JA賃貸の審査は厳しい？基準や通りやすくする方法を徹底解説

JA賃貸の審査は他と比べて厳しいのでしょうか？
厳しいのであれば、利用を悩んでしまいますよね。

そこで本記事では、JA賃貸の審査は厳しいのかについて詳しく紹介してきます。
審査に通過するための方法についても紹介しているので、迷っている方はぜひ参考にしてください。

【結論】一般的な不動産屋よりもJA賃貸の審査は厳しい！

結論から書くと、一般的な不動産屋さんよりもJA賃貸で行われる審査は厳しいと言えます。
その理由としては、主に下記の2つの理由があります。

保証会社の加入は簡単かもしれませんが、連帯保証人を立てることは簡単ではないかと思います。
親族や家族との仲が悪く、連帯保証人を頼む相手がいない場合は、審査に落とされる可能性があるので注意しましょう。

連帯保証人は責任が重いため友人や知人に任せることはおすすめできません。
下記からは、それぞれの理由についてより詳しく紹介していきます。

厳しい理由①保証会社の加入を求められる

JA賃貸が厳しい理由1つ目は、「保証会社の加入を求められるから」です。
JA賃貸は他社と違って審査が厳しくお部屋を借りる際は、保証会社へ加入が必須となっているケースが多いです。

保証会社とは、契約者がお部屋の家賃を支払えなくなった際に代わりに費用を立て替えてくれる会社のことで、貸主側は契約者に保証会社へ加入させることで最悪の場合に備えます。

保証会社に加入するとなると、お部屋を借りる際と1年ごとなどの定期的な区切りで家賃の何割かの費用を請求されることになり、結果的に家賃の負担が増えます。

あまりお金に余裕がないという方は、保証会社への加入が必須なのか、加入した場合年間の負担はどのくらいなのかを調べてから契約するようにしましょう。

なお同じJAでも地域によっては保証会社の加入を求められず、保証人を2人用意しろなどの別の条件が出されるケースもあるようです。

厳しい理由②連帯保証人を求められるケースがある

JA賃貸が厳しい理由2つ目は、「連帯保証人を求められるケースがあるから」です。
連帯保証人とは、契約者本人が家賃を滞納したり支払いを続けることができなくなったりした際に代わりに責任を負う役割のことです。

保証人と名前が似ていますが保証人よりも責任が重く、契約者に支払い能力があったとしても契約者が滞納を行った時点でお金を請求される可能性が出てきます。

JA賃貸では連帯保証人にできる方の条件も他より厳しく、持ち家を持っていなければだめと言われるケースや親族でなければだめと言われるケースもあるようです。

これまでに他の不動産屋さんで普通に審査に通過できていたという方でも、JAの場合は落とされる可能性があるので注意しましょう。

JA賃貸の入居審査で確認されること3点

JA賃貸の審査では、主に下記の3点が確認されます。

特に反社会的勢力に属していると、確実に審査に落とされるので注意しましょう。
下記からは、それぞれについて詳しく紹介していきます。

①年収に対して家賃は適正か

JAの審査で確認されること1つ目は、「年収に対して家賃は適正か」です。
これはJAに限った話ではないかもしれませんが、審査の際には必ず年収に対して家賃は適正かどうかをチェックされます。

そのため仮に高所得者であったとしても、年収に見合わない高額な家賃の物件を選んでしまうと当然審査に落とされることになるので注意しましょう。

一般的には、家賃の目安は年収の30%以下が理想と言われています。
30%を超えると生活が苦しくなるなど日常生活に影響が出る可能性があるため、極力家賃は年収の30%以下に収めることがおすすめです。

なおJAは他の不動産屋さんと比べて特別審査に厳しい傾向があるため、余裕がある場合は年収の30%以下とは言わずもっと家賃のグレードを下げてみても良いでしょう。

②正社員として安定して収入を得ているか

JAの審査で確認されること2つ目は、「正社員として安定して収入を得ているか」です。
JAの審査では、正社員として毎月安定して収入を得ているかどうかもチェックされます。

他の不動産屋さんを利用した場合、自営業者やフリーランス、フリーターなどの職業についていても家賃の低い物件であれば審査に通過できますが、JAは審査が厳しいため審査に通過できないケースがあるようです。

月収に関係なく社会的信用度が低い職業に就いている方は、あらかじめ審査に通過できない可能性が高いことを頭に入れておくようにしましょう。

なお、正社員であっても勤続年数がチェックされるため、就職して間もないという場合は要注意です。

③反社会的勢力に属していないか

JAの審査で確認されること3つ目は、「反社会的勢力に属していないか」です。
JAに限らずほとんどの不動産屋さんで基本的に反社会的勢力に属している方は賃貸の契約を断られることが多いです。

なぜかというと、反社会的勢力に属している方にお部屋を貸してしまうと、お部屋でトラブルを起こしたり隣人と揉め事を起こす可能性が高いからです。

また、反社会的勢力に属していない場合にも、過去に犯罪を犯し実名報道をされてしまっている方は、簡単に自分の犯した罪が調べられてしまうため審査に落とされると考えて良いでしょう。

反社会的勢力に属している場合は、その事実を隠してお部屋を借りたとしても、後々強制退去になるので最初からお部屋を借りない方が無難です。

JA賃貸の審査通過が厳しい人の特徴

JA賃貸の審査は他と比べて厳しいため、特定の条件に当てはまる方は審査に通過することがかなり難しいです。
通過が厳しい人の特徴は、下記の通りです。

下記からは、それぞれについて詳しく紹介していきます。

過去にJA賃貸でトラブルを起こしている

JA賃貸の審査通過が厳しい人の特徴1つ目は、「過去にJA賃貸でトラブルを起こしている方」です。

過去にもJAでお部屋を借りており、その際に家賃の滞納や住民トラブルといった問題を頻繁に起こしていたり、強制退去を通告されていたりする場合には、ほぼJAでお部屋を借りることはできないと考えて良いでしょう。

なぜかというと、JAに限らず不動産屋さんは過去にトラブルを起こした方の履歴を保存しているからです。
10年前20年前となるとさすがに削除されている可能性も考えられますが、数年以内にトラブルを起こしているのであれば自分がトラブルを起こした履歴は保存されていると考えて良いでしょう。

JAに限らず不動産屋さんは、基本的に頻繁な家賃の滞納や強制退去といった多大な迷惑をかけてきた相手にお部屋を再度貸してくれることはありません。

審査を受けても前回トラブルを起こされたためなどとは言われませんが、借りられる可能性はかなり低いため諦めて他の不動産屋さんを頼ることがおすすめです。

アルバイトなどの非正規雇用で働いている

JAは他と比べて審査が厳しいことで知られているため、アルバイトやパートタイマーといった非正規雇用で働いている方は、高確率で審査に落とされると考えられます。

過去には、自営業で落とされてしまった方もいました。
アルバイトやパートタイマーなど正規雇用以外の働き方をしている方は注意しましょう。

なお、自分が正規雇用で働いている場合にも、保証人を頼める相手に非正規雇用で働いている方しかいない場合にも同様に注意が必要です。

契約者である自分だけに限らず、保証人も年収や雇用形態、勤続年数などがチェックされます。
仕事は簡単に変えられる物ではないかと思います。

もしも非正規雇用で働いている場合には、無理にJAのお部屋を借りようとするのではなく、他の不動産屋さんの利用も検討してみましょう。

水商売など夜の仕事をしている

水商売のように夜の時間帯に働いている方も審査は厳しいと言われています。
なぜかというと、夜に働いている方は大多数派である昼に働いている方たちとは完全に生活リズムが違っており、夜間の騒音トラブルに発展しやすいからです。

加えて水商売は、世間的には社会的信用度が低い職業と言われており、職業柄ストーカーなどの事件にも巻き込まれる危険性が高いため、より審査は厳しいものとなります。

もしも夜は水商売として働いているけれど、昼は昼で他の仕事に就いているのであれば、お部屋の審査の際は水商売で働いていることは言わずに昼間の職業で審査を受けることがおすすめです。

水商売の方向けの物件に特化した不動産会社も存在するため、特別JAにこだわりがない場合は、他の不動産屋さんを利用する選択肢も考えてみましょう。

JA賃貸の審査に通過するための方法

JA賃貸の審査は、他と比べて厳しいと先述しました。
そこでここでは、JA賃貸の審査に通過するための方法を紹介していきます。

審査の通過率を上げる方法は、下記の3つです。

貯金額で支払い能力の高さを示す

審査の通過率を上げる方法1つ目は、「貯金額で支払い能力の高さを示す」です。
月収が少ない場合や月々の収入が安定していない場合は、貯金額で支払い能力があることを示す預貯金審査を受けることも検討してみましょう。

預貯金審査であれば、無職の方や収入が少ない方であっても審査に通過できる可能性があります。
預貯金審査を受ける際の貯金残高の目安は下記のとおりです。

なお、預貯金審査に対応しているかどうかは会社によって違うため、相談してみても断られるケースもあります。

申し込み時の言動や身なりに気をつける

審査の通過率を上げる方法2つ目は、「申し込み時の言動や身なりに気をつける」です。
意外に思われる方もいるかと思いますが、実は不動産会社の方は店舗へ直接相談に来た際や電話で話をした際の身なりと言動をチェックしています。

申し込み時の身なりや言動に制限などはありませんが、お部屋を貸す側は汚い身なりの方やスタッフに対して横暴な態度をとるような方にはお部屋を貸したいとは考えません。

そのため、不動産会社の方と直接顔を合わせる際や電話で話をする際は、必ず言動や身なりに注意する必要があります。

TPOを考えていないような態度や服装を選んでしまうと、落とされる確率が高まるので注意しましょう。
社会人として恥ずかしくない態度と服装を選択すれば問題ありません。

アリバイ会社を利用して審査を有利にする

審査の通過率を上げる方法3つ目は、「アリバイ会社を利用して審査を有利にする方法」です。
アリバイ会社とは、水商売やフリーター、個人事業主のように社会的信用度が低い職業に就いている方がお部屋を借りられるようにサポートを行っている会社です。

水商売やフリーター、個人事業主の方は、年収などに関係なく職業で審査に落とされることが多いですが、アリバイ会社を利用すれば社会的信用度の高い会社に勤めているという情報を提供してもらうことができます。

無理なく家賃を支払っていけるだけの収入があるにもかかわらず審査に落とされてしまったという方は、アリバイ会社の利用も検討してみましょう。

なお、アリバイ会社は慈善事業ではないためサービスの利用にはお金がかかります。
費用の目安は、約2万円～5万円です。

JAの賃貸審査についてよくある質問

最後にJAの賃貸審査についてよくある質問をまとめて紹介します。
JA賃貸の審査に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

今回紹介するのは、下記の3つの質問です。

JA賃貸の審査では何をチェックしていますか？

お部屋を借りる地域にもよりますが、主に下記のような項目がチェックされます。

求められる基準などは他の不動産屋さんと比べて高い傾向がありますが、審査でチェックされる項目自体は他社とあまり変わりません。

特に保証人に関する基準が特殊で地域によっては、保証人は持ち家の方しか認めないと言われるケースもあるようです。

一度落ちたJA賃貸の審査に通過する方法はありますか？

一度落とされてしまったとしても、連帯保証人を立てるなどの対策を取ることができれば、審査に通過できる可能性があります。

しかし連帯保証人は契約者と同等レベルで責任が重く、簡単に人になってもらえないか頼めるものではありません。

そのため、理想のお部屋だったとしても一度落ちてしまった場合は、無理にもう一度審査を受けるのではなく、きっぱりと諦めてしまうのも1つの選択肢かと思います。

どうしても諦めきれない場合は、連帯保証人を頼める相手を探して再度審査を受けられないか確認してみましょう。

債務整理をしているとJA賃貸の審査は厳しいですか？

厳しい場合と借りられる場合があります。
お部屋を借りに来た方が、過去に責務整理をしているかどうかはお部屋を貸す側は勝手に調べることはできません。

そのため、審査などの際に調べても良いかという質問をされたら審査に落ちる可能性が出てくると考えられます。

しかしどこのJAでも必ず過去の債務整理履歴を確認しているわけではないため、地域によっては過去に債務整理を行っていたとしてもお部屋を借りることができます。

結局のところは審査を受けてみなければわからないため、迷っている方は一旦受けてみてから結果を待つのがおすすめです。

【まとめ】JA賃貸の審査は厳しい？

本記事では、JA賃貸の審査は厳しいのかについて紹介しました。
いかがだったでしょうか？

JA賃貸は、他の不動産屋さんでお部屋を借りる際と比べて審査が厳しいと言われています。
他の不動産屋さんでは、スムーズにお部屋を借りられていたという方であっても、審査に落とされてしまうケースは珍しくないため利用する際は注意しましょう。

落とされる人はかなり多いため、落ちてしまっても落ち込む必要はありません。
本記事がJA賃貸の利用を迷っている方のお役に立てれば幸いです。