「レジデントアシスタンスの審査は何系なの…?」
入居審査を申し込む際に、何系の保証会社なのか気になる方は少なくないでしょう。

本記事では、レジデントアシスタンスの審査は何系なのかについて詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • レジデントアシスタンスは何系なのか
  • レジデントアシスタンスの審査項目
  • レジデントアシスタンスで提供中のプラン

レジデントアシスタンスの審査は何系?

レジデントアシスタンスの審査は何系?

レジデントアシスタンスは、独立系の保証会社です。

種類 難易度
信販系 高い
信用系 やや高い
独立系 低い

保証会社には、信販系と信用系、独立系の3つの種類が存在します。
審査の難易度は信販系が最も高く、独立系がほかと比較して低いとされています。

独立系に分類される保証会社の特徴は、独自の審査基準を設けていることです。
信販系や信用系の会社のように審査基準は厳しくなく、比較的通過しやすいと言えるでしょう。

レジデントアシスタンスとは

レジデントアシスタンスとは

レジデントアシスタンスは、三井不動産グループの家賃保証会社です。

社名 レジデントアシスタンス株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル
設立 2016年7月1日
資本金 1,000万円
株主 三井不動産レジデンシャルリース株式会社100%
事業内容 借家人向け家賃債務保証サービス

三井不動産グループが管理する物件の保証を行うために設立された保証会社で、主に都市部の物件で利用されています。

審査時に提出する書類

審査時には、申込書と身分証明書、在籍証明書の3点を提出する必要があります。
身分証明書は、日本国籍であれば以下のような書類が認められます。

身分証明書

  • 運転免許証(表裏の写し)
  • 国民健康保険証(表裏の写し)
  • 住基カード

人によっては、上記に加えて以下のような書類の提出を求められる場合があります。

人にっては提出が必要な書類

  • 源泉徴収票
  • 確定申告書
  • 納税証明書
  • 内定通知書
  • 学生証(表裏の写し)
  • 預貯金通帳
  • 住民票

申し込み時に提出を求められた書類は、すべて期限内に揃えて提出しましょう。

審査通過時に支払う保証料

レジデントアシスタンスの審査通過時に支払う保証料は、以下の通りです。

プラン 代位弁済型 収納代行型
初回保証料 月額総賃料の50% 月額総賃料の50%
年間保証料 9,600円 1万円

保証料は、契約するプランや物件によって異なります。
詳細を確認したい時は、必ず契約書に記載された金額を確認してください。

年間保証料は年に1回支払う必要がある費用で、初回保証料は契約時に支払う必要がある費用です。

提供中のプラン

レジデントアシスタンスでは、代位弁済型と収納代行型の2つのプランを提供しています。
代位弁済型は三井不動産レジデンシャルリース株式会社と連携したプランで、収納代行型ではクレディセゾンと連携したプランです。

保証範囲は、2つのプランで共通しており、以下のように定められています。

保証範囲

  • 賃料
  • 駐車場
  • 更新料
  • 原状回復費
  • 法的手続き費用
  • 残置物撤去費用
  • 早期解約損害金

契約するプランは、物件のオーナーに決定権があり、利用者が自由に選択することはできません。

レジデントアシスタンスの審査項目は?

レジデントアシスタンスの審査項目は?

レジデントアシスタンスの主な審査項目は、以下の通りです。

主な審査項目

  • 家賃の滞納歴
  • 支払い能力
  • 職業
  • 申込書の記入内容
  • 態度や発言
  • ネット上のネガティブな情報

審査は単純なものではなく、様々な視点から入居者として相応しい人物かどうか判断されます。

家賃の滞納歴

審査では、過去の家賃滞納歴を確認されます。
これまでに1回でもレジデントアシスタンスで滞納経験がある方は、審査を通過できません。

滞納歴が確認される範囲は以下の通りです。

審査に影響する滞納歴 レジデントアシスタンス利用時の滞納
審査に影響しない滞納歴 他社での滞納

レジデントアシスタンスの審査では、自社での家賃滞納歴のみを確認しており、ほかの保証会社での滞納歴は審査に影響を及ぼしません。

支払い能力

審査では、十分な支払い能力があるか確認されます。
支払い能力の審査では、「家賃の3倍以上の月収、36倍以上の年収があるか」が基準となっています。

基準を収入が下回っていると支払い能力が不足していると判断されるため、注意が必要です。
審査を突破するには、自分の収入にあった家賃の物件を選択することが重要になります。

家賃 月収 年収
5万円 15万円 180万円
7万円 21万円 252万円
9万円 27万円 324万円
11万円 33万円 396万円
13万円 39万円 468万円

職業

審査では、現在の職業も確認されます。
職業は安定性の高い職ほど高く評価され、反対に不安定な職に就いていると厳しく審査されます。

落ちやすい職業と通過しやすい職業は、それぞれ以下の通りです。

落ちやすい職業 無職/フリーター/個人事業主/水商売/派遣社員/契約社員
通過しやすい職業 正社員/公務員

落ちやすい職業に該当している方は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。
アリバイ会社と契約を結べば、正社員や公務員として働いている体で審査を受けられます。

申込書の記入内容

審査では、申込書の記入内容も確認されます。
申込書は審査の大切な判断材料であり、記入間違いや記入漏れがあると印象が悪くなります。

提出前にしっかりと確認し、できるかぎりミスのない状態で提出できるよう努めましょう。
レジデントアシスタンスの申込書に用意されている主な項目は、以下の通りです。

申込書の項目

  • 電話番号
  • 現住所
  • 生年月日
  • 現住居形態
  • 勤務先名称
  • 勤務先住所
  • 勤務先電話番号
  • 勤続年数
  • 役職
  • 年収

態度や発言

審査では、態度や発言も確認されています。
常識から外れた対応や不適切な言葉遣いは、マイナスな印象を持たれる原因となるので注意が必要です。

審査に悪い影響を及ぼす態度や発言は、以下の通りです。

審査に影響を及ぼす態度や発言

  • 説明の途中で話を遮る
  • 予約の時間に遅刻する
  • 建設的な会話をしない
  • 横柄な態度をとる
  • 相談時に曖昧な返答を繰り返す
  • 乱暴な言葉遣いで話す

場合によっては、態度や発言から入居者として望ましくないと見なされることがあります。

ネット上のネガティブな情報

審査では、ネット上にネガティブな情報が掲載されていないかも確認されます。
調査されるのは、以下のようなサイトです。

調査されるサイト

  • 爆サイ
  • ホスラブ
  • SNS
  • X
  • ニュースサイト
  • 人探しサイト

自分の名前で検索をかけた際に、自分が犯した犯罪に関する情報や金銭のトラブルに関する情報、SNSでの誹謗中傷などが見つかる方は審査に影響を及ぼすと考えて良いでしょう。

事前に削除や非公開設定を行ってから審査に申し込んでください。

レジデントアシスタンスの審査に落ちた時の対処法

レジデントアシスタンスの審査に落ちた時の対処法

レジデントアシスタンスの審査に落ちた時の対処法としては、以下のような方法があります。

審査に落ちた時の対処法

  • 再審査を受けられないか確認する
  • 親族名義での契約を検討する
  • ほかの物件を検討する
  • 引越時期を変更する
  • アリバイ会社と契約する

再審査を受けられないか確認する

落ちたという連絡を受けたら、まず再審査を受けられないか確認しましょう。
保証会社の審査で落ちている場合は、再審査を受けられる可能性があります。

再審査に一切のデメリットはないため、落ちた時にまだ落ちた物件を借りたいと思っていたら再審査の有無を確認してみてください。

なお、例外として以下のケースに該当する場合は、再審査を受けられません。

再審査を受けられないケース

  • 利用可能な保証会社が1社のみ
  • 管理会社の審査に落ちた
  • オーナーの審査に落ちた

親族名義での契約を検討する

落ちた物件を諦めきれない時は、親族名義での契約を検討してみると良いでしょう。
事前にオーナーの承諾を得ていれば、実際の入居者とは異なる人を契約名義人に設定できます。

入居審査では、契約名義人の収入や職業を確認されるため、親族を契約名義人に設定すれば自分が既に落ちている物件でも再審査を受けられます。

親族名義で契約する際の注意点

  • 事前に許可をとる必要がある
  • 物件によっては認められない
  • 各種手続きは名義人のサポートが必須

ほかの物件を検討する

落ちた物件で再審査を受けられない時は、ほかの物件を検討してみましょう。
ほかの物件を検討する時のポイントは、以下の通りです。

ほかの物件を検討する時のポイント

  • 落ちた物件よりも家賃を下げる
  • 三井不動産グループの物件は避ける
  • 独立系保証会社が利用できる物件を選ぶ

独立系に分類される保証会社は、ほかと比較して審査がゆるめです。
レジデントアシスタンスの審査に落ちている方でも、審査を通過できる見込みが高くおすすめです。

引越時期を変更する

審査に落ちた時は、引越時期を変更することがおすすめです。
入居審査の基準は一般的に、入居者の確保が困難になる時期ほどゆるくなります。

審査を考えていたタイミング次第では、引越時期を変更するだけでも審査の通過が比較的簡単になります。
以下を参考にして、引越時期を変更できないか検討してみましょう。

審査の基準が下がる時期

  • 8月
  • 11月
  • 12月
  • 1月

特に3月から4月にかけての時期は、引っ越す方が増加し、審査のハードルも上がるので注意が必要です。

アリバイ会社と契約する

審査に落ちた時は、アリバイ会社と契約する方法も検討してみてください。
アリバイ会社とは、入居審査時に職業や収入に関するアリバイとして利用できる在籍会社を紹介するサービスです。

アリバイ会社の主なサービス

  • アリバイの提供
  • 書類の作成
  • 緊急連絡先の紹介
  • 保証人の紹介

アリバイ会社と契約すれば、在籍会社に務めている体で入居審査を受けられます。
無職やフリーターの方でも正社員として働いている体で審査を受けられるため、お部屋選びの際に妥協する必要がなくなります。

レジデントアシスタンスの審査に落ちた人におすすめの保証会社

レジデントアシスタンスの審査に落ちた人におすすめの保証会社

レジデントアシスタンスの審査に落ちた人におすすめの保証会社は、以下の通りです。

レジデントアシスタンスの審査に落ちた人におすすめの保証会社

  • クレデンス
  • アース賃貸保証
  • いえらぶパートナーズ
  • プラザ賃貸保証
  • ハウスリーブ

上記のような独立系に分類される保証会社では、各社それぞれ独自の基準で審査を実施しています。
レジデントアシスタンスとは異なる基準の審査を受けられるため、レジデントアシスタンスで落ちている方でも十分審査を通過できる見込みがあります。

レジデントアシスタンスの審査に関するQ&A

レジデントアシスタンスの審査に関するQ&A

最後にレジデントアシスタンスの審査に関するよくあるQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つの質問です。

Q&A

  • 審査結果は何日で返ってくる?
  • 在籍確認は実施されている?
  • 審査に落ちた理由を知る方法はある?

審査結果は何日で返ってきますか?

審査の結果は、1週間以内に返ってくるケースがほとんどです。
他社と比較して時間がかかることも多いので、申し込みが完了したら焦らずに待ちましょう。

審査にかかる日数は、通過していても落ちていても変わりません。
時間がかかっているから落ちている、結果の連絡が早いから通過できているといった予想を立てることはできません。

提出書類にミスがあったり、確認電話への対応に時間がかかったりすると審査が長期化する場合があります。

在籍確認は実施されていますか?

在籍確認は、一部の方のみ実施されています。
審査期間中に在籍確認が行われるかどうかは、あらかじめ告知されないため、審査に申し込んだら在籍確認の実施に備えましょう。

あらかじめ「引っ越しの審査で在籍確認電話がかかってくるかもしれない」と勤め先に伝えておいた方が、審査はスムーズに進みます。

在籍の確認が長期間行えないと、審査の継続が不可能と判断され落とされる場合もあるので注意が必要です。

審査に落ちた理由を知る方法はありますか?

レジデントアシスタンスの審査に限らず、審査に落ちた理由を利用者が直接知る方法はありません。
都度落ちた理由の開示を行うと審査基準が明らかになり、審査の公平性が失われるからです。

落ちていた場合にも通過していた場合にも、結果以外確認することはできません。
なお、審査の結果は不動産仲介業者経由で伝えられますが、不動産仲介業者にも落ちた理由は開示されません。

何が原因で落ちたのかしつこく理由を聞くと、不動産仲介業者からの印象が悪くなるのでやめましょう。

【まとめ】レジデントアシスタンスの審査はやや厳しい

【まとめ】レジデントアシスタンスの審査はやや厳しい

本記事では、レジデントアシスタンスの審査は厳しいのかについて紹介しました。
レジデントアシスタンスの審査では、支払い能力や過去の滞納歴、職業などを確認されます。

過去にレジデントアシスタンスで滞納経験があったり、家賃に対して収入が不足していたりすると、審査を落とされます。
審査が不安な時は、アリバイ会社の利用がおすすめです。

アリバイ会社とは、入居審査を有利に進められる在籍会社を紹介するサービスです。
誰でも利用でき、契約することで有利な職に就いている設定で審査を受けられます。

審査が不安な時は、ぜひアリバイ会社の利用を検討してみてください。