「ジェイリースの審査は厳しいの…?」
入居審査を受ける際に、保証会社の審査がどのくらい厳しいのか気になる方は多いでしょう。

本記事では、ジェイリースの審査は厳しいのかについて詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • ジェイリースの審査は厳しいのか
  • ジェイリースの審査時に提出する書類
  • ジェイリースの審査項目

ジェイリースの審査は厳しい?

ジェイリースの審査は厳しい?

ジェイリースは、LICCという家賃保証業の協会に加盟している信用系保証会社です。

書類 審査の厳しさ
信販系 とても厳しい
信用系 やや厳しい
独立系 ゆるい

他社と比較して審査はやや厳しめです。
家賃の滞納歴を確認される範囲が広く、これまでに何度も家賃を滞納したことがある方では審査の通過が困難です。

ジェイリースとは

ジェイリースとは

ジェイリースは、家賃や医療費、養育費などの保証事業を展開する会社です。

会社名 ジェイリース株式会社
事業内容 保証関連事業
大分本社所在地 大分県大分市都町1丁目3番19号 大分中央ビル7階
東京本社所在地 東京都新宿区西新宿6丁目22番1号 新宿スクエアタワー2階
設立 2004年2月
資本金 720,166,000円(2025年3月31日時点)

東証一部上場の大手で、2010年ごろからサービスを全国展開しています。

提供されているプラン一覧

ジェイリースでは、あらゆる場面に対応できる保証プランが幅広く揃っています。
代表的なプランは以下の6つです。

プラン名 支払いタイミング
J-FLAT 1ヶ月ごと
J-WING 1年ごと
J-WING FLAT 1ヶ月ごとと1年ごとの併用
J-SUPPORT 初回のみ
学生プラン 1年ごと
J-FLAT Card 1ヶ月ごと

利用できるプランは大家さんによって決められており、申し込み時に入居者が選ぶ必要はありません。

ジェイリースの審査に必要な書類

ジェイリースの審査に必要な書類

ジェイリースの審査申し込み時には、以下の2点の書類を提出する必要があります。

審査に必要な書類

  • 本人証明書類
  • 個人情報及び法人情報に関する同意書

生年月日が記載されている身分証明書以外、本人証明書類として認められません。
人によっては上記の2点に加えて、以下の書類の提出を求められる場合があります。

対象者 必要書類
未成年者 親権者同意書
学生 学生証
内定している方 内定/採用決定通知書
年金受給者 年金振込通知書/年金支払通知書など
生活保護受給者 保護決定通知書
無職 通帳の写し
自営業 確定申告書/通帳の写し/取引明細書/課税証明書

ジェイリースの審査通過後にかかる保証料

ジェイリースの審査通過後にかかる保証料

ジェイリースの審査通過後にかかる保証料は、契約するプランによって異なります。
各プランごとの保証料は、以下の通りです。

J-WING FLAT J-WING J-FLAT J-SUPPORT
初回保証料 月額総賃料の30% 月額総賃料の50% 月額総賃料の50% 月額総賃料の80%
月額保証料 500円 なし 800円 なし
継続保証料 毎年1万円 毎年1万円 なし なし

J-WING FLATは初回保証料がほかと比較して安い代わりに月額保証料と継続保証料の両方がかかります。
J-SUPPORTは、月額保証料と継続保証料が一切かからない代わりに初回保証料がほかよりも高く設定されています。

ジェイリースの審査で確認される項目

ジェイリースの審査で確認される項目

ジェイリースの審査では、主に以下の6つの項目を確認されます。

審査で確認される項目

  • 年収に対する家賃の割合
  • 職種と雇用形態
  • 家賃の滞納経験の有無
  • 提出書類の記入状況
  • トラブルや犯罪歴の有無
  • 身なりと態度

年収に対する家賃の割合

ジェイリースの審査では、年収に対する家賃の割合が確認されます。
収入の審査では「家賃の3倍以上の月収または36倍以上の年収があるか」を基準としており、収入そのものではなく家賃とのバランスが重要視されます。

家賃の目安 月収 年収
4万円 12万円 144万円
6万円 18万円 216万円
8万円 24万円 288万円
10万円 30万円 360万円
12万円 36万円 432万円

職種と雇用形態

審査では、職業と雇用形態もチェックされます。
正社員や公務員のような安定性の高い仕事をしている方ほど高く評価され、収入が月によって変動したり、突然仕事を失ったりする恐れがある職種は厳しい目で見られます。

審査のハードルが高い職種と雇用形態

  • アルバイト・パート
  • 無職
  • 夜職
  • 個人事業主
  • 派遣社員・契約社員

無職の方からの審査も受け付けていますが、収入が一切ない職業の方は一定以上の預貯金額を求められます。

家賃の滞納経験の有無

ジェイリースの審査では、家賃の滞納経験の有無が確認されます。
ジェイリースはLICCに加盟する協会系の保証会社のため、家賃の滞納経験は自社だけでなく、LICCに加盟している他社での滞納も確認されます。

2025年8月時点でLICCに加盟している保証会社は、以下の通りです

LICC加盟会社

  • アーク
  • エルズサポート
  • K-net
  • 興和アシスト
  • 大成保証
  • 宅建ブレインズ
  • 賃住保証サービス
  • テンポスバスターズ
  • ナップ賃貸保証
  • ニッポンインシュア
  • ホームネット
  • ランドインシュア
  • ルームバンクインシュア

提出書類の記入状況

審査では、提出書類の記入状況も確認されます。
申込書類に記入漏れや記入間違いがあると悪い印象を持たれるので、申込書類はよく見直して完璧な状態で提出できるよう心がけましょう。

故意に嘘を記入すると、気がつかれた時点で審査を通過できなくなります。
また、嘘の申込を行った人物として記録が残り、今後ジェイリースを利用できなくなります。

審査が不安だったとしても、故意に嘘を記入するのは絶対にやめましょう。

トラブルや犯罪歴の有無

審査では、トラブルや犯罪歴の有無も確認されます。
トラブルや犯罪歴の有無に関しては、主にインターネット検索を使用してチェックが行われるため、自分の名前を検索した際に以下のような情報が見つかる方は注意が必要です。

審査に影響を及ぼすトラブル・犯罪歴

  • 過去の犯罪に関するネットニュース
  • 本名のアカウントでの過激な投稿
  • 本名のアカウントでの誹謗中傷

ジェイリースはLICCに加盟していることから、LICCに加盟する他社でのトラブル歴も確認されます。

身なりと態度

審査では、契約後にトラブルを起こさない人物か判断する目的で、身なりや態度もチェックされます。
審査の結果が出るまでは、以下のような服装や態度をとるのは避けましょう。

審査中に避けるべき身なりと態度

  • スタッフに対して横柄な態度をとる
  • 本人確認電話に対応しない
  • 書類の提出期限を守らない
  • 同時に複数の物件の審査に申し込む
  • 手数料や家賃を値切る
  • だらしない服装で相談に行く
  • 汚い服装で相談に行く

ジェイリースの審査に落ちた際に対処する方法

ジェイリースの審査に落ちた際に対処する方法

ジェイリースの審査に落ちた時の対処法としては、以下のような方法があります。

審査に落ちた際に対処する方法

  • 再審査が可能か確認する
  • 代理契約を検討する
  • 連帯保証人を立てる
  • 引越時期を再検討する
  • 物件選びからやり直す
  • アリバイ会社に相談する

再審査が可能か確認する

審査に落ちた時は、まず再審査が可能か確認してみてください。
審査を申し込んでいた物件次第では、保証会社を変更して再審査に挑戦できる可能性があります。

再審査を受けられる条件は、以下の通りです。

再審査を受けられる条件

  • 保証会社が2社以上用意されている
  • 大家さんの審査に落ちていない
  • 管理会社の審査に落ちていない

大家さんや管理会社の判断で審査に落とされていた時は、保証会社が2社以上利用できる物件であっても再審査を受け直せません。

代理契約を検討する

審査に落ちた物件を借りる方法としては、代理契約を行う方法もあります。
代理契約とは、実際に入居する人とは異なる人が契約名義人になる契約方法のことです。

代理契約であれば契約名義人のみが審査の対象となり、入居者が既に落ちている物件であっても審査をやり直せます。
親族に頼める方は、代理契約も検討してみると良いでしょう。

代理契約のデメリット

  • 滞納すると代理契約者の傷になる
  • 家賃の支払い方法を制限される
  • 更新手続きは代理契約者が行う
  • 退去手続きは代理契約者が行う

連帯保証人を立てる

審査に落ちた時は、連帯保証人を立てることも検討してみると良いでしょう。
多くの保証会社の審査では原則連帯保証人が不要とされていますが、不要な場合でも連帯保証人を立てていた方が審査に通過しやすくなります。

親族に連帯保証人を頼める時は、次の審査へ進む前に連帯保証人を頼んでおくと良いでしょう。
連帯保証人を頼める相手の条件は、以下の通りです。

連帯保証人を頼める相手の条件

  • 3親等以内の親族
  • 安定した収入がある
  • 家賃の3倍以上の月収がある

引越時期を再検討する

すぐに引越す必要がない時は、引越時期を再検討してみると良いでしょう。
入居審査は、入居者が決まりやすい引越し繁忙期ほど審査基準を引き上げられる傾向があります。

引越しを考えていたタイミングによっては、引越時期を見直すだけでも審査に通過しやすくなるため、急いでいない時は引越時期の見直しも検討してみてください。

繁忙期 2月~3月/9月~10月
閑散期 5月~8月/11月~2月

物件選びからやり直す

再審査が受けられなければ、落ちた物件を借りる方法は残されていません。
気持ちを切り替えて物件選びからやり直しましょう。

審査に申し込む物件を探し直す時は、落ちた物件よりも家賃を下げて探すことが大切です。
入居審査時に求められる収入の基準は、家賃額によって決まるので、落ちた物件よりも家賃を下げた方が審査の難易度も下がります。

アリバイ会社に相談する

ジェイリースの審査に落ちた時は、アリバイ会社に相談することも検討してみてください。
アリバイ会社とは、入居審査を通過するための様々なサービスを提供している会社です。

アリバイ会社と契約すれば、無職の方でもアリバイ会社と提携する一般企業で働いている体で審査を受けられます。

職業や収入、雇用形態などが原因で審査に落ちた方は、他社でも落ちる可能性が高いので、次の審査へ進む前にアリバイ会社へ相談してみましょう。

ジェイリースの審査の流れ

ジェイリースの審査の流れ

ジェイリースの審査の大まかな流れは、以下の通りです。

STEP.1
申し込み
ジェイリースの審査を受けるには、不動産屋から申し込み手続きを行う必要があります。申し込み時に必要な書類は人によって異なるので、間違えないよう注意が必要です。
STEP.2
審査
審査は、申し込みが完了次第開始されます。人によっては審査期間中に申込内容を電話で確認されます。
STEP.3
契約
審査に無事通過できていた時は、不動産屋で契約手続きに進みます。審査の結果は合否に関係なく必ず伝えられます。

ジェイリースの審査に落ちた人におすすめの保証会社

ジェイリースの審査に落ちた人におすすめの保証会社

ジェイリースの審査で落ちた人におすすめの保証会社は、以下の通りです。

ジェイリースの審査に落ちた人におすすめの保証会社

  • オーロラ
  • 日本賃貸保証
  • プラザ賃貸管理保証
  • ハウスリーブ
  • イントラスト
  • CAPCO AGENCY
  • セブン総合保証協会
  • 日本賃貸保証
  • アルファー

審査の難易度は、保証会社ごとに差があります。
上記のような審査がゆるい独立系の保証会社であれば、ジェイリースに落ちている方でも、審査を通過できる可能性があります。

ジェイリースの審査に関するQ&A

ジェイリースの審査に関するQ&A

最後にジェイリースの審査に関するよくあるQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つの質問です。

Q&A

  • 審査にかかる期間はどのくらい?
  • 審査の進捗を確認する方法はある?
  • 審査通過後に連帯保証人の変更は可能?

審査にかかる期間はどのくらいですか?

ジェイリースの審査にかかる期間は、平均2日~7日です。
申込書類の記入状況や本人確認電話への対応状況によって審査期間は変動します。

事前に何日で結果が出るとは告知されません。
申し込みの手続きが終了したら、焦らずに待ちましょう。

審査の結果をできるだけ早く受け取りたい時は、不備のない完璧な状態で申込書類を提出し、本人確認電話にも速やかに対応することが大切です。

審査の進捗を確認する方法はありますか?

ジェイリースでは、お客様情報管理システムTRUSTAによって申し込み情報を管理しており、TRUSTAにログインすることで審査の進捗状況がいつでも確認できます。

しかし、TRUSTAは不動産管理会社向けのシステムであり、申込者が使用することはできません。
審査の進捗を確認できるかどうかは、申し込み時に利用した不動産屋の対応次第と言えるでしょう。

審査通過後に連帯保証人を変更することは可能ですか?

原則審査通過後に連帯保証人を変更することは認められていません。
やむを得ない事情で連帯保証人の変更が必要な時は、現行の契約のまま変更手続きを行うのではなく、新規で申し込みをし直すことになります。

新規で申し込み直す場合、審査が最初からやり直しになり、契約の手続きや初回保証料も再度発生します。
既に支払い済みの保証料の返金は行われないので注意が必要です。

【まとめ】ジェイリースの審査は厳しい

【まとめ】ジェイリースの審査は厳しい

ジェイリースはLICCに加盟する信用系の保証会社で、家賃の滞納が多い方では審査の通過が困難です。
審査が不安な時は、アリバイ会社の利用をおすすめします。

アリバイ会社とは、入居審査を有利に進められるアリバイを提供するサービスです。
アリバイ会社と契約すればアリバイ会社と提携企業に勤めている体で審査を受けられるようになり、審査に通過できる可能性を高められます。

入居審査は基本的に同じ条件で何度も受け直すことはできないので、審査が不安な時はしっかりと対策してから申し込むことが大切です。