の通りやすさは大きく変わってくるため、連帯保証人をたてられるのであれば、すぐにでも頼める親族を探すことがおすすめです。

連帯保証人を親族に任せられれば、審査でマイナスだと判断される要素があっても審査を通過できる可能性が上がります。

代理契約で審査に申し込む

親族を頼れる方は、代理契約で審査に申し込む方法も検討してみると良いでしょう。
代理契約とは、賃貸審査の突破が困難な人が、ほかの人に契約を任せて賃貸契約する方法です。

代理契約であれば代理の契約者の支払い能力で審査を受けられるため、収入が不安定なシングルマザーでも比較的簡単に審査を突破できます。
親族を頼れる方は、親族に代理契約を頼む方法も検討してみてください。

保証会社に依頼する

賃貸保証会社を利用すれば、連帯保証人がいる場合と同じ扱いで審査を受けられます。
連帯保証人を家族に頼めない方は、お部屋の審査へ申し込む前に保証会社を利用できないか確認してみることをおすすめします。

昔に比べると保証会社の利用が可能なお部屋が増えてきているため、賃貸審査の際はぜひ保証会社の利用を検討してみてください。

なお、家賃保証会社の利用にはお金がかかり、契約時だけでなくお部屋に住み続ける限り毎年1万円前後の費用がかかります。

審査を申し込む物件の条件を下げる

家賃は高くても収入の3分の1以下に抑える必要があります。
高い家賃のお部屋に住むと、何かあった際に生活費のやりくりが厳しくなり、生活が立ち行かなくなるので注意しましょう。

可能なら家賃を月収の4分の1以下に抑えることが理想です。
家賃がどうしても高くなってしまう時は、駅からの距離やスーパーマーケットからの距離が離れた立地の物件を検討したり、築年数が古めの物件を検討したり物件の条件を下げてみると良いでしょう。

同じ地域の物件でも条件を下げれば家賃も下げられることは珍しくありません。

母子家庭が利用できる制度を利用する

シングルマザーとして子供を育てていく場合、自治体から手当・補助金が受け取れます。
もらえる手当や補助金は住んでいる地域によって異なりますが、中には自分から申請しなければ受け取れない補助金や手当も存在します。

月収が少ない方は自分に適用される制度を調べ、忘れずに受け取りましょう。

アリバイ会社に依頼する

審査を通過できそうにない時は、アリバイ会社に依頼する選択肢もあります。
アリバイ会社とは、賃貸審査で利用できるアリバイを提供しているサービスです。

アリバイ会社を利用すれば、仕事に就いていない人でもアリバイ会社と提携している会社で働いている体で審査に申し込めます。

1回あたり1~3万円程度の費用で審査通過率を大きく上げられるため、審査が不安な場合は利用を検討してみましょう。

アリバイ会社では、アリバイの提供以外にも書類の作成や保証人の紹介、緊急連絡先の代行、不動産会社の紹介といったサービスを展開しています。
アリバイ会社の詳しいサービス内容が知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。

シングルマザーで保証人がいない場合は?

シングルマザーで保証人がいない場合は?

シングルマザーで保証人がいない時の対策としては、以下のような方法が挙げられます。

シングルマザーで保証人がいない時の対策

  • 母子家庭に優しい物件を紹介してもらう
  • 自治体に尋ねてみる
  • 母子ハウスを探す

お部屋を探す際は、お部屋探しサイトよりも不動産屋に直接相談した方が母子家庭でも借りやすい物件を紹介してもらえるので、なるべく不動産屋を利用しましょう。

母子ハウスとは、シングルマザー向けのシェアハウスのことで、シングルマザーのみ入居できます。
保証人のいないシングルマザーでも収入が足りていれば比較的簡単に契約可能です。

シングルマザーが利用できる手当や補助金は?

シングルマザーが利用できる手当や補助金は?

シングルマザーが利用できる手当や補助金制度をまとめて紹介します。

シングルマザーが利用できる手当や補助金

  • 児童手当
  • 児童扶養手当
  • 自治体ごとの制度
  • 住宅扶助

なお、ここで紹介している制度は2025年5月時点の情報を基に執筆しているため、現在の制度とは異なる場合があります。
利用する際は、必ず最新の情報もあわせて調べてください。

児童手当

児童手当は、中学卒業までの子どもを育ててる親が受け取れる手当です。
支給額は子どもの年齢によって変わります。

子どもの年齢 児童手当支給額
3歳未満 一律15,000円
3歳~小学校卒業まで 1万円(第3子以降は15,000円)
中学入学~卒業まで 一律1万円

児童手当は認定請求を行わなければ対象となる子どもがいても受け取れません。
現状対象にも関わらず受け取っていないのであれば、すぐに申請しましょう。

申請を忘れていても罰則はありませんが、受け取りそこなった手当は申請しても受け取れません。

児童扶養手当

児童扶養手当は、父親または母親どちらか片方のみで子育てをしているひとり親家庭に支給される手当です。
子どもが18歳を迎えた後、次の3月31日まで支給されます。

子どもの人数に応じた所得制限があり、親である自分と同居家族の前年度の所得状況によっては支給額が減額、支給停止となる場合があります。

扶養人数 受給者資格本人の所得制限 扶養義務者・配偶者・孤児等の養育者
0人 全額支給49万円、一部支給192万円 236万円
1人 全額支給87万円、一部支給230万円 274万円
2人 全額支給125万円、一部支給268万円 312万円
3人 全額支給163万円、一部支給306万円 350万円

自治体ごとの制度

ひとり親向けの手当てや制度は、国だけではなく市区町村規模でも多数用意されています。
地域ごとに異なるため、お住まい地域でひとり親向けの制度がないかぜひチェックしてみてください。

自治体ごとの制度

  • 住宅扶助
  • 医療費助成制度
  • 児童育成手当
  • 電車やバスの割引制度
  • 粗大ごみ手数料の減免
  • 上下水道の割引
  • 保育料の免除

住宅扶助

ひとり親で家賃1万円以上の賃貸を借りて、20歳未満の子どもを育てている場合は、住宅手当を受けられる可能性があります。

住宅手当支給条件

  • 20歳未満の子どもを育てている
  • 賃貸に住んでいて住民票を置いている
  • 現住所に6か月以上住んでいる
  • 生活保護を受けていない
  • 前年度の所得が所得制限額に満たない

対象の方は、忘れずに申請しましょう。
支給額は地域によって異なりますが、5,000円~1万円前後です。

なお、住宅手当は国ではなく市区町村が行っている制度のため、お住まいの地域によっては対象者であっても制度自体がなく、手当を受け取れないことがあります。

シングルマザーでも借りやすい賃貸

シングルマザーでも借りやすい賃貸

シングルマザーでも比較的審査に通過しやすく借りやすい賃貸をまとめて紹介します。
シングルマザーにおすすめの賃貸物件は、以下の3つです。

シングルマザーにおすすめの賃貸物件

  • UR賃貸住宅
  • 県営・市営住宅
  • 母子ハウス

シングルマザーにおすすめの賃貸①UR賃貸住宅

UR賃貸住宅

写真引用:UR賃貸住宅

UR賃貸住宅とは、国土交通省が所管する独立行政法人であるUR都市機構が管理をしている賃貸物件です。
主に団地をリノベーションした物件が多く、最大の魅力は礼金・仲介手数料・更新料が無料なことです。

保証人をたてないで契約でき、子育て世帯向けの割引もあるため、家族を頼れないシングルマザーや家賃を安く抑えたいと考えている方に向いています。

UR賃貸住宅の審査については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

シングルマザーにおすすめの賃貸②県営・市営住宅

県営・市営住宅とは、自治体が運営している住宅のことです。
大抵の県営・市営住宅は月収が少ない方向けに運営されており、シングルマザーのように生活困窮世帯が優先的に入居できます。

引越しの際は県営・市営住宅の利用も検討してみてください。
県営・市営住宅には、入居可能な人の条件が細かく設定されているので、応募する際は必ず事前にチェックしましょう。

主な募集条件

  • 市内・県内在住または勤め先がある
  • 世帯収入が基準を下回っている
  • 住居に困っている
  • 税金の滞納がない
  • 暴力団員ではない
  • 成人している

シングルマザーにおすすめの賃貸③母子ハウス

母子ハウスとは、母子家庭向けのシェアハウスのことです。

有名な母子ハウス

  • MANA HOUSE
  • MOM-HOUSE
  • U-STYLE
  • ペアレティングホーム
  • MUTTER HOUSE

キッチンやトイレ、お風呂、リビングなどの一部のスペースを同じ施設に住んでいる方と共有するので、一般的な賃貸よりも家賃が安めな傾向があります。

母子ハウスには男性が住むことはなく、周りに住んでいる方もみんな母子家庭のため、身寄りがない方でも子育てをお互いに助け合うことが可能です。

シングルマザーの賃貸探しについてよくある質問

シングルマザーの賃貸探しについてよくある質問

最後にシングルマザーの賃貸探しについてよくある質問をまとめて紹介していきます。
シングルマザーになってから初めてのお部屋探しで、不安を感じているという方はぜひ参考にしてください。

よくある質問

  • 母子家庭の家賃はいくらまでが理想?
  • シングルマザーの月の生活費はいくら?
  • シングルマザーは賃貸審査に通る?

母子家庭の家賃はいくらまでが理想ですか?

母子家庭の場合、母親1人の収入で子供と自分の生活費を賄う必要があるため、家賃はできることなら月収の4分の1以下に抑えることが理想です。

一般的には家賃は月収の3分の1以下が理想と言われていますが、母子家庭の場合は家賃を月収の3分の1まで出してしまうと生活が回らなくなる危険性があるので注意しましょう。

月収が低く4分の1以下で考えると借りられるお部屋がない時は、県営・市営住宅や母子ハウスを探してみることがおすすめです。

シングルマザーの一か月の生活費はいくらですか?

シングルマザーの一か月の生活費は、平均20万円~23万円程度と言われています。
これは全国のシングルマザーの平均的な生活費のため、住む地域次第で1月にかかる生活費は大きく変わります。

もしも現状シングルマザーではないけれど今後なる予定がある場合は、あらかじめ自分が住んでいる地域の家賃・物価相場から、一か月にかかる生活費を計算しておくと良いでしょう。

知らないままだと不安になってしまいますが、おおよその金額を把握しておければどのくらい働く必要があるのか予想できます。

なお、月収が少なく生活費の確保が難しいのであれば、自治体の制度を利用したり実家に住ませてもらったりすることもおすすめです。

シングルマザーは賃貸審査に通りませんか?

シングルマザーだからという理由だけで審査に落ちることはあまりありません。
しかしシングルマザーの方は生活費の確保が難しいことから、なかなかお部屋を貸してもらえない傾向があるのも事実です。

シングルマザーとしてお部屋を借りたい時は、シングルマザー向けの物件や低所得者向けの物件を中心にお部屋を探してみましょう。

ファミリー世帯向けの物件の場合は厳しい審査があったとしても、最初からシングルマザー向けとなっている物件であれば審査が厳しい心配はありません。

【まとめ】シングルマザーで賃貸審査に不安がある方は当社にご相談ください

【まとめ】シングルマザーで賃貸審査に不安がある方は当社にご相談ください

本記事では、シングルマザーが賃貸を借りる際の対策について紹介しました。
シングルマザーでも賃貸は借りられますが、収入や騒音トラブルを不安視されて審査に落とされることは珍しくありません。

賃貸審査に通過できるか不安な時は、アリバイドットコムへ相談してみてください。
アリバイドットコムでは賃貸審査を有利に進められるアリバイの提供をしており、見破られにくい確実なアリバイ設定が可能です。

審査に落ちると同じ条件でのやり直しはできないので、不安を感じる時は対策してから申し込むことをおすすめします。