「新生活が始まる前に賃貸を契約したかったのに内定通知書を無くした…」
賃貸契約でこのような不安を感じていませんか?
内定獲得状態で賃貸を契約する場合内定通知書が必要だといいますし、無くしたら焦ってしまいますよね。
そこで本記事では、内定通知書を無くしたら賃貸を契約できないのかについて詳しく紹介していきます。
- 内定通知書を無くした場合の対処方法
- 賃貸契約で内定通知書の提出を求められる理由
- 内定通知書以外に審査で必要になる書類は何か
目次
【結論】内定通知書を再発行することで賃貸を契約可能!
結論から書くと、内定通知書を無くしてしまっても、再発行することで賃貸は契約できます。
無くしてしまったらその時点で働き始めるまで賃貸を借りられなくなるということはないので安心してください。
内定通知書は頼めば再発行してもらえるケースがほとんどですが、再発行を頼む際は必ず無くしたことを謝罪する必要があります。
謝罪したとしても、大切な書類を無くすような人間だと思われることは回避しようがない点に注意しましょう。
賃貸に申し込む際に無くしていると気が付いた場合は、まず他の書類で代用できないか不動産屋に確認してみることがおすすめです。
賃貸契約で内定通知書をなくした場合の対処方法
賃貸契約で内定通知書を無くしてしまった場合は、再発行を依頼する方法や他の書類で代用する方法で対処できます。
詳しい対処法は、下記の通りです。
賃貸契約で内定通知書をなくした場合の対処方法
- 内定通知書の再発行を依頼する
- 採用通知書や雇用契約書を代用する
- 内定通知メールを代用する
- 内定先への在籍確認に変更してもらう
- 両親に代理契約を頼む
- 預貯金審査を検討する
- アリバイ会社を利用する
内定通知書の再発行を依頼する
対処法1つ目は、「内定通知書の再発行を依頼する」です。
内定通知書をなくした場合の最も簡単な対処法は、就職先に再発行を頼むことです。
そもそも発行していない会社であればわかりませんが、内定通知書の発行を行っている会社であれば再発行を頼むことで大抵再度送り直してもらえます。
そのため、すぐに解決したい場合は再発行を依頼すると良いでしょう。
最も簡単な対処法だと説明しましたが、再発行を依頼する方法には自分の評価を下げるデメリットがあります。
簡単に解決する方法ではありますが、できることなら最終手段と考えると良いでしょう。
採用通知書や雇用契約書を代用する
対処法2つ目は、「採用通知書や雇用契約書を代用する」です。
内定通知書の提出を求められるのは、本当に内定を獲得しているのか確認するためです。
そのため、まずは無くしてしまった旨を説明し、採用通知書や雇用契約書のコピーで代用できないか確認してみることがおすすめです。
不動産屋にもよりますが、採用通知書や雇用契約書は内定通知書同様に内定を獲得していることの証明になるため、これらの書類でも良いといってもらえる可能性があります。
採用通知書や雇用契約書は持っているという場合は、まず確認をとってみましょう。
内定通知メールを代用する
対処法3つ目は、「内定通知メールを代用する」です。
内定通知書を提出しなければいけないのは、働き口が決定し収入の目途が立っていると証明するためです。
そのため、無くしてしまった場合は「無くしてしまったから内定通知メールのコピーで代用できませんか?」と不動産屋に確認を入れてみましょう。
メールは簡単に偽造できることから内定通知メールは証明にならないと断られることもありますが、不動産屋によってはOKなケースもあります。
対処法は他にもあるため、断られた場合は他の方法を検討しましょう。
内定先への在籍確認に変更してもらう
対処法4つ目は、「内定先への在籍確認に変更してもらう」です。
内定通知書を無くしてしまった場合は、内定先へ在籍確認を入れる方法に変更してもらうこともおすすめです。
在籍確認とは、不動産屋が電話で就職先の企業に賃貸申し込み者が在籍しているのか確認する方法のことで、内定ではなく会社に勤めている場合は、在籍確認をするケースが一般的です。
在籍確認に変更してもらうことができれば、内定通知書を無くしたことを知られずに賃貸契約ができます。
不動産屋によっては在籍確認に変更してもらえるため、確認してみましょう。
両親に代理契約を頼む
対処法5つ目は、「両親に代理契約を頼む」です。
両親と親しいのであれば、代理契約を頼む方法もおすすめです。
代理契約とは、実際にお部屋に住む人とは別の人が契約者になる契約方法のことで、代理契約であれば内定通知書が無くても契約可能です。
内定通知書の発行は自分の評価を下げるデメリットを受けるため、可能なのであれば両親に代理契約を頼むことも検討してみましょう。
なお、代理契約を結ぶ場合、必ず事前に不動産屋に許可を取る必要があります。
事前に許可を取らずに無断で代理契約すると、バレた際に契約違反で追い出されるので注意してください。
預貯金審査を検討する
対処法6つ目は、「預貯金審査を検討する」です。
まとまった貯金があるのであれば、預貯金審査を検討することもおすすめです。
預貯金審査とは、収入や職業ではなく貯金額で審査が受けられる審査方法のことで、預貯金審査であれば内定通知書が必要ありません。
内定通知書は再発行もできますが、再発行を頼んでしまうと無くしたことがバレ、大切な書類の管理もできない人間だと思われてしまいます。
100万円以上の貯金がある場合は預貯金審査が可能なため、内定通知書を諦め預貯金審査を受けることも検討してみましょう。
アリバイ会社を利用する
対処法7つ目は、「アリバイ会社を利用する」です。
アリバイ会社とは、賃貸審査で必要になる内定通知書や給与明細、在籍証明書などの書類を発行しているサービスです。
通常会社から発行される書類を作成しているサービスと聞くと怪しい印象を受けるかもしれませんが、アリバイ会社は提携している企業が発行している書類という形で各種書類を作成しています。
そのため、特定の会社名で書類の発行を頼むことはできませんが、書類の偽造など法律違反には該当しません。
探しても見つからない場合はアリバイ会社の利用も検討してみてください。
内定通知書であれば2万~3万円ほどで発行できます。
賃貸契約時に内定通知書が必要になる理由
賃貸契約時に内定通知書が必要になる理由は、主2つあります。
賃貸契約時に内定通知書が必要になる理由
- 内定通知書が無ければ収入を証明できないから
- 社会的地位を証明するのに必要だから
内定獲得済み無職状態の場合、内定通知書がなければただの無職として扱われてしまうこともあるので注意しましょう。
下記からは、それぞれの理由について詳しく紹介していきます。
内定通知書が無ければ収入を証明できないから
1つ目の理由は、「内定通知書が無ければ収入を証明できないから」です。
内定獲得済みの状態だと内定通知書が無ければ収入を証明できません。
理由は内定通知書くらいしか収入が記載されていて且つ証明になる書類がないからです。
内定通知書は受け取ったら必ず大切に保管しておき、無くさないようにしましょう。
無くしてしまった場合頼めば再発行してもらえますが、一度貰った大切な書類を無くすような人間だというイメージを持たれてしまいます。
社会的地位を証明するのに必要だから
2つ目の理由は、「社会的地位を証明するのに必要だから」です。
内定獲得済み無職の方は、内定通知書が無ければ社会的地位を証明できません。
なぜなら、内定獲得済みの状態では会社に所属していることを証明できる書類が、内定通知書くらいしかないからです。
働き始めていれば保険証や在籍証明書、社員証、給与明細書、源泉徴収票など会社に所属していることがいくらでも証明できます。
しかし、実際にはまだ働き始めていない内定獲得済みの状態だと、上記で挙げた物では証明することができず、証明できないと無職という扱いになってしまいます。
【注意】内定通知書をなくしても偽造するのはNG!
もしも内定通知書を無くしても偽造するのは、絶対にNGです。
なぜかというと、内定通知書などの書類を勝手に偽造する行為は私文書偽造罪にあたるからです。
知らなかったとしても偽造した書類を提出し、バレた時点で罪に問われる可能性があるので注意しましょう。
警察沙汰になってしまったら知らなかった、悪気はなかったでは済まされません。
自分で偽造するくらいなら、プロであるアリバイ会社に依頼することがおすすめです。
アリバイ会社であれば、現状内定を貰っている企業とは違う企業になりますが、法律に違反せずに内定通知書を発行できます。
どうしても偽造したい場合は必ずプロへ依頼する
どうしても偽造したい場合は、プロであるアリバイ会社へ発行を依頼しましょう。
アリバイ会社とは、依頼することで内定通知書や給与明細書などの会社から発行される書類を作成してくれるサービスです。
書類の発行は法律違反になるのではと考える方もいるかと思いますが、アリバイ会社では提携している会社の書類という形で各書類を発行します。
そのため、仮に内定通知書などを発行しても自分で偽造する場合とは違い法律違反になりません。
内定通知書がなくて困っている場合は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。
内定通知書以外で賃貸契約に必要な書類
内定通知書以外で賃貸契約に必要になる書類はとしては、本人確認書類や住民票などがあります。
内定通知書以外で賃貸契約に必要な書類
- 本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・障碍者手帳・在留カードなど)
- 住民票
- 申込書
- 印鑑証明書
本人確認書類と住民票、申込書は必須ですが、印鑑証明書は利用する不動産屋によって求められる場合と求められない場合があります。
必要書類は必ず契約前にしっかりと不動産屋に確認をとるようにしてください。
連帯保証人を立てる場合は、連帯保証人の身分証明書と住民票、収入証明書も必要になります。
なお、住民票はマイナンバーカードを持っている場合コンビニでコピーできます。
内定獲得後に賃貸へ引っ越すまでの流れ
内定獲得後に賃貸へ引っ越すまでの流れを紹介します。
おおまかな流れは、下記の通りです。
賃貸契約時に内定通知書をなくした方からよくある質問
最後に賃貸契約時に内定通知書をなくした方からよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、下記の4つの質問です。
よくある質問
- 中途採用で内定通知書がない場合はどうしたら良いですか?
- 内定通知書がこない場合発行をお願いしてもいいのでしょうか?
- 内定通知書に社印が無くても賃貸審査で落とされませんか?
- 転職した場合内定通知書はいつ来ますか?
中途採用で内定通知書がない場合はどうしたら良いですか?
中途採用で内定通知書がない場合は、中途採用が決まった際に送られてきた他の書類やメールで代用できないか確認してみましょう。
不動産屋によっては、内定通知書以外の書類でOKなケースもあります。
もしも、他の書類では無理だと断られてしまったら、在籍確認の電話に変更してもらえないかを確認してみましょう。
絶対に内定通知書の提出を求められることは少ないため、内定通知書がなくてもどうにかなると考えて良いでしょう。
内定通知書がこない場合発行をお願いしてもいいのでしょうか?
内定通知書が来ない場合は、発行を頼んでも問題ありません。
賃貸契約で内定通知書が必要になる旨と発行を依頼する旨を書いてメールで依頼しましょう。
一度も発行されていない内定通知書であれば依頼するしても失礼に当たりませんが、内定通知書を過去に貰っており無くしてしまった場合には、無くしたことを謝罪する必要があります。
受け取った書類を受け取っていないことにして再発行を求めると非常識だと思われるので注意してください。
内定通知書に社印が無くても賃貸審査で落とされませんか?
内定通知書は発行義務のある書類ではないため、中には社印無で発行している企業もあります。
しかし、不動産屋や大家さんによっては社印が無い内定通知書は無効としているケースがあります。
社印が無くてもOKかどうかは利用する不動産屋や大家さん次第なため、事前に確認するようにしましょう。
もしも社印が必要だと言われたら、賃貸契約で社印が押された内定通知書が必要だと説明し、内定通知書を再発行してもらうと良いでしょう。
転職した場合内定通知書はいつ来ますか?
多くの場合、内定通知書は最終面接終了後1週間から10日以内に届きます。
内定通知書を受け取って内定を確約されるイメージが強いですが、企業に内定通知書の発行義務はないためそもそも内定通知書が送られてこない場合もあります。
内定通知書が必要だけど10日待っても届かない場合は一度発行してもらえるか確認してみると良いでしょう。
発行されていても郵送トラブルで自宅まで届かないケースもあります。
【まとめ】内定通知書をなくしたら賃貸を契約できない?
本記事では内定通知書をなくしたら賃貸を契約できないのかについて紹介しました。
内定通知書が無くなってしまっても、再発行を頼んだり他の書類で代用したりすることで賃貸は契約できます。
内定通知書がないだけで賃貸が契約できないことはないので安心してください。
内定通知書は頼めば再発行してもらえますが、再発行には自分の評価を下がるというデメリットがあります。
そのため、再発行は最終手段と考え、極力他の方法で対処することがおすすめです。
アリバイ会社を利用すれば何のデメリットもなしに、簡単に内定通知書を手に入れられるため、入社前から印象を落としたくない場合はアリバイ会社の利用も検討してみましょう。