「家賃の滞納は、引越しの審査に影響するの?」
やむを得ない事情で家賃を滞納したことによって、今後の引越に影響が及ばないか不安を感じる方は少なくないでしょう。
本記事では、家賃滞納は引越しの審査に影響するのかについて詳しく紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- 家賃を滞納すると審査は通過できないのか
- 滞納歴のある人が引っ越す時のポイント
- 引越し資金を工面できない時の対処法
目次
家賃滞納があったら引っ越しの審査は突破できない?

家賃の滞納経験があると、絶対に引越しの審査を突破できないわけではありません。
物件によっては滞納した事実が審査に影響するケースと影響しないケースがあります。
家賃滞納が引っ越し審査に影響するのは?
- 滞納歴がCICとJICCに残るケース
- 滞納歴がCGOとLICCに残るケース
滞納歴がCICとJICCに残るケース
信販系の保証会社の契約中に家賃を滞納すると、滞納歴がCICやJICCといった信用情報機関に登録されることがあります。
滞納歴がCICとJICCに残るケース
- 信販系保証会社契約中に滞納した
- クレジットカード払いの物件で滞納した
- 3ヶ月以上連続で滞納した
滞納歴がCICやJICCに登録されると、信販系保証会社を利用して賃貸審査を受ける場合や、クレジットカード払い必須の物件の審査時に落ちる可能性が高まります。
また、CICやJICCに登録された情報は、完済後5年ほど記録が残り続けるので注意が必要です。
滞納歴がCGOとLICCに残るケース
賃貸保証会社の団体であるCGOやLICCに加盟している保証会社で家賃を滞納すると、滞納歴がCGOやLICCに登録されることがあります。
滞納歴がCGOとLICCに残るケース
- CGO加盟会社で滞納した
- LICC加盟会社で滞納した
CGO加盟会社での滞納はCGOに、LICC加盟会社での滞納はLICCにそれぞれ登録されます。
CGOとLICCは異なる団体ですが、どちらの団体でも加盟している会社間で滞納者の情報を共有しています。
家賃滞納歴のある人が引っ越し審査時に意識すべきポイント

家賃滞納歴のある人が引っ越し審査時に意識すべきポイントは、以下の通りです。
引越審査時に意識すべきポイント
- 滞納した会社の物件は避ける
- 与信情報を確認する会社の利用は避ける
- クレジットカード払い必須の物件は避ける
- 独立系の利用が可能な物件を優先する
- 親族に連帯保証人を任せる
- 代理契約も視野に入れる
- アリバイ会社に相談する
滞納した会社の物件は避ける
家賃の滞納歴がある人は、家賃を滞納した際に契約していた保証会社や管理会社の物件を避けましょう。
滞納した際に契約していた保証会社や管理会社が関わっている物件は、落とされる可能性が高いと考えられます。
物件ごとの保証会社や管理会社は、申し込みを行う前に確認が行えるので、都度チェックすると良いでしょう。
LICCやCGOに加盟する保証会社で滞納していない限り、利用経験がない保証会社で他社の滞納歴が影響を及ぼすことはほとんどありません。
与信情報を確認される保証会社の利用は避ける
滞納歴のある方は、与信情報を確認される保証会社の利用は避けましょう。
保証会社の中には、与信情報を確認する会社と確認しない会社が存在します。
滞納歴のある方は、与信情報を確認する保証会社では審査通過が非常に困難です。
保証会社の種類ごとの与信情報の確認の有無は、以下の通りです。
| 種類 | 与信情報の確認の有無 |
|---|---|
| 信販系 | 確認される |
| 協会系 | 確認されない |
| 独立系 | 確認されない |
クレジットカード払い必須の物件は避ける
クレジットカード払い必須の物件では、審査時にクレジットカードの審査や与信情報の確認が実施されます。
滞納経験があり与信情報に記録が残っていると、審査の通過は非常に難しく、落ちる可能性が上がります。
物件探しの際に詳細を確認して、家賃をクレジットカードで支払わなければならない物件は避けると良いでしょう。
クレジットカード払いに対応しているものの、ほかの支払い方法も認められている物件であれば問題ありません。
独立系保証会社の利用が可能な物件を優先する
滞納歴がある方は、独立系保証会社の利用が可能な物件を優先することがおすすめです。
保証会社には、信販系と協会系、独立系の3つの種類が存在し、それぞれ審査時に確認する項目が異なっています。
独立系に分類される保証会社では、各社独自の審査基準を採用しており、与信情報の確認を実施されません。
また他社での滞納歴も確認されないことから、家賃滞納の経験がある方でも審査を通過しやすい傾向があります。
親族に連帯保証人を任せる
滞納歴がある方は、審査時に支払い能力を低く見られやすいため、親族に連帯保証人を任せることがおすすめです。
保証会社と契約する場合、連帯保証人の設定は必須ではない物件が増えてきていますが、必須ではない場合であっても連帯保証人を立てた方が審査を通過しやすくなります。
親族に連帯保証人を任せられないか確認してみると良いでしょう。
連帯保証人を頼める相手の条件
- 3親等以内の親族
- 日本国内在住
- 家賃に対して十分な収入がある
代理契約も視野に入れる
滞納歴がある方は、代理契約も視野に入れることがおすすめです。
代理契約とは、入居者とは異なる人を契約名義人に選ぶ契約方法です。
代理契約であれば、審査時に入居者の滞納歴を確認されることはありません。
親族に賃貸契約を頼める時は、代理契約を行う方法も視野に入れてみると良いでしょう。
なお、代理契約には以下のような注意点があります。
代理契約時の注意点
- 滞納時に代理契約者の責任になる
- 退去時に代理契約者の手続きが必須
- 事前に許可を得る必要がある
- 物件によっては認められていない
アリバイ会社に相談する
滞納歴がある方は、アリバイ会社に相談することをおすすめします。
アリバイ会社とは、賃貸審査時に在籍先として設定できる在籍会社の紹介を行うサービスです。
アリバイ会社と契約すれば、本当の職業ではなく高く評価される職業や雇用形態、収入があるものとして審査を受けられます。
滞納歴のある方は、支払い能力を低く見られる傾向があるため、アリバイ会社と契約してから審査を受ける方法も検討してみると良いでしょう。
なお、アリバイ会社のサービスで家賃の滞納歴を削除したり隠したりすることはできません。
家賃滞納中に引っ越しの審査を受けるとどうなる?

家賃滞納中に引越しの審査を受けると、滞納している事実をマイナスに捉えられ賃貸審査が通りにくくなることがあります。
滞納中に引越すこと自体は可能ですが、物件によっては審査に影響を及ぼす点に注意が必要です。
また、滞納している家賃は、引っ越しを行っても支払い義務が消滅することはなく、請求が続きます。
引っ越しによって滞納期間が長引くと、延滞損害金として請求金額が増加する可能性も考えられるため、引っ越しの際は計画を立ててから実行すると良いでしょう。
家賃滞納中で引っ越し資金を工面できない時はどうすべき?

人によっては家賃を滞納している現状を打開したいものの、引っ越し資金を工面できない方もいるでしょう。
資金を工面できない時の対処法としては、以下のような方法があります。
資金を工面できない時の対処法
- 保証会社や大家さんに相談してみる
- 利用できる公的制度を活用する
- 融資サービスの利用を検討する
保証会社や大家さんに相談してみる
引っ越しの資金を工面できない時は、まず現在入居している物件で契約している保証会社と、物件の大家さんに相談してみてください。
保証会社や大家さんに相談することで、分割払いに対応してもらえたり、支払い期限を延長してもらえたりする可能性があります。
保証会社と契約している場合は保証会社に、契約していない場合は物件の大家さんに相談してみると良いでしょう。
利用できる公的制度を活用する
引っ越しの資金を工面できない時は、利用できる公的制度の活用を検討してみると良いでしょう。
状況次第ではありますが、以下のような公的制度を活用できる可能性があります。
利用できる可能性がある公的制度
- 住居確保給付金
- 生活福祉資金貸付制度
- 生活保護制度
自分が制度の利用対象かわからない時は、直接役所の窓口で相談することをおすすめします。
生活に困っており、利用できる制度がないか確認したいと伝えれば、現状利用できる公的制度をまとめて教えてもらえます。
融資サービスの利用を検討する
公的制度を活用する方法以外にも、融資サービスを利用することで引越しの資金を確保する方法があります。
利用できる公的制度がない場合や引っ越しの資金が不足している時は、以下のような融資サービスの利用も検討してみると良いでしょう。
引っ越しの資金確保に活用できる融資サービス
- カードローン
- フリーローン
- クレジットカードのキャッシング枠
融資サービスを利用して確保した資金は、必ず返済しなければなりません。
利用する際は返済のことも考慮して計画的に契約しましょう。
家賃滞納中でも引っ越し審査を通過できる物件の探し方

家賃滞納中でも引越の審査を通過できる物件は存在するものの、見つけることは簡単ではありません。
誰でも実践出来る審査の通過を通過しやすい物件の探し方は、以下の通りです。
審査を通過できる物件の探し方
- 家賃の安い物件を中心に探す
- アリバイ会社提携の不動産会社を利用する
家賃の安い物件を中心に探す
家賃滞納中に引越す場合は、家賃の安い物件を中心に探すことがおすすめです。
審査の難易度は物件の家賃額に比例して上がる傾向があり、家賃が高い物件よりも安い物件を選択した方が審査に通過できる可能性は上がります。
手取り月収の1/4以下を目安にし、探してみると良いでしょう。
また、保証会社を利用する予定がある時は、家賃を滞納していない独立系の保証会社が利用できる物件を選びましょう。
アリバイ会社と提携している不動産会社を利用する
家賃滞納中に引越す際は、滞納が原因で借りられる物件が減るため、アリバイ会社の利用をおすすめします。
アリバイ会社では、賃貸審査を有利に進められる様々なサービスを提供しており、契約を結ぶことで審査に通過できる可能性を高められます。
アリバイ会社の主なサービス
- アリバイの作成
- 在籍会社の紹介
- 書類の作成
- 不動産会社の紹介
- 緊急連絡先の代行
- 保証人の紹介
不動産会社と提携しているアリバイ会社であれば、家賃の滞納事情やアリバイ会社の契約状況を考慮して、より審査に通過しやすい物件の紹介を受けられます。
家賃滞納時の引っ越しの審査に関するQ&A

最後に家賃滞納時の引越の審査に関するQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の4つの質問です。
Q&A
- 家賃滞納で引越しはできますか?
- 家賃滞納は信用情報に影響しますか?
- 家賃滞納履歴は何ヶ月で消えますか?
- 家賃滞納はローン審査に影響しますか?
家賃滞納で引っ越しはできますか?
家賃を滞納している状態でも、引っ越すことは可能です。
しかし、滞納中に引越したからといって滞納分を支払う必要がなくなるわけではありません。
また、滞納期間が長引くと延滞損害金がかかり、支払いの合計金額が増える可能性があります。
家賃の支払いが困難なことを理由に引越す際は、物件のオーナーや利用している保証会社に相談してから決定すると良いでしょう。
家賃滞納は信用情報に影響しますか?
家賃の滞納は与信情報に影響することがあります。
影響を及ぼすケースは以下の通りです。
家賃滞納が信用情報に影響を及ぼすケース
- 長期間滞納した場合
- 保証会社を利用している場合
- クレジットカード払いを選択している場合
家賃を1日でも滞納したら必ず与信情報に影響するわけではありません。
与信情報に記録されてしまうと、滞納を解消しても削除されるまでに約5年かかるため注意が必要です。
家賃滞納履歴は何ヶ月で消えますか?
与信情報の家賃の滞納歴は、完済からおおよそ5年程度の時間が経過すれば削除されます。
完済しない限り記録が消えることはなく、時間の経過以外で消えることもありません。
また、家賃滞納時に利用していた保証会社での記録は、時間が経過しても消えないケースがほとんどです。
家賃を滞納して与信情報に記録された時は、与信情報の確認を行わない独立系保証会社の物件や、保証会社との契約が不要な物件を選んで審査に申し込むと良いでしょう。
家賃の支払いが遅れるとローン審査に影響しますか?
家賃の支払いが遅れて保証会社に代位弁済されると与信情報に記録が残るため、ローンの審査に影響を及ぼす可能性があります。
ローン審査に影響を及ぼすケースは、以下の通りです。
ローン審査に家賃の延滞が影響するケース
- 長期間滞納した場合
- 保証会社を利用している場合
- クレジットカード払いを選択している場合
数日の間だけ支払いを忘れており、代位弁済前に支払いを済ませていればローンの審査に影響することはありません。
【まとめ】家賃滞納は引っ越し審査に影響する

家賃の滞納歴があると、引越の審査時に影響を及ぼす場合があります。
物件によっては、滞納歴を理由に落とされるケースもめずらしくないため、審査を受ける前に対策を行うことが重要です。
審査が不安な時は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。
アリバイ会社では、賃貸審査時に在籍先として設定できる在籍会社の紹介を行っており、契約を結ぶことで本当の職業や収入ではなく、有利な属性を装って審査を受けられます。
滞納歴を削除したり隠したりすることはできませんが、収入や職業などの属性を変更することで審査に通過できる可能性を大きく高められます。


