日本賃貸保証（JID）の審査に落ちるのはどんな人？審査にかかる日数や対処法を解説

日本賃貸保証の審査を受ける際に、自分は落とされないか不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
本記事では、日本賃貸保証の審査に落ちる人はどのような人なのかについて詳しく紹介していきます。

審査基準や審査を通過するためのポイントについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

日本賃貸保証（JID）は審査に落ちにくい

日本賃貸保証は「多様性が認められつつある現代で、誰も取り残さないフェアな社会の実現」を会社の目標として掲げており、他社と比べて審査に落ちにくい傾向があります。

他社では審査すら受けられないような社会的信用が低い職業に就いている方であっても審査を受けられ、状況次第では審査に通過することも可能です。

無職や生活保護受給者、外国籍であっても連帯保証人をつけることなく審査通過が期待できるため、親族を頼れない状態でお部屋を探しているという方の利用に最適です。

日本賃貸保証は独立系保証会社

賃貸保証会社は、大きく分けると信販系と協会系、独立系の3つに分けられるのですが、日本賃貸保証は独立系に分類されます。

独立系とは、信販系や協会系と異なり独自の基準で審査を行っている会社のことで、ほか2つと比べて審査難易度が低い傾向があります。

種類	審査難易度
信販系	高
協会系	中
独立系	低

独立系の保証会社では、審査時に信用情報をチェックしないため、過去に滞納や破産歴がある人でも審査に通過できる可能性があります。

日本賃貸保証に厳しく審査されるのは？

日本賃貸保証で厳しく審査される人は、以下の通りです。

審査は難易度は他社と比べると高くはありませんが、誰でも必ず受かるわけでもありません。

日本賃貸保証（JID）の入居審査に落ちてしまう人の4つの特徴

日本賃貸保証は他社に比べて圧倒的に審査が優しいとはいえ、申込者全員が受かるわけではありません。
そこでここでは、審査に落ちてしまう可能性が高い人の特徴を詳しく紹介していきます。

①日本賃貸保証の物件でトラブルを起こしたことがある

日本賃貸保証に限らず、保証会社が管理をしている物件で5年以内にトラブルを起こしている場合には、トラブルを起こしてしまった物件の保証会社は、基本的に利用できません。

各保証会社では、家賃滞納や住民トラブルを起こした方を記録しているからです。
少なくともトラブルを起こしてから5年は記録が残されているケースが多いため、直近5年以内に利用してトラブルを起こしていた方は、日本賃貸保証以外の会社を利用しましょう。

②氏名をネット検索すると悪評がでる

過去に事件や事故を起こしており、氏名をネットで検索すると悪評がヒットする場合には、保証会社にとってリスクが大きいことから高確率で審査に落とされます。

犯罪歴や事故歴がある場合には自力での契約は簡単ではないため、親族や恋人に契約者になってもらい、代理契約という形でお部屋を借りることがおすすめです。

事前に不動産会社に相談をして同意を得ていれば代理契約をしても契約違反にはならないので、代理契約を検討してみましょう。

③収入に対して家賃が高すぎる

収入に対して家賃が高すぎる場合にも、審査は落とされることが多いです。
収入に見合わない高額な家賃のお部屋を選択している方を審査に通してしまうと、家賃を滞納されるリスクが高まるからです。

日本賃貸保証は他社に比べて審査が緩い傾向があるため、一般的に目安とされている月収の3分の1のラインを超えていても審査に通過できる可能性は低くありません。

副業でも収入を得ている場合には、審査を受ける際に副業の収入がどのくらいあるのか書類で証明してください。

④水商売で生計を立てている

水商売で生計を立てている方は一般的な会社勤めの方とは違い月々の収入が安定しておらず、家賃を滞納する可能性が高いことから審査に落とされやすい傾向があります。

水商売以外にも仕事をしている場合には、水商売以外の仕事をメインの勤め先として審査を受けることをおすすめします。

水商売以外の仕事をしていない場合は、水商売の方に特化した不動産会社・保証会社の利用や、アリバイ会社の利用を検討してみましょう。

日本賃貸保証（JID）の入居審査に重要な4つの基準

日本賃貸保証の入居審査基準は、以下の通りです。

審査では収入や職業をチェックされ、収入や職業に懸念点がある場合には貯金残高もチェックされます。
家賃は収入の1/3以下が目安で、安定収入がない場合には家賃2年分以上の貯金が必要です。

なお、これまでにも日本賃貸保証を利用しており、その際に家賃を滞納している場合は審査に落とされる可能性が高まります。

日本賃貸保証（JID）の審査に通過するための対処法

日本賃貸保証の審査に通過するための対処法を6つ紹介します。

収入に見合った部屋で審査を受ける

日本賃貸保証に限らず賃貸の審査では、家賃が高い物件よりも家賃が低い物件の方が審査時に求められる条件が低く、審査に通過しやすい傾向があります。

自分の職業や収入面に不安を抱えているなら、できる限り家賃を低く設定して物件を探すことがおすすめです。
家賃が低い物件を選ぶことは生活費の節約にも繋がるため、不安を感じている方は検討してみてください。

なお、お部屋に求める条件を我慢をしすぎて住むのがつらくなるようなお部屋を選んでしまうと、結果的に早めに引っ越すことになりお金が無駄になるので注意しましょう。

日本賃貸保証からの本人確認に対応する

日本賃貸保証の審査に申し込むと、本人確認の電話がかかってくる場合があります。
本人確認電話がかかってきた場合は対応しなければ審査が中断され進まなくなってしまうため、必ず対応しましょう。

本人確認電話は確認を目的にかけられており、審査の結果に影響を及ぼすことはありません。
落ち着いて聞かれた質問に答えましょう。

提出書類の記入漏れがないよう記入する

審査の際に提出する申込書作成時には、必ず記入漏れ、記入ミスがないか2回以上チェックを行いましょう。
記入漏れや記入ミスがあったとしても1か所程度であれば、問題なく審査をしてもらえますが、何か所もミスをしている場合には適当な人だと思われ審査に落とされる可能性があります。

審査に落ちなかったとしても記入漏れ、記入ミスは審査に時間がかかる原因となるため、極力完璧な状態で書類を提出することがおすすめです。
なお、申込書は基本的に不動産会社で記入するケースします。

何を記入すれば良いかわからない場合は、不動産会社のスタッフに聞いてください。

虚偽の情報で申告や記載をしない

稀に自分の職業や収入状況では審査に通過できないことを懸念して申込書に虚偽の情報を記載される方が見受けられます。

日本賃貸保証に限らず、家賃保証会社は賃貸審査のプロが申請のチェックを行っているため、素人がその場で考えた適当な嘘の申告はすぐにバレてしまいます。

嘘さえつかなければ審査に通過できたのに対して、嘘をついてしまったせいで逆に審査に落とされてしまったというケースもあるため、賃貸の各審査では絶対に嘘の情報は記載しないようにしましょう。

必要書類を期日までに確実に揃える

必要な書類を提出し忘れたとしても、提出忘れを理由に審査に落とされてしまうことはほとんどありません。
しかし必要な書類が揃っていない状態では、審査を進められなくなります。

そのため、期日までに必要書類を揃えられなければ、結果的にお部屋が借りられるかの結果が出るまでに時間がかかってしまいます。

工程に手戻りを発生させる行為は審査を行ってくれる相手にも迷惑がかかるため、できる限り必要書類は期日までに揃えましょう。
審査に必要な書類は、下記の通りです。

アリバイ会社を利用する

審査が不安な場合や審査に通過できなさそうな場合には、アリバイ会社の利用がおすすめです。
アリバイ会社とは、賃貸審査の際に有利になる職業や収入のアリバイを提供するサービスです。

1回あたり2～3万円ほどの費用で誰でも利用できるため、審査が不安な場合は利用を検討してみると良いでしょう。

なお、日本賃貸保証の審査に一度落ちている場合には、記録が残っているためアリバイ会社を利用して再度日本賃貸保証の審査を受け直すことはできません。

日本賃貸保証（JID）の審査にかかる日数は2～7日

日本賃貸保証に審査を依頼した際に、結果が返ってくるまでの日数は、約2～3日以内のことが多いです。
ほかの保証会社では、審査の結果が出るまでに1週間前後の時間がかかるケースが多いため、他社と比べると日本賃貸保証の審査は圧倒的に早いと言えます。

2～4月の引っ越しシーズンでは、申込者が通常に比べて倍増するため、3日以上かかってしまうケースも珍しくありません。
審査に時間がかかるとストレスを感じる方は、2～4月の期間を避けて引っ越しを検討してみましょう。

なお、稀に申し込みが正常に受けつけられていないケースもあるため、繁忙期以外で3日以内に審査結果が出なかった場合には一度状況を問い合わせてみることがおすすめです。

状況を問い合わせたからといって、審査に落とされることはありません。

日本賃貸保証（JID）からの電話確認はある？

日本賃貸保証に申込書を提出すると、数日以内にSMSまたは電話で本人確認の連絡が届きます。
連絡が来た際に対応せずに無視をすると、審査が進まなくなってしまうので必ず折り返しましょう。

日本賃貸保証では、申込時確認専用ダイヤル「0120-182-561」が設定されています。
待っているのに連絡が来ない際や着信拒否設定をしている場合には、上記の電話番号から確認してみてください。

なお、電話確認は自分だけでなく勤務先や緊急連絡先相手にも実施される場合があります。

【まとめ】日本賃貸保証の審査は落ちる？

本記事では、日本賃貸保証の審査に落ちる人について紹介しました。
日本賃貸保証は、ほかの保証会社と比べて審査が緩い傾向がありますが、すべての人が受かるわけではありません。

水商売で働いている人や犯罪歴がある人、過去にトラブル歴がある人などは審査に落ちる可能性があります。
審査が不安な場合や審査に通過できなさそうな場合には、アリバイ会社の利用を検討すると良いでしょう。

アリバイ会社を利用すれば、審査で不利な職業や収入状況の人でも安定収入のある会社員として審査が受けられます。