JA賃貸の審査はほかと比べて厳しいのでしょうか?
厳しいのであれば、利用を悩んでしまいますよね。

そこで本記事では、JA賃貸の審査は厳しいのかについて詳しく紹介してきます。
審査に通過するための方法についても紹介しているので、迷っている方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • JA賃貸は審査が厳しい
  • 保証会社の加入が必須なケースがある
  • 自営業者や水商売だと通過は難しい

JAが管理する賃貸とは?

JAが管理する賃貸とは?

JAが管理する賃貸とは、農業協同組合(JA)が管理する賃貸物件のことです。
JAは農業協同組合を英語で表記した際の頭文字をとったニックネームで、農業に携わる人を中心に全国へ組織を展開する協同組合です。

JAが管理する賃貸は、JAグループのグループ会社であるアメニティーハウジングやJAホームネットなどのサイトから簡単に調べられます。

JAグループは地域ごとに組織が分かれており、管理している物件も各地域のJAごとに異なるので、お部屋を探す際は注意が必要です。

JA賃貸の審査が厳しい理由

JA賃貸の審査が厳しい理由

JAが管理する賃貸物件の審査は、厳しいと言われています。
厳しいと言われる理由は、以下の通りです。

JA賃貸の審査が厳しい理由

  • 保証会社の審査に落ちる可能性がある
  • 連帯保証人を立てる必要があるから

保証会社への加入で審査に落ちる可能性があるから

JA賃貸は審査が厳しく、お部屋を借りる際は保証会社への加入が必須となっています。
賃貸を契約する際に保証会社へ加入する場合、大家さんの審査に加えて保証会社の審査を突破しなければいけません。

審査の回数が1回増える分、保証会社の利用が必須ではない物件と比較すると審査の通過は難しいと言えるでしょう。

なお、同じJA賃貸でも地域によっては保証会社の加入を求められず、代わりに保証人を2人以上用意するといった条件が設けられているケースもあります。

連帯保証人を立てる必要があるから

多くのJA賃貸では、契約時に連帯保証人を立てる必要があります。
連帯保証人とは、契約者本人が家賃を滞納したり、支払い続けられなくなったりした際に、責任を負う役割のことです。

JA賃貸では連帯保証人に選べる相手の条件が他社より厳しく、持ち家を持っている人でなければ連帯保証人になれないケースや、親族以外選べないケースもあります。

これまでにほかの不動産屋で普通に審査を通過できていた方でも、JAでは落とされる可能性があるので注意しましょう。

JA賃貸の審査に必要な書類・証明

JA賃貸の審査に必要な書類・証明

JA賃貸の審査を受ける際には、以下のような書類・証明が必要になります。

審査を受ける際に必要な書類・証明

  • 申込書
  • 住民票
  • 印鑑登録証明書
  • 公的所得証明書
  • 運転免許証
  • 身分証明書
  • 連帯保証人の印鑑登録証明書
  • 連帯保証人の公的所得証明書
  • 連帯保証人の運転免許証
  • 連帯保証人の身分証明書

提出を求められる書類の種類は、人によって異なります。
審査に申し込む際は、必ず自分が提出しなければいけない書類をよく確認しましょう。

JA賃貸の審査基準

JA賃貸の審査基準

JA賃貸の審査では、主に下記の3点が確認されます。

審査で確認されること

  • 年収に対して家賃は適正か
  • 正社員として安定して収入を得ているか
  • 反社会的勢力に属していないか

反社会的勢力に属していると、高確率で審査に落とされるので注意しましょう。
下記からは、それぞれについて詳しく紹介していきます。

①年収に対して家賃は適正か

審査の際には必ず年収に対して家賃が適正かチェックされます。
年収に見合わない高額な家賃の物件を選ぶと審査に落とされるため注意しましょう。

一般的に家賃の目安は年収の30%以下が理想と言われています。
30%を超えると審査の通過難易度が上がるので、家賃は年収の30%以下に収めることがおすすめです。

②正社員として安定して収入を得ているか

JAの審査では、正社員として安定した収入を得ているかもチェックされます。
正社員以外の雇用形態だと、審査を通過できない可能性があります。

社会的信用度が低い職に就いている方は、審査を通過できない可能性があることを頭に入れておきましょう。
なお、正社員でも就職して間もない方は落ちやすい傾向があります。

③反社会的勢力に属していないか

賃貸審査ではJAに限らず、反社会的勢力に属している方は契約を断られます。
反社会的勢力に属している方には、部屋を貸してはいけないと法律や条例で決められているからです。

反社会的勢力に属している事実を隠して契約しても、気がつかれた時点で強制退去を求められます。

JA賃貸の審査通過が厳しい人の特徴

JA賃貸の審査通過が厳しい人の特徴

JA賃貸の審査はほかと比べて厳しいため、特定の条件に当てはまる方は審査の通過が困難です。
通過が厳しい人の特徴は、下記の通りです。

厳しい人の特徴

  • 過去にトラブルを起こしている
  • 非正規雇用で働いている
  • 水商売といった夜の仕事をしている

下記からは、それぞれについて詳しく紹介していきます。

過去のトラブル歴が残っている

過去にJAでお部屋を借りていた際に、トラブルを起こしていたり、強制退去の通告を出されていたりする方は、JAではお部屋を借りられません。

過去にトラブルを起こした人の記録は残っているからです。
JAでのトラブル歴がある方は、JA賃貸以外の物件も検討してみると良いでしょう。

非正規雇用で収入が安定していない

JAの審査は厳しく、アルバイトといった非正規雇用で働いている方は、落とされやすい傾向があります。
以下のような職業の方は、特に注意が必要です。

審査に落ちやすい職業・雇用形態

  • 非正規雇用
  • 自営業
  • 無職
  • 水商売

契約者だけでなく保証人も年収や雇用形態、勤続年数などがチェックされます。

生活時間がずれた職業に就いている

夜の時間帯に働いている方も、夜間の騒音トラブルに発展しやすいことから審査の通過は厳しい傾向があります。

夜と昼で別の仕事をしているのであれば、審査を受ける際は昼の仕事を本業として申し込むことがおすすめです。

社会的信用が得られにくい職業に就いている

以下のような社会的信用が得られにくい職業に就いている方も、JAの審査は通過しづらい傾向があります。

社会的信用が得られにくい職業

  • フリーター
  • 無職
  • フリーランス
  • 個人事業主
  • 水商売

JAの賃貸に特別なこだわりがない方は、水商売向けの物件やフリーランス向けの物件に特化した不動産会社も存在するため、ほかの賃貸を選ぶ選択肢も考えてみましょう。

JA賃貸の審査が厳しい際の対処法

JA賃貸の審査が厳しい際の対処法

JA賃貸の審査は、他と比べて厳しいと先述しました。JA賃貸の審査に通過するための方法を紹介していきます。

審査の通過率を上げる方法は、下記の3つです。

JA賃貸の審査に通過するための方法

  • 貯金額で支払い能力の高さを示す
  • 申し込み時の言動や身なりに気をつける
  • アリバイ会社を利用する

貯金額で支払い能力の高さを示す

収入が少ない方や月々の収入が不安定な方は、預貯金審査を受けることも検討してみましょう。
預貯金審査は貯金額で支払い能力を示す方法で、無職の方や収入が少ない方であっても審査に通過できる可能性があります。

預貯金審査にデメリットはないので、現在の収入状況では審査を通過できない時は検討してみてください。

申し込み時の言動や身なりに気をつける

JAの審査では、申込者の身なりと言動をチェックしています。
不潔な服装や非常識な態度、失礼な言動などがあると審査の通過は難しくなるので注意しましょう。

審査に通過するまでの間は、自分の発言に気を配り、清潔感のある服装を選ぶことが大切です。

アリバイ会社を利用して審査を有利にする

審査の通過が難しい時は、アリバイ会社の利用がおすすめです。
アリバイ会社とは、賃貸審査で利用できる職業や収入に関するアリバイを提供するサービスで、利用すれば有利な条件で審査が受けられます。

収入や職業が原因で審査に通過できない方は、アリバイ会社の利用も検討してみましょう。

JAの賃貸審査についてよくある質問

JAの賃貸審査についてよくある質問

最後にJAの賃貸審査についてよくある質問をまとめて紹介します。
JA賃貸の審査に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

今回紹介するのは、下記の3つの質問です。

よくある質問

  • JAの審査では何をチェックしてる?
  • 落ちたJA賃貸の審査に通過するには?
  • 債務整理をしていると審査は厳しい?

一度落ちたJA賃貸の審査に通過する方法はありますか?

一度落とされてしまったとしても、連帯保証人を立てるといった対策をとれれば、審査に通過できる可能性があります。
しかし連帯保証人は契約者と同等レベルで責任が重く、簡単に頼めるものではありません。

そのため、理想のお部屋だったとしても一度落ちてしまった時は、無理にもう一度審査を受けるのではなく、きっぱりと諦めてしまうのも1つの選択肢かと思います。

どうしても諦めきれない場合は、親族に連帯保証人を任せ、再度審査が受けられないか確認してみましょう。

債務整理をしているとJA賃貸の審査は厳しいですか?

厳しい場合と借りられる場合があります。
お部屋を借りに来た方が、過去に債務整理をしているかどうかはお部屋を貸す側は勝手に調べられません。

審査の際に調べても良いかという質問をされたら落ちる可能性が出てくると考えられます。
しかしどこのJAでも必ず過去の債務整理履歴を確認しているわけではなく、地域によっては過去に債務整理を行っていたとしてもお部屋を借りられます。

審査を受けてみなければわからないため、迷っている方は一旦受けてみてから結果を待つのことがおすすめです。

【まとめ】JA賃貸の審査は厳しく有利な条件が必要

【まとめ】JA賃貸の審査は厳しく有利な条件が必要

JA賃貸は、他社の賃貸と比べて審査が厳しいと言われています。
審査が不安な方は、アリバイ会社の利用がおすすめです。

アリバイ会社とは職業や収入に関するアリバイを提供するサービスで、利用すれば有利な条件で審査が受けられます。
審査を突破できない時は、ぜひアリバイ会社の利用を検討してみてください。