「宅建ブレインズの審査は厳しい…?」
入居審査を受ける際に、審査の厳しさが気になる方は少なくないでしょう。

本記事では、宅建ブレインズの審査は厳しいのかについて詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • 宅建ブレインズの審査は厳しいのか
  • 宅建ブレインズの審査項目
  • 宅建ブレインズに落ちた時の対処法

宅建ブレインズの審査は厳しい?

宅建ブレインズの審査は厳しい?

宅建ブレインズは信用系の保証会社で、審査はやや厳しめです。

種類 審査の厳しさ 特徴
信販系 厳しい 与信情報を確認する
信用系 やや厳しめ 同じ協会に属する会社間で滞納・トラブルを起こした人の情報を共有している
独立系 ゆるい 独自の基準で審査を行う

LICCという団体に属しており、審査では同じLICCに属する他社での滞納・トラブル歴の確認が行われます。

宅建ブレインズ(ハトさん保証)とは

宅建ブレインズ(ハトさん保証)とは

宅建ブレインズは、東京都宅建協会グループの出資によって設立された家賃保証会社です。

社名 株式会社宅建ブレインズ
所在地 東京都千代田区飯田橋3-11-14 GS千代田ビル5階
設立 昭和60年10月22日
資本金 1億円
加盟団体 東京都宅地建物取引業協会会員/東京都宅建協同組合組合員/一般社団法人全国賃貸保証業協会会員
株主 東京都宅地建物取引業協会 東京都宅建協同組合

元々は保証業務の代理店でしたが、2013年から家賃保証サービスを開始しています。

審査で使用する書類

宅建ブレインズの審査では、申込書類と身分証明書の2点を提出する必要があります。
身分証明書として認められる書類は、以下の通りです。

身分証明書

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 住民基本台帳カード
  • 福祉手帳
  • 健康保険証

人によっては以下のような書類も提出を求められる場合もあります。

未成年者 親権者同意書
自営業者 確定申告/納税証明書
内定者・転職者 内定通知書
生活保護受給者 保護決定通知書
年金受給者 年金受給証明書

求められた書類は、すべて期限内に揃えて提出しましょう。

審査通過時に支払う保証料

宅建ブレインズの審査通過時に支払う保証料は、契約するプランによって異なります。
各プランごとの保証料は、以下の通りです。

プラン 初回保証料 年間保証料 引き落し手数料
滞納報告型 物件ごとに異なる 契約の翌年以降年1万円(割引制度あり) 0円
集金代行型 物件ごとに異なる 契約の翌年以降年1万円 0円

保証料の詳細は、必ず契約前に確認できます。
詳細を把握したい時は契約書をしっかりと確認しましょう。

宅建ハトさん決済とは

宅建ハトさん決済とは、宅建ブレインズが提供している決済システムです。
家賃や更新料を普段使用しているクレジットカードで決済可能になるシステムのことで、以下のような費用の支払いが対象となっています。

宅建ハトさん決済の主な支払い対象

  • 入居費用
  • 家賃
  • 更新料
  • 退去費用
  • 駐車場利用料金

クレジットカードは、VISAとMastercard、American Express、Diners Club、JCBの5大ブランドが利用でき、契約時に別途クレジットカードを発行する必要はありません。

宅建ブレインズの審査で確認される項目

宅建ブレインズの審査で確認される項目

宅建ブレインズの審査では、主に以下のような項目を確認されます。
中には簡単に対策を行える審査項目もあるので、申し込み前に確認しておきましょう。

審査で確認される項目

  • 家賃の滞納歴
  • 支払い能力
  • 職種と勤続年数
  • 申込書の記入内容
  • 態度や発言
  • ネット上のネガティブな情報

家賃の滞納歴

審査では、家賃の滞納歴がないかも確認されます。
宅建ブレインズはLICCに加盟しているため、宅建ブレインズでの滞納だけでなく他社での滞納歴も審査に影響を及ぼします。

過去に家賃を滞納した経験がある方は、滞納時した保証会社がLICCに加盟していないか確認しておくと良いでしょう。

LICCに加盟する保証会社

  • アーク
  • エルズサポート
  • K-net
  • 興和アシスト
  • ジェイリース
  • 大成保証
  • 賃住保証サービス
  • テンポスバスターズ
  • ナップ賃貸保証
  • ニッポンインシュア
  • ランドインシュア
  • ルームバンクインシュア

支払い能力

審査では、家賃を滞納せずに支払い続けられる能力があるか確認されます。
「家賃の3倍以上の月収、36倍以上の年収があるか」が支払い能力の基準とされており、収入が基準値を下回っていると落ちる可能性が高まります。

審査を通過するためには、自分の収入に合った家賃の物件を選択することが大切です。

家賃 月収 年収
3万円 9万円 108万円
5万円 15万円 180万円
7万円 21万円 252万円
9万円 27万円 324万円
11万円 33万円 396万円

職種と勤続年数

審査では、職種と勤続年数も確認されます。
安定した働き方をしている方ほど審査を通過しやすく、反対に収入が変動したり突然収入を失ったりするリスクを抱えている方ほど落ちやすい傾向があります。

審査を通過しやすい職種と落ちやすい職種は、それぞれ以下の通りです。

審査を通過しやすい職種 正社員/公務員
審査に落ちやすい職種 水商売/アルバイト/個人事業主/無職/非正規雇用

落ちやすい職種に該当する方は、アリバイ会社の利用がおすすめです。

申込書の記入内容

審査では、申込書の記入内容も確認が入ります。
申込書に虚偽情報を記入していると、審査基準を満たしていても審査を通過できなくなります。

審査に通過できるか不安を抱えていても虚偽情報を記入することはやめましょう。
申込書の記入方法がわからない時や記入すべき項目がわからない時は、賃貸仲介業者に確認をとってください。

態度や発言

審査では、態度や発言も確認されています。
審査中に以下のような態度や発言をすると、トラブルを起こしそうな人だと判断され落ちるリスクが高まるので注意しましょう。

落ちるリスクが高まる態度や発言

  • 乱暴な口調で話す
  • 威圧的な態度を示す
  • 予約した時間に遅刻する
  • 建設的な会話をしない
  • 申込書類に虚偽の内容を記入する
  • 同時に複数の物件の審査を受ける
  • 本人確認に対応しない
  • 書類の提出に応じない

ネット上のネガティブな情報

審査ではウェブ検索を行い、ネガティブな情報が見つからないかも確認されます。
自分の名前で検索をかけた際に、SNSのアカウントやブログサイト、掲示板サイトの書き込みなどが見つかる方は注意が必要です。

審査に影響するネット上のネガティブな情報

  • 金銭関係のトラブルに関する情報
  • 実名アカウントでの誹謗中傷
  • 暴言や反社会的な発言
  • 犯罪や逮捕歴に関する情報

本名でSNSやブログサイトを運営している場合は、対策を行ってから審査に申し込むと良いでしょう。

宅建ブレインズの審査に落ちる人の特徴

宅建ブレインズの審査に落ちる人の特徴

宅建ブレインズの審査に落ちる人の特徴は、以下の通りです。

宅建ブレインズの審査に落ちる人の特徴

  • 宅建ブレインズで家賃の滞納経験がある
  • 支払い能力が不足している
  • 不安定な職に就いている
  • 申込書に虚偽の内容を記入している
  • ネット上にネガティブな情報がある
  • 反社会的勢力とのつながりがある

審査では、収入以外にも職業や家賃の滞納経験を確認されます。
上記の特徴に当てはまる時は、連帯保証人を立てたり、アリバイ会社と契約したり対策をとってから審査に申し込むと良いでしょう。

宅建ブレインズの審査に落ちたらどうする?

宅建ブレインズの審査に落ちたらどうする?

宅建ブレインズの審査に落ちた時の対処法は、以下の通りです。

審査に落ちた時の対処法

  • 再審査を受けられないか確認する
  • 親族名義での契約を検討する
  • ほかの物件を検討する
  • 引越時期を見直す
  • アリバイ会社と契約する

再審査を受けられないか確認する

審査に落ちたら、まず再審査を受けられないか確認してみてください。
審査を受けていた物件次第では、再審査を受け直せる可能性があります。

再審査を受けられる条件は以下の通りです。

再審査を受けられる条件

  • 利用可能な保証会社数が2社以上
  • 管理会社の審査では落ちていない
  • オーナーの審査では落ちていない

保証会社の審査で落ちており、利用可能な保証会社数が2社以上であれば、申し込む保証会社を変更することで再審査を受けられます。

親族名義での契約を検討する

審査に落ちた時は、親族名義での契約も検討してみると良いでしょう。
入居審査では、契約名義人の収入や職業が問われるため、親族の名義で審査に申し込めば、既に1回落ちている物件でも審査をやり直せます。

自分の名義で審査を通過できなかった時は、親族名義での契約も検討してみてください。

賃貸を親族名義で契約する際の注意点

  • 無許可で代理契約を行うとトラブルになる
  • 物件によっては代理契約が認められない
  • 各種手続きは名義人のサポートが必須
  • 滞納すると名義人の責任になる

ほかの物件を検討する

再審査や親族名義での契約でも審査を通過できなかった時は、落ちた物件を借りる方法はありません。
ほかの物件を検討しましょう。

入居審査で確認される項目や重要視される点は、物件のオーナーや保証会社によって異なります。
1回審査に落ちたとしても、ほかの物件では結果が変わる可能性は十分にあります。

ほかの物件を検討する際のポイント

  • 落ちた物件よりも家賃を下げる
  • 保証会社が宅建ブレインズの物件は避ける
  • 独立系保証会社が利用可能な物件を選ぶ

引越時期を見直す

引越時期を変更できる時は、引越時期の見直しもおすすめです。
入居審査は入居者を確保しやすい時期ほど審査の基準を引き上げられる傾向があります。

3~4月のように引っ越す人が増加する時期に入居審査を受けると、審査を通過するハードルが高まるため、引越時期を変更できる時はなるべく引っ越す人が少ない時期を狙うと良いでしょう。

引越に適した時期と避けるべき時期は、それぞれ以下の通りです。

引越閑散期 1月/8月/12月
引越繁忙期 3~4月/7月

アリバイ会社と契約する

落ちた時は、アリバイ会社との契約も検討してみると良いでしょう。
アリバイ会社とは、賃貸審査時に勤め先として設定できる在籍会社を紹介するサービスです。

アリバイ会社と契約すれば、本当の職業ではなく在籍会社に所属している設定で入居審査を受けられます。
職業だけでなく収入や勤続年数までカバーできるため、審査に落ちた時はぜひアリバイ会社の利用を検討してみてください。

虚偽の情報で審査に申し込むと見抜かれますが、アリバイ会社と契約すれば在籍確認や書類の作成まで任せられるので見抜かれる心配はありません。

宅建ブレインズの審査の流れ

宅建ブレインズの審査の流れ

宅建ブレインズの審査の流れは、以下の通りです。

STEP.1
申し込み
審査を受けるには、まず申し込みが必要です。手続きは賃貸仲介業者で行えます。
STEP.2
審査
審査は2~4日程度かかります。人によっては、審査期間中に本人確認や在籍確認が実施されます。
STEP.3
追加書類の提出
審査期間中に追加書類の提出を求められる場合があります。追加書類の提出を指示された時は、速やかに提出しましょう。
STEP.4
結果の通知
結果は必ず申し込み時に利用した賃貸仲介業者経由で戻ってきます。

宅建ブレインズの評判

宅建ブレインズの評判

過去に利用した方は、宅建ブレインズを以下のように評価しています。

宅建ブレインズの評判

  • 事故が起きた際の対応がスムーズだった
  • 電話での対応が良かった
  • 解約後に間違いの電話が複数回あった

電話での対応に関して、悪い評判と良い評判の両方が見つかりました。
間違い電話があったという内容の悪い評判は、宅建ブレインズだけでなく多くの保証会社で共通してみられる評価です。

宅建ブレインズは、他社と比較して一般的な水準のサービスを提供している会社と言えます。

宅建ブレインズの審査に関するQ&A

宅建ブレインズの審査に関するQ&A

最後に宅建ブレインズの審査に関するよくあるQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つの質問です。

よくあるQ&A

  • 審査結果は何日で返ってきますか?
  • 在籍確認は実施されていますか?
  • 緊急連絡先の設定は拒否できませんか?

審査結果は何日で返ってきますか?

審査の結果は、平均2~4日前後で返ってきます。
混雑状況や申込タイミングによって審査にかかる時間は前後するので、引っ越し期限が決まっている方は余裕をもって申し込むことがおすすめです。

提出書類に不備があったり、本人確認対応が遅れたりすると審査が延長されます。
書類の提出期限は厳守し、本人確認はなるべく早めに対応すると良いでしょう。

在籍確認は実施されていますか?

在籍確認は、申込者のうち一部の方のみ実施されています。
自分が対象者かどうかは、実際に確認電話がかかってくるまでわかりません。

審査の申込手続きが完了したら、入居審査で在籍確認の連絡があるかもしれないことを伝えておくと良いでしょう。
在籍確認が実施された場合、確認がとれるまで審査が中断される点に注意が必要です。

緊急連絡先の設定は拒否できませんか?

緊急連絡先の設定は、原則拒否できません。
緊急連絡先とは、入居者と連絡がとれなくなった時に使用するための非常用の連絡先だからです。

入居時に緊急連絡先を設定していなければ、入居者と連絡がつかなくなった際に大きなトラブルを招きます。
どの物件でも基本的に緊急連絡先の設定を拒否することはできないので注意しましょう。

親族や友人に頼めない時は、緊急連絡先代行サービスの利用がおすすめです。
連帯保証人は親族以外認められないケースがほとんどですが、緊急連絡先であれば親族以外に任せても問題ありません。

【まとめ】宅建ブレインズの審査は厳しめ

【まとめ】宅建ブレインズの審査は厳しめ

本記事では、宅建ブレインズの審査は厳しいのかについて紹介しました。
宅建ブレインズは、やや審査が厳しめな保証会社です。

多くの保証会社での家賃滞納・トラブル歴を確認されるため、これまでに滞納の経験がある方では、審査の通過が困難です。

審査を突破できるか不安を感じる時は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。
アリバイ会社と契約を結べば職業や収入、雇用形態に関するアリバイの提供を受けられ、入居審査に通過できる可能性を高められます。