「保証人を頼める相手がいない無職でも賃貸は借りられる…?」
賃貸審査では収入や職業の審査を審査されることが一般的ですが、中には事情があり無職のまま賃貸審査を受ける方もいるかと思います。
そこで本記事では保証人がいない無職でも賃貸は借りられるのかついて詳しく紹介します。
審査でチェックされる項目やおすすめの物件などについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- 審査で見られるポイント
- 無職の人でも借りやすい物件の特徴
- 無職の人が賃貸を契約する方法
目次
無職で保証人がいなくても賃貸審査に必要となる書類
無職で保証人のいない方が賃貸審査を受けるには、以下のような書類が必要になります。
審査時に必要な書類
- 収入を証明する書類
- 住民票
- 印鑑証明書
中でも最も重要な書類は、支払い能力を証明できる書類です。
直近で仕事をしておらず今後働く目途もたっていない方の場合は、残高証明書や確定申告書の控えといった書類が収入証明書になります。
完全に無収入の方は残高証明書を、働いていないけれど何かしらの収入を得ている方は残高証明書と確定申告書の控えを提出すると良いでしょう。
現状無職だけれど既に内定を獲得している方は、内定通知書を提出すれば働いているものとして審査が受けられます。
保証人がいない無職の人が賃貸の審査でチェックされる項目
保証人がいない無職の人は、主に下記の4つの項目を審査でチェックされます。
細かい審査基準は審査を行う会社ごとに異なりますが、保証人がいない無職の方は働いている一般的な属性の方と比べて審査突破が簡単ではありません。
審査でチェックされる項目
- 家賃の支払い能力があるか
- 保証会社の審査を通過できるか
- 信用情報に傷がないか
- 入居者として相応か
下記からはそれぞれの項目について詳しく紹介していきます。
家賃の支払い能力があるか
賃貸審査では、家賃の滞納をあらかじめ予防する目的で、申込者に家賃を支払い続けられる能力があるかをチェックされます。
審査で家賃の支払い能力がないと判断されると、お部屋は借りられません。
無職で保証人がいない方は残高証明書を活用して、貯金で家賃を支払えると証明しましょう。
なお、無職でも借りられる物件はありますが、どの物件であっても必ず支払い能力のチェックは実施され、無収入で貯金もないとなると自力で賃貸を契約することは非常に困難です。
保証会社の審査を通過できるか
保証人なしで賃貸を借りる際は、保証人の代わりとして保証会社を契約する必要があります。
保証会社の利用は法律で決められたルールではありませんが、リスク回避のために多くの大家さんが保証会社の利用を必須としており、現在では保証人と保証会社の両方利用せずに契約できる物件はほとんどありません。
保証会社の利用には審査があり、審査を突破できなければ保証会社と契約することはできません。
保証会社の審査内容は大家さんや管理会社が実施するものとほとんど変わりなく、保証会社の審査を突破できれば基本的に大家さんや管理会社の審査も突破できます。
信用情報に傷がないか
入居審査では、信用情報に傷がないか確認されるケースもあります。
信用情報とは、クレジットカードやローンなどの契約・支払いに関する情報のことです。
クレジットカードローンで滞納したり、自己破産したりすると信用情報に傷がつきます。
入居審査で信用情報のチェックが行われた場合、信用情報に傷があると審査の突破は困難です。
信用情報のチェックは、信販系保証会社に利用申し込みをした時に実施されるので、自分の信用情報に傷があると把握している方は、信用情報のチェックが行われない保証会社を利用することがおすすめです。
入居者として相応か
入居審査では、服装や態度、言動から入居申し込み者が入居者として相応しいかどうかをチェックしています。
服装があまりにも不清潔だったり、相談時に暴言を吐いたりすると、入居者として相応しくないと判断され、落とされるため注意が必要です。
審査通過率を上げたい時は、不動産屋さんに相談に行くタイミングだけでも良いので、身なりや態度、言動には気をつけましょう。
清潔感のある服装、常識的な態度であれば問題視される心配はありません。
入居者として相応しくないと判断される行為
- 暴言を吐く
- 不清潔な服装で相談にくる
- 高圧的な態度をとる
- 申し込み情報に嘘を記入する
保証人のいない無職の人が賃貸を借りる方法
保証人なし無職の人が賃貸を借りる方法としては、下記のような方法があります。
賃貸を借りる方法
- 家賃保証会社を利用する
- 預貯金審査を受ける
- クレジットカード払い対応の部屋を選ぶ
- 引越理由を明確に伝える
- アリバイ会社を利用する
下記からはそれぞれの方法について詳しく紹介していきます。
家賃保証会社を利用する
1つ目の方法は、家賃保証会社を利用する方法です。
賃貸を契約する際には、通常契約者が家賃を支払えなくなった時のために保証人を立てて契約しますが、保証人を立てられない時は家賃保証会社を契約することになります。
家賃保証会社とは、保証人の代わりを担ってくれるサービスのことで、不動産屋さんに相談することで保証会社を紹介してもらえます。
利用には年1万円前後の費用がかかりますが、無職の方でも利用可能です。
保証会社は自分で契約することも可能ですが、基本的には不動産屋さんごとに利用できる保証会社が決まっているため、勝手に契約してはいけません。
預貯金審査を受ける
2つ目の方法は、「預貯金審査を受ける」です。
預貯金審査とは、名前の通り審査を預貯金残高で行う方法のことです。
通常の賃貸審査では、収入や職業で審査を行いますが、無職の方は収入がないことから預貯金残高で支払い能力を審査してもらうことになります。
預貯金審査に必要になる貯金額の目安は、借りたいお部屋の家賃2年分です。
無職の方は通常の審査が受けられないため、預貯金審査が可能な物件を紹介してくださいと不動産屋さんに相談しましょう。
なお、預貯金審査は全ての物件で利用できるわけではなく、一部の物件のみで利用できます。
クレジットカード払いが可能なお部屋を選ぶ
3つ目の方法は、「クレジットカード払いが可能なお部屋を選ぶ」です。
クレジットカード払いを選択できれば、銀行引き落としの場合よりも大家さんに支払い能力を信用してもらえます。
なぜなら、クレジットカード払いだと銀行引き落としの際とは違い家賃の滞納をされる心配がないからです。
そのため、できることなら銀行引き落としや振り込みのお部屋よりも、クレジットカード払いに対応しているお部屋を選ぶことがおすすめです。
なお、クレジットカードの発行は無職だとできないと思っている方が多いですが、審査がゆるいクレジットカードであれば無職でも発行できます。
引越理由を明確に伝える
無職のまま引っ越す際は、必ず引っ越し理由を明確に不動産屋さんに伝えることが大切です。
なぜなら、無職のまま引っ越す方は珍しく、トラブルを起こして追い出されたのではないかと勘繰られてしまうからです。
無職のまま引っ越すとなると、働いている方に比べてお部屋の選択肢が減るため、ほとんどの方は引っ越しよりも先に仕事を探します。
住宅の取壊しで急遽引っ越しが決まってしまった際には、必ず引っ越し理由を明確に伝えてください。
なお、トラブルを起こし追い出されてしまった場合には、正直に理由を話さず家賃で生活が苦しいといった説明をすることがおすすめです。
アリバイ会社を利用する
無職だけど好きなお部屋を選びたいと考えている方は、アリバイ会社を利用する方法がおすすめです。
アリバイ会社とは、無職や水商売、フリーター、フリーランスなどの賃貸契約が難しい職業に就いている方がスムーズにお部屋を借りられるよう、アリバイを提供しているサービスです。
アリバイ会社を利用すれば、無職の方であっても実在する会社の正社員として賃貸審査が受けられます。
在籍確認にも対応してもらえるためバレる心配がなく、無職で審査を受けるよりもお部屋の選択肢を増やせます。
2~3万円程度の費用で利用できるので、予算に余裕がある方はアリバイ会社の利用も検討してみてください。
保証人がいない無職の人でも借りやすい賃貸物件
保証人がいない無職の人でも借りやすい賃貸物件は、以下の通りです。
無職の人でも借りやすい物件
- 敷金・礼金・仲介手数料が無料の物件
- UR賃貸住宅
- 短期契約の物件
無職の方は、保証人を立てるよう要求されるケースが非常に多いため、上記のような保証人がいなくても借りやすい物件を検討することがおすすめです。
敷金・礼金・仲介手数料が全て無料の物件
おすすめの物件1つ目は、「敷金・礼金・仲介手数料が全て無料の物件」です。
敷金・礼金・仲介手数料が全て無料とされている物件は、大家さんの事情によりキャンペーン価格で入居者を募集しています。
保証人なし無職のように審査で弱い立場の方でも比較的受かりやすい傾向があります。
不人気な物件という側面もありますが、初期費用を安く抑えられるメリットがあるので、お部屋探しの際はぜひ検討してみてください。
UR賃貸住宅【一定の基準を満たせば借りられる】
UR賃貸は礼金・仲介手数料が無料で、借りる際に保証人不要なことが売りの物件です。
団地をリノベーションした物件が多く、地域の家賃相場に比べて安くて広いお部屋が特徴です。
無職でUR賃貸を借りる場合、1年分の家賃を前払いするか家賃の100倍以上の貯金がある事を証明する必要がありますが、貯金さえあれば無職で保証人なしでも借りられます。
短期契約の物件【マンスリーマンション・シェアハウス】
マンスリーマンションやシェアハウスのように、短期契約の物件も保証人なしで借りられるケースが多くおすすめです。
短期契約の物件は最初から住み続けられる期間に制限が設けられているため、一般的な無期限の物件と比べて審査がゆるく保証人なしでも借りられる物件があります。
マンスリーマンションに至っては、最初に家賃を一括で支払う必要があることから、一括で支払うことさえできれば審査なしでお部屋を借りられます。
なお、短期契約の物件は一般的な賃貸と違い数年単位で借りることができない点には注意が必要です。
保証人がいない無職の方が賃貸物件を借りる際のQ&A
最後に、保証人がいない無職の方が賃貸物件を借りる際のQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、下記の3つの質問です。
Q&A
- 預貯金審査で借りるならいくら必要?
- 無職でも貯金があれば賃貸契約できる?
- 連帯保証人は家族以外に頼んでも良い?
無職で賃貸を預貯金審査で借りる場合いくら必要ですか?
無職で預貯金審査を受ける場合、家賃2年分相当の貯金が必要になります。
家賃が3万円のお部屋であれば72万円、家賃4万円のお部屋であれば96万円、家賃5万円のお部屋であれば120万円必要になる計算です。
預貯金審査で必要になる金額は審査を受ける会社ごとに基準が違いますが、おおよそ上記を目安として考えると良いでしょう。
なお、審査では貯金額以外にも過去のトラブル歴や態度などもチェックされるため、目安以上の貯金があれば必ず受かる訳ではありません。
無職でも貯金があれば賃貸を借りられますか?
無職でも、家賃2年分以上の貯金があれば賃貸は借りられます。
一般的な審査では職業を見られるため、無職状態ではお部屋が借りられないと感じる方は多いかと思いますが、大家さんの中には無職の方にもお部屋を貸している方もおり、無職でも貯金額で審査が受けられます。
無職なだけで住む場所が無くなってしまうことはないので、お部屋を探している方は不動産屋さんに相談に行ってみましょう。
連帯保証人は家族以外に頼んでも良いですか?
連帯保証人は原則家族に頼む必要があります。
友人や職場の同僚、上司、恋人などを連帯保証人にしようとすると、申し込みの段階で親族に変更するよう指示されるので注意しましょう。
連帯保証人を親族に頼めない特殊な事情がある方は、友人や同僚に頼むのではなく、保証会社という連帯保証人を担ってくれるサービスを契約することがおすすめです。
保証会社は自分で探して契約を行わずとも、不動産屋さんに親族を頼れない旨を説明すると保証会社が利用できる物件を紹介してもらえます。
【まとめ】保証人がいない無職の人でも賃貸を借りられる
保証人なし無職でも、保証会社や保証人不要物件を活用すれば賃貸は借りられます。
しかし、やはり無職でのお部屋探しとなると、選択肢は大きく狭まってしまうため可能なのであれば先に仕事を見つけることがおすすめです。
事情がありすぐにでも引っ越しをしなければいけない場合には、アリバイ会社を利用するといった対策をとりましょう。