「家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響はあるの?」
やむを得ない事情で家賃の支払いが遅れている方の中には、引っ越す際の審査を通過できないのではないかと不安を感じる方も少なくないでしょう。

家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響するのかについて詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • 家賃が毎月遅れると審査に影響するのか
  • 家賃が毎月遅れることのリスク
  • 延滞を精算して与信情報を回復させる方法

目次

家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響する?

家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響する?

家賃が毎月遅れると、賃貸審査に影響することがあります。
しかし、必ずしも審査に影響を及ぼすわけではなく、滞納状況や審査を実施する会社によっては影響がない場合もあります。

家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響する?

  • 影響するケース
  • 影響しないケース

影響するケース

家賃が毎月遅れると、審査に影響を及ぼすことがあります。
影響するケースは、以下の通りです。

影響するケース

  • 与信情報に延滞歴が登録されている場合
  • 延滞した保証会社を利用する場合
  • 協会系保証会社を利用する場合

与信情報に延滞歴が登録されると、与信情報をチェックする信販系の会社の審査を通過できなくなります。
また、協会系の会社で延滞すると、同じ協会に属している会社間で延滞した事実を共有されるため、協会系の会社の審査を通過できなくなります。

影響しないケース

家賃が毎月遅れていたとしても、必ずしも審査に影響を及ぼすわけではありません。
影響しないケースは、以下の通りです。

影響しないケース

  • 連帯保証人のみで賃貸を契約する場合
  • 延滞していない保証会社を利用する場合
  • 独立系保証会社を利用する場合

保証会社と契約せずに連帯保証人のみで契約可能な賃貸であれば、延滞歴が影響することはありません。

家賃が毎月遅れる人が賃貸審査を受ける時のポイント

家賃が毎月遅れる人が賃貸審査を受ける時のポイント

家賃が毎月遅れる人が賃貸審査を受ける時のポイントは、以下の通りです。

家賃が毎月遅れる人が審査を受ける時のポイント

  • 滞納した会社の物件は避ける
  • 与信情報を確認される会社の利用は避ける
  • クレジットカード払い必須の物件は避ける
  • 独立系の利用が可能な物件を優先する
  • 親族に連帯保証人を任せる
  • 代理契約も視野に入れる
  • アリバイ会社に相談する

滞納した会社の物件は避ける

家賃滞納経験がある方は、滞納時に契約していた保証会社や管理会社を確認して、滞納した会社が関係する物件を避けましょう。
1回でも家賃を滞納したことのある会社が関係する物件の審査は、基本的に通過が困難です。

既に滞納を完済済みだったとしても、審査には影響を及ぼす可能性が高いため、審査申し込み前に確認して避けると良いでしょう。

与信情報を確認される保証会社の利用は避ける

毎月家賃が間に合っていない方は、与信情報に記録されている可能性があります。
賃貸審査を受ける際は、与信情報を確認される保証会社の利用を避けると良いでしょう。

種類 与信情報の確認の有無
信販系 確認される
協会系 確認されない
独立系 確認されない

協会系や独立系の保証会社であれば、基本的に与信情報を確認されることはありません。

クレジットカード払いが必須の物件は避ける

毎月家賃が遅れている方は、与信情報に記録されている可能性が高く、クレジットカード払いが必須の物件はおすすめできません。

クレジットカード払いが必須の物件に申し込むと、審査時にクレジットカードの審査や与信情報の確認が実施されるからです。

審査申し込み前に物件の情報をよく確認し、クレジットカード払いが必須の物件は避けましょう。
なお、クレジットカード払い以外の支払い方法にも対応している物件であれば問題ありません。

独立系保証会社の利用が可能な物件を優先する

毎月家賃が遅れている方は、独立系の会社の利用が可能な物件を優先することがおすすめです。

独立系保証会社を利用するメリット

  • 審査時に与信情報を確認されない
  • 審査の難易度が比較的低め
  • 他社での家賃滞納歴を確認されない

利用できる保証会社の種類は物件ごとに決められています。
不動産仲介業者で独立系が利用したいと伝えると、独立系保証会社の利用が可能な物件に絞って紹介を受けられます。

親族に連帯保証人を任せる

毎月家賃が遅れている方は、与信情報の記録から支払い能力が低いと判断される可能性があります。
親族を頼れる方は、親族に連帯保証人を任せて支払い能力を補うと良いでしょう。

連帯保証人を頼める相手の条件は以下の通りです。

連帯保証人を頼める相手の条件

  • 3親等以内の親族
  • 国内在住
  • 安定した収入がある

連帯保証人は、契約名義人同様に審査があり、誰でも無条件で選べるわけではありません。

代理契約も視野に入れる

毎月家賃が遅れている方は、与信情報の記録から支払い能力が低いと判断される可能性が高いため、代理契約も視野に入れることがおすすめです。

代理契約とは、お部屋に入居しない方を契約名義人に選ぶ契約方法のことです。
代理契約では代理の契約者が審査の対象となり、入居者の収入や与信情報はチェックされません。

代理契約を行う際の注意点

  • 滞納時に代理契約者の責任になる
  • 事前に許可を得る必要がある
  • 物件によっては代理契約が認められない

アリバイ会社に相談する

毎月家賃が遅れている方は、賃貸審査を受ける際にアリバイ会社の利用がおすすめです。
アリバイ会社とは、賃貸審査時に勤め先として利用できる在籍会社を紹介しているサービスです。

アリバイ会社と契約を結べば在籍会社に勤めて、審査基準を満たす収入があるという設定で審査を受けられます。

滞納歴を消したり隠したりすることはできませんが、ほかの審査基準で落とされるリスクがなくなり、審査に通過できる可能性を大きく高められます。

家賃の支払いに毎回遅れることで考えられるリスク

家賃の支払いに毎回遅れることで考えられるリスク

家賃の支払いに毎回遅れることで考えられるリスクは、以下の通りです。

家賃が毎回遅れることで考えられるリスク

  • 延滞損害金が発生する
  • 今後の入居審査に影響が出る
  • 与信情報に記録が残る
  • 強制退去に発展する

延滞損害金が発生する

家賃が毎回遅れていると、延滞損害金が発生する可能性があります。
延滞損害金とは、期限内に家賃を支払えなかった際、遅延に対する損害賠償として支払う費用のことです。

多くの保証会社では、期限超過1日あたりいくらと延滞損害金が決められており、支払いの期限に遅れることで家賃に上乗せして費用を請求されます。

金銭的な余裕がなく家賃の支払いを後回しにすると、結果的に支払う費用が増加する可能性がある点に注意が必要です。

今後の入居審査に影響が出る

家賃が何度も遅れていると、引っ越す際の審査に影響を及ぼす可能性があります。
賃貸審査時には、過去の滞納歴を確認する会社がほとんどだからです。

種類 滞納歴を調査する範囲
信販系 自社での滞納歴/与信情報
協会系 自社での滞納歴/同じ協会に属する他社での滞納歴
独立系 自社での滞納歴

どの保証会社であっても必ず自社での滞納歴はチェックされます。

与信情報に記録が残る

家賃が何度も遅れると、与信情報に記録される可能性があります。

与信情報に記録が残るケース

  • 長期間家賃を滞納した場合
  • 保証会社契約中に滞納した場合
  • クレジットカード払いで滞納した場合

与信情報に記録が残ると、次回引っ越す際の審査はもちろん、クレジットカードの発行やローンを組む際の審査にも悪影響を及ぼします。
家賃が何度も遅れている時は、放置せずに対策をとりましょう。

強制退去に発展する

何度も家賃が遅れると、オーナーから強制退去を言い渡される可能性があります。
物件のオーナーが入居者を退去させるためには、必ず正当な理由を求められますが、度重なる延滞は正当な理由になるからです。

やむを得ない事情で家賃が間に合わない時は、無断で延滞するのではなく、なるべく早めにオーナーや保証会社に相談しましょう。

家賃が毎月遅れる人が賃貸審査に悪影響を及ぼさないためにできること

家賃が毎月遅れる人が賃貸審査に悪影響を及ぼさないためにできること

家賃が毎月遅れる人が賃貸審査に悪影響を及ぼさないためにできることとしては、以下のような対処法があげられます。

審査に悪影響を及ぼさないためにできること

  • 大家さんや保証会社に相談する
  • 公的な支援制度を利用する

大家さんや保証会社に相談する

毎月決まって家賃が遅れている人は、大家さんや保証会社、管理会社に相談することをおすすめします。
給料の振り込み日や過去の滞納分の支払い、銀行に足を運べる日などの事情を正直に打ち明ければ、支払い期限を変更したり、支払い方法を変更したりしてもらえる可能性があります。

やむを得ない事情で家賃が遅れている時は、大家さんや保証会社に相談してみてください。

公的な支援制度を利用する

金銭的に余裕がなく家賃を滞納しているのであれば、公的な支援制度の利用を検討してみると良いでしょう。
家賃の滞納に利用できる可能性がある公的支援制度としては、以下のような制度があります。

家賃の支払いに利用できる可能性がある公的制度

  • 住宅確保給付金制度
  • 生活福祉資金貸付制度
  • 生活保護制度

役所の窓口に足を運べば、現在の自分でも利用できる制度について説明を受けられます。
金銭的に余裕がない時は、公的な支援制度の活用も視野に入れてみてください。

家賃が毎月遅れる人が審査申し込み前に信用情報を確認する手順

家賃が毎月遅れる人が審査申し込み前に信用情報を確認する手順

自分の与信情報であれば、正しい手順を踏むことでインターネットから簡単に確認が行えます。
手順は情報機関ごとに若干の違いがあるので、申し込む際はよく確認しましょう。

自分で与信情報を確認する手順

  • CICの場合
  • JICCの場合
  • KSCの場合

各機関では、インターネット申し込みのほか郵送での開示に対応していますが、インターネットから申し込む方法の方が簡単です。

CICの場合

CICの確認手順は以下の通りです。

STEP.1
事前準備
手続きを行う前にマイナPocketのアプリをダウンロードして、利用条件と支払方法を確認しましょう。
STEP.2
受付番号の取得
CICに登録されている電話番号から受付番号を取得します。受付番号は取得後の1時間しか利用できないので、取得が完了したら中断せずに手続きを行いましょう。
STEP.3
情報入力
マイナpocketで本人確認を行い、必要情報を入力します。
STEP.4
決済
利用手数料を支払い、開示報告書を確認します。

JICCの場合

JICCでの確認手順は以下の通りです。

STEP.1
事前準備
まず「JICCスマホアプリ」をダウンロードしましょう。またマイナンバーカードを使用するのでカードも手元に用意しておくとスムーズです。
STEP.2
情報入力
専用アプリを使用して本人確認と情報入力を行います。
STEP.3
決済
情報入力が完了したら手数料を支払います。支払い方法はクレジットカードまたは携帯キャリア決済を選択できます。
STEP.4
結果の確認
決済が完了したら専用スマホアプリ内で結果を確認できます。

KSCの場合

KSCでの確認手順は以下の通りです。

STEP.1
事前準備
まずメールアドレスを登録しなければなりません。登録したアドレスに結果や案内が届きます。
STEP.2
情報入力
アドレスを登録したら個人情報の登録と本人確認を行います。本人確認にはマイナンバーカードを使用します。
STEP.3
決済
手数料を支払います。手数料は本人開示1回につき1,000円です。
STEP.4
結果の確認
決済が完了次第、最初に登録したアドレス宛に開示報告書のダウンロード用URLが届きます。

滞納情報を清算して信用情報を回復させるには?

滞納情報を清算して信用情報を回復させるには?

家賃の滞納によって登録された与信情報の記録を回復するには、速やかに滞納分を完済することが重要です。
1度滞納の記録が与信情報に登録されると、完済するまで削除されることはありません。

まずは速やかに完済することを目標に設定すると良いでしょう。
与信情報の滞納の記録は、完済から5年前後の時間が経過することで自動的に削除されます。

時間の経過以外で与信情報を回復させる方法はありません。

家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響するのかに関するQ&A

家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響するのかに関するQ&A

最後に家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響するのかに関するQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つの質問です。

Q&A

  • 1ヶ月遅れたら信用情報に影響する?
  • 支払いが一日遅れたら審査に影響する?
  • 毎月1週間遅れたら強制退去になる?

家賃滞納が1ヶ月遅れたら信用情報に影響しますか?

家賃が1ヶ月遅れても、すぐ与信情報に影響するわけではありません。
保証会社と契約しているのであれば、先に保証会社からオーナーへの立て替えが実施され、その後入居者に対して請求が行われます。

保証会社から立て替え分の請求が届いたタイミングですぐに支払うことができれば、与信情報に記録が登録されることはありません。

立て替え分の督促時に支払えなかったり、2カ月以上滞納が続いたりすると、与信情報に影響する場合があります。

家賃の支払いが一日遅れたら審査に影響しますか?

支払い期日を忘れていたけれど翌日に気がつき支払ったのであれば、信用情報に記録が残る可能性は低く、審査にも影響しないと考えられます。

自分の信用情報であれば、インターネットから簡単にチェックできるため、気になる時は引越しの審査を受ける前に調べると良いでしょう。

数日程度の遅れであれば基本的に引っ越しの審査に影響することはありませんが、だからといって毎月遅れて支払うことはおすすめできません。

家賃の支払いが毎月1週間遅れたら強制退去になりますか?

毎月1週間遅れていても強制退去になる可能性は低いと考えられます。
毎月遅れがあるもののしっかりと家賃を支払い続けられているからです。

とはいえ大家さんや管理会社に迷惑がかかっている事実は変わりません。
給料の振り込み日や振り込み手続きが行える日取りの関係で、支払い期限までに支払えないのであれば、大家さんや管理会社、保証会社に支払期限の変更を相談してみると良いでしょう。

【まとめ】家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響する

【まとめ】家賃が毎月遅れると賃貸審査に影響する

家賃が毎月遅れると、審査に申し込む物件次第では悪影響を及ぼすことがあります。
1度登録された滞納歴は、削除されるまでに5年前後の時間がかかるため、家賃の支払いが難しい時は延滞する前に対策をとることが重要です。

既に家賃を延滞している方は、賃貸審査時にアリバイ会社の利用を検討してみると良いでしょう。
アリバイ会社とは、収入や職業、雇用形態に関するアリバイを提供しているサービスです。

滞納歴を消したり隠したりすることはできませんが、審査に通過できる可能性を高められます。