「SBIギャランティの審査は厳しいの…?」
入居審査を申し込む際に、自分が利用する保証会社の審査が厳しいのか気になる方は少なくないでしょう。

本記事では、SBIギャランティの審査は厳しいのかについて詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • SBIギャランティの審査は厳しいのか
  • SBIギャランティの審査基準
  • 審査に落ちた時の対処法

SBIギャランティの審査は厳しい?

SBIギャランティの審査は厳しい?

SBIギャランティは、SBI証券や住信SBIネット銀行などを傘下に持つSBIグループのグループ会社です。
信販系に該当し、審査はかなり厳しめです。

種別 審査の難易度
信販系 とても高い
信用系 高い
独立系 低い

信販系の保証会社の特徴は、審査時に申込者の与信情報をチェックすることです。
与信情報に傷があると支払い能力が低いと判断され、審査に落とされます。

契約後にかかる保証料

審査に通過した場合、以下の保証料がかかります。

プラン名 SBI定率40
初年度年間保証料 月額賃料等合計額の40%相当額(最低額2万円)
(次年度以降)年間保証料 8,000円

初年度年間保証料は契約した年の年間保証料で、家賃の合計額によって変動します。
年間保証料は契約翌年以降、毎年発生する保証です。

初回保証料は賃料の50%、年間保証料は1万円としている保証会社が多く、SBIギャランティの保証料は他社と比較して低めだといえます。

SBIギャランティの審査で使用する書類一覧

SBIギャランティの審査で使用する書類一覧

SBIギャランティの審査申し込み時には、以下の2点の書類が必要です。

申し込み時に必ず提出する書類

  • 家賃等保証サービス申込書
  • 身分証明書のコピー

家賃等保証サービス申込書は不動産仲介業者から渡される書類で、受け取ったら記入して提出します。
身分証明書としては、運転免許証と健康保険証、パスポートの3つの中からいずれか1点を提出する必要があります。

指示があった人のみ提出する書類

  • 確定申告書
  • 通帳の写し
  • 親権者同意書
  • 学生証
  • 内定通知書
  • 保護決定通知書

SBIギャランティの審査で確認されるポイント

SBIギャランティの審査で確認されるポイント

SBIギャランティの審査では、主に以下の7つの項目をチェックします。
審査基準は複数あり、様々な視点から総合的に判断が下されます。

審査で確認されるポイント

  • 与信情報
  • 家賃の滞納歴
  • 収入と家賃のバランス
  • 職種と雇用形態
  • 提出書類の記入状況
  • トラブル・犯罪歴
  • 身なりや態度

与信情報

信販系であるSBIギャランティの審査では、与信情報が確認されます。
与信情報に傷が残っている状態で審査を検討している方は、注意が必要です。

与信情報に傷がつく行為

  • クレジットカードの滞納
  • カードローンの滞納
  • 自己破産
  • 個人再生
  • 代位弁済
  • クレジットカードの強制解約
  • クレジットカードの多重申し込み

与信情報に傷がある方は、支払い能力が低いと判断されやすく、審査に落ちやすい傾向があります。

家賃の滞納歴

審査では、これまでにSBIギャランティで家賃を滞納していないかも確認されます。
過去に1回でもSBIギャランティで家賃を滞納している方は、再度家賃を滞納するリスクが高いと判断され落とされます。

家賃の滞納歴が審査に影響を及ぼす範囲は、以下の通りです。

審査に影響を及ぼすケース SBIギャランティでの滞納/信用情報の記録
審査に影響を及ぼさないケース 他社での滞納

SBIギャランティはほかの保証会社と利用者の情報を共有しておらず、他社での滞納は基本的に審査へ影響しません。

収入と家賃のバランス

審査では、収入と家賃のバランスも確認されます。
収入の審査基準は「月収が賃料の3倍以上、年収が賃料の36倍以上あるか」です。

収入が基準を下回っていると審査のハードルが上がるため、できる限り基準内に収まる物件を選択しましょう。

家賃 月収 年収
4万円 12万円 144万円
6万円 18万円 216万円
10万円 30万円 360万円
13万円 39万円 432万円

職種と雇用形態

審査では、支払い能力の判断材料の一つとして職種と雇用形態も確認されます。
正社員や公務員のような安定性の高い職に就いている方ほど高く評価され、以下のような職種は厳しく審査されます。

落とされやすい職種と雇用形態

  • 無職
  • アルバイト
  • 夜職
  • フリーランス
  • 派遣社員・契約社員

上記の職種や雇用形態が落とされやすい理由は、収入が不安定だったり、突然収入を失ったりするリスクが高いからです。
人によっては、収入と合わせて現在の預貯金額を確認される場合があります。

提出書類の記入状況

審査では、提出書類の記入状況も確認されます。
書き間違いや記入漏れがある状態で申込書類を提出すると、適当な人だという印象を持たれるので注意しましょう。

提出を求められた書類は、全て間違いのない状態で期日内に提出することが大切です。
故意に嘘を記入すると、見抜かれた際に審査を落とされ、今後SBIギャランティの利用ができなくなります。

審査に落ちるかもという不安があっても、絶対に嘘を記入するのは止めましょう。

トラブル・犯罪歴

審査では、契約した後で隣人トラブルを起こされたり、家賃を滞納されたりする事態を予防する目的で、トラブル・犯罪歴も確認されます。

過去にSBIギャランティでトラブルを起こしている方や、調べると犯罪歴が見つかる方は審査の通過が困難です。

SBIギャランティに限らずほとんどの保証会社では、過去にトラブルを起こした人物の記録を残しています。
1回でもトラブルを起こしている保証会社の審査は基本的に通過できないので、他社を利用することがおすすめです。

身なりや態度

審査では、身なりや態度も確認されます。
不動産仲介業者を訪れる際の服装や電話対応時の態度は、しっかりと意識しましょう。

審査期間中に避けるべき態度や服装

  • スタッフに対して暴言を吐く
  • 大声で威圧する
  • 話を聞かずに的外れな回答をする
  • しつこく賃料の値下げ交渉を行う
  • だらしない服装で相談に行く
  • 清潔感のない服装で相談に行く

フォーマルな服装を選ぶ必要はありませんが、だらしない服装や清潔感のない服装のように悪い印象を持たれる格好は避けた方が無難です。

SBIギャランティの審査に通過できなかった時の対処法

SBIギャランティの審査に通過できなかった時の対処法

審査に通過できなかった時の対処法としては、以下のような方法があります。

審査に通過できなかった時の対処法

  • 保証会社を変更する
  • 契約名義人を親族にする
  • 諦めてほかの物件を検討する
  • 引越時期を変更する
  • アリバイ会社に相談する

保証会社を変更する

審査に落ちたと連絡を受けたら、焦らずに保証会社を変更できないか確認してみてください。
落ちたのが保証会社の審査であれば、保証会社を変更することで再度同じ物件の審査を受けられます。

保証会社の変更にデメリットは一切ないため、落ちた時は最初に保証会社の変更が可能かどうかを確認しましょう。

なお、保証会社ではなく大家さんや管理会社の審査で落ちていた場合やSBIギャランティの利用が必須の物件だった場合には再審査を受けられません。

契約名義人を親族にする

落ちた物件を諦められない時は、契約名義人を親族にする方法を検討してみましょう。
賃貸契約では、お部屋に住まない人も契約名義人に選択できます。

契約名義人が変更できれば、落ちた物件でも審査を最初からやり直せるため、審査の結果次第で落ちてしまった物件を借りられます。
契約名義人に選べる相手の条件は、以下の通りです。

契約名義人に選べる相手の条件

  • 3親等以内の親族
  • 安定収入がある
  • 家賃の36倍以上の年収がある
  • 与信情報に傷がない
  • SBIギャランティで滞納歴がない

諦めてほかの物件を検討する

再審査でも落ちた時は、落ちた物件を諦める必要があります。
以下の3つのポイントを意識して、次に申し込む物件を探しましょう。

ほかの物件を探す際のポイント

  • 落ちた物件よりも家賃が安い物件を選ぶ
  • 独立系保証会社が利用できる物件を選ぶ
  • SBIギャランティの物件は避ける

SBIギャランティの審査に落ちている方は、独立系保証会社が利用できる物件を選ぶことがおすすめです。
独立系保証会社とは、独自の基準で審査を行う保証会社のことで、SBIギャランティのような信販系よりも審査の難易度が低めです。

引越時期を変更する

審査に落ちた時は、引越時期の変更も検討してみてください。
入居審査は、入居者を確保しやすいシーズンほど審査の基準が引き上げられ、反対に入居者がなかなか決まりにくいシーズンほど基準はゆるくなる傾向があります。

引越しを考えていたタイミングによっては、引越時期を変更するだけでも審査に通過しやすくなるので、すぐに引越す必要がない時は引越時期の変更も検討してみましょう。

引越しに適した時期 8月/11月~1月
引越しを避けるべき時期 2月~4月

アリバイ会社に相談する

お部屋選びで妥協したくない時は、アリバイ会社に相談してみてください。
アリバイ会社とは、入居審査を有利にするアリバイを提供しているサービスです。

アリバイ会社で提供しているサービス

  • アリバイの提供
  • 在籍確認の電話対応
  • 書類の作成
  • 保証人の紹介
  • 緊急連絡先の紹介

アリバイ提供サービスを利用すれば、どのような職業の方でも有利な職に就いているものとして審査を受けられます。

審査に通過できる可能性を大きく高められるので、審査が不安な時はアリバイ会社と契約してから入居審査を申し込みましょう。

SBIギャランティの審査の一般的な流れ

SBIギャランティの審査の一般的な流れ

STEP.1
申し込み
審査を受けるには、不動産仲介業者から申し込む必要があります。入居審査を受ける物件が決まったら、不動産仲介業者で手続きを行いましょう。
STEP.2
審査
審査期間中には、申込者本人と緊急連絡先、連帯保証人、職場に電話連絡が実施されます。電話連絡が実施された時は、対応しない限り審査が中断されるため、必ず対応しましょう。
STEP.3
結果の通知
審査の結果は、申し込み後1~4日前後で返ってきます。結果は落ちていても通過していても必ず返ってきます。

SBIギャランティの審査に通過できない人とは?

SBIギャランティの審査に通過できない人とは?

以下の特徴に該当する方は、SBIギャランティの審査に通過できないと考えられます。

審査に通過できない人の特徴

  • 与信情報に傷がある
  • 家賃の滞納経験がある
  • 家賃が収入に見合っていない
  • 不安定な職に就いている
  • 態度が悪い
  • 申込書に嘘を記入している

SBIギャランティの審査では、様々な視点から総合的に申込者を審査しています。
審査に通過できないかもと感じる時は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。

SBIギャランティの審査に関するQ&A

SBIギャランティの審査に関するQ&A

最後にSBIギャランティの審査に関するよくあるQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の4つの質問です。

Q&A

  • 連帯保証人は絶対に必要ない?
  • 在籍確認や本人確認は実施される?
  • 審査期間は何日?
  • 緊急連絡先は誰に頼んでも問題ない?

連帯保証人は絶対に必要ありませんか?

原則連帯保証人は不要です。
しかし絶対に不要なわけではなく、一部の方は審査の結果、連帯保証人を立てるよう求められる場合があります。

連帯保証人を立てるよう求められるのは、支払い能力に不安のある方がほとんどです。
頼れる親族がいない、両親が高齢で既に退職しているといった連帯保証人を立てられない事情がある方は、家賃を収入の1/4以下に抑えて申し込むと良いでしょう。

在籍確認や本人確認は実施されますか?

SBIギャランティでは、申込者本人と緊急連絡先、連帯保証人予定者に対して内容確認の連絡を、勤務先に対して在籍確認の連絡をそれぞれ実施しています。

すべての申込者に対して確認の連絡を実施しているわけではありませんが、申し込みが完了したら前もって勤務先や緊急連絡先相手に対して伝えておくと良いでしょう。

内容確認や在籍確認の連絡がかかってくる電話番号は、以下の2つのうちどちらかです。

内容確認や在籍確認の連絡がかかってくる電話番号

  • 03-5226-0565
  • 03-5226-0567

審査期間は何日ですか?

平均的な審査期間は、1~4日程度です。
事前にどの程度の時間がかかるかはわかりません。

以下のようなミスがあると審査は長期化します。

審査が長期化するケース

  • 申込書類に何か所もミスがある
  • 書類の提出期日を守らない
  • 本人確認電話に対応しない

引越し期日まで時間がない時は、提出書類のミスに注意しましょう。

緊急連絡先は誰に頼んでも問題ありませんか?

緊急連絡先を頼める相手の条件は、以下の通りです。

緊急連絡先を頼める相手の条件

  • 80歳未満
  • 親族
  • 申し込み物件へ一緒に同居しない人

誰でも良いわけではないので、必ず上記の3つの条件すべてに当てはまる相手を選択しましょう。
申込者が外国籍の方の場合のみ、例外として親族ではなく日本国籍の人を緊急連絡先に設定する必要があります。

緊急連絡先には審査時に確認電話が実施されるため、架空の連絡先を設定したり親族以外の連絡先を記入したりするとトラブルになります。

【まとめ】SBIギャランティの審査難易度は高い

【まとめ】SBIギャランティの審査難易度は高い

本記事では、sbiギャランティの審査は厳しいのかについて紹介しました。
sbiギャランティは、信販系の保証会社で審査の通過は簡単ではありません。

審査に通過できるか不安な方は、アリバイ会社と契約してから審査に申し込んでみてください。
アリバイ会社と契約すれば審査時に職業や収入に関するアリバイを使用でき、審査に通過できる可能性を高められます。

入居審査に挑戦できる回数は物件ごとに限りがあるので、しっかりと対策をとってから審査に申し込むことがおすすめです。