「無職になったから賃貸を追い出されるのかな…」
賃貸契約中に無職になったことに対して、このような疑問を抱えていませんか?

本記事では、賃貸契約中に無職になってしまった場合追い出されるのかについて紹介していきます。
契約方法ごとに詳しく解説するので、無職になってしまった方、仕事を辞める予定がある方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 無職になっただけでは追い出されない
  • 定期借家契約の場合は更新時に更新拒否される可能性がある
  • 家賃の滞納やトラブルを起こすと追い出される

【結論】賃貸契約中に無職なっても追い出されない

【結論】賃貸契約中に無職なっても追い出されない

結論から書くと、賃貸契約中に無職になったとしても追い出されることはありません。
なぜなら、賃貸は入居者も法律で守られており、大家さんが入居者を追い出すためには、信頼関係が破壊されるほどの理由が必要だからです。

無職になったとしても家賃を滞納せずに支払っているのであれば信頼関係が破壊されたことにはなりません。
家賃滞納や隣人との揉め事といったトラブルを起こさなければこれまで通り住み続けられるので安心してください。

一部の契約方法では、例外的に更新のタイミングで更新拒否をされる可能性があります。
更新拒否で追い出される可能性がある契約方法については以下の章で詳しく解説していきます。

普通借家契約の場合は追い出されない

普通借家契約を結んでいる場合には、仮に契約中に無職になってしまったとしても追い出されることはありません。

なぜなら普通借家契約では正当な理由が無ければ更新拒否ができないからです。
契約者が無職になったことは更新を拒否できる理由に値しません。

無職になっただけでは追い出されることはありませんが、トラブルを起こしていたり家賃を滞納していたりすると追い出される可能性が出てきます。

追い出されたくない場合には、家賃の滞納やトラブルは避けるようにしましょう。
なお、家賃滞納で追い出される目安は3か月以上です。

アリバイドットコムスタッフアリバイドットコムスタッフ

2023年現在では、95%が普通借家契約だと言われています。

定期借家契約の場合は更新時に追い出される可能性が高い

定期借家契約を結んでいる場合には、更新のタイミングで追い出される可能性が高いです。
なぜなら、定期借家契約は普通借家契約と違い契約を更新するかどうかを大家さんが自由に決められるからです。

更新では契約書を再度作り直すため、無職なことは必ず大家さんにバレてしまいます。
無職で家賃を滞納する可能性が高い人物だと判断されると契約更新はしてもらえない可能性が高いと言えます。

もちろん無職でも契約を更新してもらえる可能性もありますが、一般的な契約形式は普通借家契約なのにも関わらず定期借家契約を採用している時点で期待しないことがおすすめです。

もしも契約内容を確認し定期借家契約を結んでいた場合は、更新がくるタイミングを調べておくようにしましょう。

賃貸契約中に賃貸を追い出されるケース

賃貸契約中に賃貸を追い出されるケース

契約中に無職になっても追い出されないと先述しましたが、下記のようなケースに当てはまる場合追い出される可能性があります。

賃貸契約中に賃貸を追い出されるケース

  • 家賃を数か月間滞納している
  • 近隣トラブルを起こしており何度も注意を受けている
  • ペット不可物件でペットを飼育している
  • 無断で契約者以外の人が住んでいる

下記からは、それぞれのケースについて詳しく紹介していきます。
契約中に無職になってしまった方はぜひ参考にしてください。

家賃を数か月間滞納している

追い出されるケース1つ目は、「家賃を数か月間滞納している」です。
普通借家契約を結んでいる場合、大家さんが入居者を追い出すには正当な理由が必要なのですが、数か月間に渡る家賃の滞納は正当な理由に値します。

そのため、家賃を数か月滞納してしまうと、強制退去させられる可能性が出てきます。
入居者を追い出すために必要な家賃滞納期間は正確には定められていませんが、おおよその目安は3か月です。

無職になり生活が苦しかったとしても、3か月に渡って家賃を滞納してしまうと追い出されるので注意しましょう。

収入がなくなったことで家賃が支払えない場合には、手当を申請したり実家に引っ越したりなどの対処を検討してみてください。

近隣トラブルを起こしており何度も注意を受けている

追い出されるケース2つ目は、「近隣トラブルを起こしており何度も注意を受けている」です。
近隣トラブルは一度や二度程度であれば強制退去まで発展することはありませんが、何度もトラブルを起こし注意をされているにもかかわらず改善せずにいると強制退去に発展します。

大家さんが入居者を追い出すには信頼関係が破壊されたと裁判所に認められる必要があり、何度注意を受けてもトラブルを起こし続ける行為は信頼関係の破壊に該当します。

一度や二度程度不注意でトラブルを起こしてしまうことは仕方ありませんが、故意に何度も繰り返す行為は絶対にやめましょう。

最悪の場合強制退去だけでなく、隣人に訴えられ裁判沙汰になる可能性があります。

ペット不可物件でペットを飼育している

ペット不可物件でペットを飼育している場合も、バレた際に追い出される可能性があります。
なぜならペット不可物件にはペットを飼ってはいけないルールにしている理由があり、内緒でルールを破ってまでペットを飼育する行為は信頼関係が破壊されたといえるからです。

バレた時点で即刻強制退去となるケースは少ないですが、バレたらペットを処分するか出ていくかを迫られるため注意しましょう。

最近ではペット可物件も増えてきているため、どうしてもペットを飼育したい場合はペット可物件に引っ越してから飼育することがおすすめです。

もしもケガをしている動物を拾ったなどの特殊な事情がある場合には、内緒で飼育する前に大家さんに事情を話してみてください。

大家さんに確認してみたらペットの飼育を許可してもらえるケースもあります。

無断で契約者以外の人が住んでいる

無断で契約者以外の人を住ませている場合にも、バレた際に追い出される可能性が高いです。
なぜなら無断で人を住ませる行為は又貸しにあたるからです。

バレる可能性は低いですが、バレた場合追い出されることを考えると、事情があったとしても勝手に人を住ませることはおすすめできません。

何らかの事情で家族や恋人と同居したくなった場合には事前に必ず大家さんや管理会社に確認をとるようにしてください。

2人以上入居可の物件であれば家賃の変更などなしに書類の提出だけで入居者を変更でき、単身向け物件であっても大家さん次第では入居を許可してもらえる可能性があります。

なお、家族や恋人を無断で住ませた場合、責任は無断で住んでいる相手ではなく契約者である自分に発生します。

賃貸契約中に無職になった場合に注意すべきこと

賃貸契約中に無職になった場合に注意すべきこと

賃貸契約中に無職になってしまった場合は、下記の3つのポイントに注意しましょう。

賃貸契約中に無職になった場合に注意すべきこと

  • 家賃は絶対に滞納しない
  • 契約更新時に嘘をつかない
  • 隣人トラブルを起こさない

問題を起こさなければ無職になっても追い出されることは基本的にありません。
やけを起こして自分で追い出される原因を作らないようにしてください。

家賃は絶対に滞納しない

無職になると収入がなくなることから家賃を滞納する可能性が出てきますが、できる限り家賃の滞納はおすすめできません。

なぜなら家賃は一度でも滞納すると、自分の信用情報に傷がつく可能性があるからです。
信用情報に傷がついてしまうと、クレジットカードを発行する際や次に賃貸を契約する際の審査で不利になります。

一度ついた信用情報の傷を消すためには5年以上の時間がかかるため、安易な気持ちで家賃を滞納することはやめましょう。

お金がなくどうしても家賃を滞納してしまう場合には、事前に大家さんや管理会社に相談してみてください。
事前に相談をすれば期日を伸ばすなどの対応をしてもらえるケースがあります。

契約更新時に嘘をつかない

無職期間中にタイミング悪く契約更新の時期が来てしまった場合、契約更新書類に職業を記載する必要が出てきますが、契約書には間違っても嘘を書いてはいけません。

なぜなら契約書類に嘘を記入することは、私文書偽造罪にあたるからです。
嘘がバレると最悪の場合警察沙汰に発展し、逮捕されてしまいます。

普通借家契約であれば、更新のタイミングで無職だったとしても追い出されることはないため、焦って嘘を記入しないよう注意してください。

なお、定期借家契約の場合は追い出される可能性がありますが、95%ほどの賃貸が普通借家契約を採用しているため、定期借家契約を結んでいる可能性は低いです。

隣人トラブルを起こさない

無職期間中には隣人トラブルを起こさないよう注意することも大切です。
なぜなら、隣人トラブルを起こしてしまうと追い出される可能性が出てくるからです。

契約中に無職になっただけであれば追い出されることはありませんが、何かしらのトラブルを起こしてしまうとそれを理由に契約更新を断られたり、強制退去を命じられたりしてしまいます。

無職になると自宅で過ごす時間が増えますが、隣人に気を遣い騒音などでトラブルをおこさないようにしましょう。なお、騒音トラブル程度であれば揉め事を起こしてしまってもすぐに改善すれば問題ありません。

賃貸契約中に無職になり家賃が払えなくなった場合の対処法

賃貸契約中に無職になり家賃が払えなくなった場合の対処法

賃貸契約中に無職になってしまい、家賃が支払えない場合には下記のような対処法があります。

賃貸契約中に無職になり家賃が払えなくなった場合の対処法

  • 管理会社に事情を説明して家賃の支払いを待ってもらう
  • 家賃が安い物件に引っ越す
  • 各種手当を申請する

家賃を滞納することはとても簡単ですが、一度でも滞納をしてしまうと信用情報に傷がつく恐れがあるため、家賃は極力滞納しないことがおすすめです。

管理会社に事情を説明して家賃の支払いを待ってもらう

対処法1つ目は、「管理会社に事情を説明して家賃の支払いを待ってもらう」です。
もしも収入がなくなったことにより家賃を期日までに支払えない場合には、必ず管理会社に事情を説明して家賃の支払いを待ってもらいましょう。

家賃は振込形式の場合、自分から振り込みを行わなければ簡単に滞納できますが、事前の断りなしに滞納すると必ず安否確認で連絡が来てしまいます。

安否確認に対応しないと自宅まで取りたてに来られたり、強制退去命令を出されたり嫌な目に遭うことになります。

支払期日を過ぎれば過ぎるだけ嫌な目に遭う確率が上がるため、できる限り滞納することが確定した時点で相談するようにしてください。

なお、大家さんや管理会社によっては事前に相談することで猶予をくれることもあります。

家賃が安い物件に引っ越す

収入がなくなることで家賃を支払い続けるのが難しい場合や長期間無職を継続する予定の場合は、家賃の安い物件に引っ越しを検討することがおすすめです。

なぜなら、家賃が高い物件と安い物件では、生活費に大きな差が出てくるからです。
家賃8万円の物件から家賃4万円の物件に引っ越せば月々4万円生活費を節約できる計算になります。

引っ越し費用のことを考えて高額な家賃のお部屋に住み続けるよりも、家賃が安い物件に引っ越した方が長期的にみると節約になるケースも珍しくありません。

家賃の支払いが辛いと感じたら引っ越しにかかる費用と、引っ越した場合節約できる額をそれぞれ計算してみてください。

各種手当を申請する

3つ目の対処法は、「各種手当を申請する」です。
失業時には、申請することで国や自治体から様々な手当を受け取ることができます。

失業したことにより家賃が払えず住居を失いそうな場合には、必ず自分が利用できる手当を調べ、すぐに申請を出すようにしましょう。

待っていたとしても利用できる手当の案内などは届かないため、自分で調べて申請をする必要があります。
失業者が利用できる手当は、失業給付金、就職催促給付、職業訓練受講給付金などです。

なお、失業時に利用できる各種手当は自分で申請を行わない限り受け取ることはできません。

賃貸契約中に無職になることについてよくある質問

賃貸契約中に無職になることについてよくある質問

最後に賃貸契約中に無職になってしまうことについてよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、下記の3つの質問です。

よくある質問

  • 賃貸は無職でも貯金があれば借りられますか?
  • 派遣の場合賃貸更新時の勤務先はどっちを記入したら良いですか?
  • 賃貸の審査に通った後で退職する事になった場合伝えた方が良いですか?

賃貸は無職でも貯金があれば借りられますか?

無職中でも貯金があれば、賃貸を借りられます。
なぜなら無職の方向けの審査方法が用意されているからです。

無職の場合は預貯金審査という貯金額をみる審査を受けることになり、ある程度のまとまった貯金があれば収入の目途がゼロだったとしても審査に通過できます。

目安として家賃2年分以上の貯金が必要になりますが、100万円前後の貯金があるのであれば無職のままでもお部屋を借りられるので安心してください。

貯金がほとんどない場合には、先に仕事を見つけるかアリバイ会社の利用を検討することがおすすめです。

派遣の場合賃貸更新時の勤務先はどっちを記入したら良いですか?

派遣の場合は、派遣元の会社を勤務先として記入することが一般的です。
なぜなら派遣社員は、派遣先の会社ではなく派遣元の会社と雇用契約を結んでいるからです。

賃貸契約時には勤務先に在籍確認の電話が入ります。
間違って派遣先の会社を記入してしまうと恥をかく事態に陥るので注意しましょう。

余裕がある場合は契約書を提出するタイミングで派遣元に賃貸の在籍確認が来る可能性がある旨を伝えておくと、審査がスムーズに進みます。

賃貸の審査に通った後で退職する事になった場合伝えた方が良いですか?

賃貸審査通過後に退職が決まった場合、退職日がいつになるかによっては仕事が変わったことを伝える必要があります。

賃貸審査通過後に数か月先の退職が決まったのであれば伝える必要はありませんが、契約を結ぶより前に急遽退職することが決まった場合は必ず伝えるようにしてください。

契約書は審査時に提出した内容で作成されるため、審査後に仕事を辞め、その後契約となった場合勤務先情報で嘘を付いていることになってしまいます。

なお、審査通過の段階では正式に契約を結んだことにはなっていないため、家賃が払えない恐れが出てくる場合には数か月後の退職であっても不動産屋さんに打ち明け契約を辞退することがおすすめです。

【まとめ】賃貸契約中に無職になったら追い出される?

【まとめ】賃貸契約中に無職になったら追い出される?

賃貸契約中に無職になったとしても、追い出されることは基本的にありません。
なぜなら、入居者が無職になったことは追い出せる理由に値しないからです。

定期借家契約を結んでいる場合のみ契約更新のタイミングで更新拒否をされる可能性がありますが、定期借家契約はほとんどの賃貸で採用されていないため不安になる心配はないと言えます。

無職になった場合は、まず自分の契約方法が普通借家契約か定期借家契約かを確認してみてください。
本記事が、無職になってしまったことで追い出されないか不安を感じている方のお役に立てれば幸いです。