「ハウスコムの物件の審査難易度は…?」
お部屋探しを行う際に、審査の難易度が気になる方は少なくないでしょう。

本記事では、ハウスコムの審査難易度について詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • ハウスコムの審査難易度
  • ハウスコムの審査時に提出する書類
  • ハウスコムの審査で確認される項目

ハウスコムの審査は厳しい?

ハウスコムの審査は厳しい?

ハウスコムは、賃貸物件を仲介する会社であり、入居審査を担当している会社ではありません。
審査が厳しい物件からゆるい物件まで幅広く取り扱っているため、審査の厳しさを確認したい時は、物件ごとに確認する必要があります。

ハウスコムで取り扱っている物件の審査の厳しさは、審査を実施する保証会社の種類で確認できます。
保証会社の種類ごとの審査の厳しさは、以下の通りです。

保証会社の種類 審査の厳しさ
信販系 厳しい
協会系 やや厳しい
独立系 ゆるい

ハウスコムが管理する物件の審査で利用できる保証会社

ハウスコムが管理する物件の審査で利用できる保証会社

ハウスコムが管理する物件の審査では、ハウスリーブという独立系の保証会社を利用できます。

商号 ハウスリーブ株式会社
本社所在地 東京都港区港南二丁目16番1号
設立年月日 2007年9月3日
資本金 1.2億円(大東建託株式会社100%出資)
資本準備金 2,500万円
主な業務 建物賃貸借契約に基づいて賃借人が負担する賃料債務等を保証する債務保証事業

ハウスリーブの審査では、主に収入や過去の滞納歴を確認されます。
他社と比較して審査はゆるい傾向があります。

ハウスコムの審査時にかかる費用

ハウスコムの審査時にかかる費用

入居審査を受ける段階で費用が発生することはありませんが、審査を突破し契約に進む場合、以下のような初期費用がかかります。

審査通過時にかかる初期費用

  • 敷金
  • 礼金
  • 前家賃
  • 仲介手数料
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用
  • 清掃費用

保証会社と契約する方は、上記に加えて初回保証委託料がかかります。
初期費用の総額は物件ごとに異なりますが、おおよそどのくらいの費用がかかるのかは申し込み前にわかるため、確認してから審査に進むと良いでしょう。

ハウスコムの審査時に提出する書類

ハウスコムの審査時に提出する書類

ハウスコムの審査時には、申込書類と本人確認書類の2点を提出する必要があります。
申込書類はハウスコムの担当者が用意する書類です。

本人確認書類としては運転免許証やマイナンバーカードを提出しなければなりません。
人によっては上記の2点に加えて、以下のような書類も提出するよう求められることがあります。

提出を求められる可能性がある書類

  • 収入証明書
  • 残高証明書
  • 連帯保証人に関する書類
  • 内定通知書
  • 親権者同意書

提出を求められた書類は、必ずすべて揃えて期日内に提出してください。

ハウスコムの審査で確認される項目

ハウスコムの審査で確認される項目

ハウスコムの審査では、以下のような項目を確認されます。

確認される項目

  • 与信情報
  • 家賃の滞納歴
  • 年収と家賃のバランス
  • 職種
  • 申込書の記入内容
  • 身なりと態度
  • ネット上のネガティブな情報

与信情報は信販系の保証会社を利用した場合のみ確認され、ハウスコムが管理する物件では与信情報を確認されることはありません。

与信情報

入居審査を実施する保証会社次第では、与信情報を確認される場合があります。
与信情報を確認されるケースは、以下の通りです。

保証会社の種類 与信情報の確認の有無
信販系 確認される
協会系 確認されない
独立系 確認されない

与信情報に傷がある方は、信販系保証会社の審査の通過が困難です。
あらかじめ自分の与信情報に傷があると把握している時は、独立系や協会系の保証会社が利用できる物件を選択すると良いでしょう。

家賃の滞納歴

審査では、家賃の滞納歴を確認されます。
過去の滞納歴を確認される範囲は、審査を行う保証会社の種類によって異なります。

滞納が確認される範囲は、それぞれ以下の通りです。

保証会社の種類 滞納が確認される範囲
信販系 自社での滞納/信用情報
協会系 自社での滞納/同じ団体に加盟している他社での滞納
独立系 自社での滞納

最も広範囲で滞納を確認するのは協会系の保証会社です。
ハウスコムの管理物件では、自社での滞納歴のみ確認されます。

年収と家賃のバランス

審査では、年収と家賃のバランスを確認されます。
申し込む物件の家賃に見合った月収・年収がないと審査に落とされます。

家賃を考える際は、以下の表を参考にしてください。

家賃 月収の目安 年収の目安
3万円 9万円 108万円
6万円 18万円 216万円
9万円 27万円 324万円
12万円 36万円 432万円
15万円 45万円 540万円

家賃を「月収の1/3以下、年収の1/36以下」に抑えると審査を通過しやすくなります。

職種

審査では、現在の職種や雇用形態、勤続年数なども確認されます。
安定性の高い職に就いているほど審査を通過しやすく、反対に以下のような一般的に不安定だとされている職に就いている方は落ちやすい傾向があります。

審査を通過しづらい職種

  • 無職
  • フリーター
  • フリーランス
  • 水商売
  • 非正規雇用

上記に該当する方は、アリバイ会社の利用を検討してみると良いでしょう。
アリバイ会社と契約すれば、審査に有利な職に就いているものとして審査を受けられます。

申込書の記入内容

審査では、申込書の記入内容も確認されます。
何箇所も記入漏れや記入間違いがある状態で提出すると、悪い印象を持たれるので注意が必要です。

悪意のない間違いであれば審査に落とされることはありませんが、故意に嘘を記入していると、見抜かれた時点で落とされます。
不安があったとしても、故意に嘘の情報を記入することは絶対にやめましょう。

身なりと態度

お部屋の相談から申し込みまでの態度や身なりも審査の対象です。
ハウスコムのスタッフから指摘されることはありませんが、以下のような態度をとると性格に難があると判断され、審査を通過できなくなります。

審査に影響する態度と身なり

  • カスタマーハラスメントを行う
  • 連絡を無視する
  • 書類の提出期限を守らない
  • 手数料や家賃をしつこく値切る
  • 申し込み時に説明を聞かない
  • 内見時に騒ぐ
  • 清潔感のない服装で相談に行く
  • 礼節を欠いた服装で相談に行く

ネット上のネガティブな情報

審査では、ネット上にネガティブな情報がないかも確認されます。
自分の名前でウェブ検索を行った際に、以下のような情報がヒットする方は注意が必要です。

審査に影響するネット上の情報

  • 前科に関する情報
  • 誹謗中傷関連の書き込み
  • 反社会的な発言
  • 暴言
  • 賃貸での滞納・トラブル情報

心当たりがある方は、事前に削除や非公開にしてから審査を受けると良いでしょう。
中でも前科に関する情報が見つかると、審査の突破は困難になります。

ハウスコムの審査に落ちた時の対処法

ハウスコムの審査に落ちた時の対処法

ハウスコムの審査に落ちた時の対処法を紹介します。
事前に対策を行っていても落ちてしまうケースはあります。

落ちた時は焦らずに、再審査のことを考えましょう。

審査に落ちた時の対処法

  • 再審査に申し込む
  • 親族名義での契約を検討する
  • ほかの物件を検討する
  • 引越時期を変更する
  • アリバイ会社と契約する

再審査に申し込む

審査に落ちたら、ほかの物件を探し直すより先に落ちた物件の再審査に申し込めないか確認してみてください。
落ちた状況次第では、再審査に申し込める可能性があります。

再審査に申し込める条件は、以下の通りです。

再審査に申し込める条件

  • 保証会社の審査で落ちた
  • ほかに利用できる保証会社がある
  • 管理会社の審査では落ちていない
  • オーナーの審査では落ちていない

再審査に進めるかどうかはハウスコムの担当者が把握しています。
再審査を受けることにデメリットはないので、落ちた時は最初に確認してみましょう。

親族名義での契約を検討する

落ちた物件を諦めきれない時は、親族名義での契約を検討してみると良いでしょう。
入居審査では、契約名義人が審査の対象となるため、親族の名義で申し込めば既に自分が落ちている物件でも審査を受け直せます。

諦められない時は、親族名義で契約を行う方法も検討してみてください。

親族名義で契約する時の注意点

  • 物件によっては認められないことがある
  • 必ずオーナーの許可をとる必要がある
  • 更新や退去時に名義人のサポートが必須
  • 家賃を滞納すると親族の責任になる

ほかの物件を検討する

落ちた物件で再審査を受けられない時は、ほかの物件を検討しなければなりません。
気持ちを切り替えて、次に申し込む物件を探しましょう。

ほかの物件を検討する際のポイントは、以下の通りです。

ほかの物件を検討する時のポイント

  • 落ちた物件よりも家賃を下げる
  • 落ちた保証会社の物件は避ける
  • 独立系保証会社の物件を優先する

既に落ちている保証会社の利用を避けられない物件は、申し込んでも落とされる危険性が高くおすすめできません。
独立系の保証会社は、ほかと比較して審査がゆるめです。

引越時期を変更する

引越時期を変えられる時は、引越時期を変更することもおすすめです。
入居審査は、入居者を確保しやすい時期ほど審査が厳しくなり、入居者の確保が難しい時期ほど審査基準がゆるくなるといわれています。

引越時期を変更するだけでも、入居審査を通過しやすくなる場合があります。
すぐに引っ越さなくても問題ない時は、以下の表を参考に引越時期の変更を検討してみてください。

引越しを避けるべき時期 3月~4月/7月
引越しに適した時期 11月/1月/8月

アリバイ会社と契約する

審査に落ちた時は、アリバイ会社と契約する方法も検討してみると良いでしょう。
アリバイ会社とは、在籍会社という入居審査時に勤め先として設定できる会社を紹介するサービスです。

アリバイ会社と契約すれば、無職の方でも実在する一般企業である在籍会社に所属している設定で審査を受けられます。

勤務先や雇用形態、収入といった審査項目をカバーできるため、審査に連続して落ち続けている方やお部屋選びで妥協したくない方におすすめです。

ハウスコムの審査に落ちる人の特徴

ハウスコムの審査に落ちる人の特徴

ハウスコムの審査に落ちる人の特徴は、以下の通りです。

審査に落ちる人の特徴

  • 与信情報に傷がある
  • 家賃の滞納歴がある
  • 不安定な職に就いている
  • 身なりや態度に問題がある
  • ネット上にネガティブな記録がある
  • 反社会的勢力とのつながりがある

ハウスコムの審査では、収入や職業、態度など様々な視点から総合的に入居者として相応しい人か判断されます。

審査で落とされないためには、自分の収入にあった物件を選択し、不適切な発言や態度を避けることが大切です。

ハウスコムの審査に関するQ&A

ハウスコムの審査に関するQ&A

最後にハウスコムの審査に関するよくあるQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の4つの質問です。

よくあるQ&A

  • 在籍確認は必ず実施されますか?
  • ハウスコムの難易度は?
  • ハウスコムで契約する流れは?
  • 審査通過後にキャンセルは可能?

在籍確認は必ず実施される?

在籍確認は必ず実施されるものではありません。
人によって実施される場合と実施されずに結果がわかる場合があります。

在籍確認の実施の有無は事前に告知されないので、申込手続きが完了したらなるべく早めに「引っ越しの審査で在籍確認があるかもしれない」と伝えておきましょう。

なお、在籍確認が実施された場合、対応せずに審査を進めることはできず、対応が遅れると在籍の確認がとれないという理由で審査に落とされる可能性があります。

ハウスコムの難易度は?

ハウスコムの審査の難易度は、申し込む物件ごとに異なります。
ハウスコムでは様々な管理会社の賃貸物件を仲介しており、審査が厳しい物件からゆるめな物件まで幅広く取り扱っています。

これまでに入居審査で落ちた経験があり、審査の難易度が気になる方は、ハウスコムでお部屋の相談を行う際に審査のゆるい物件を探していると伝えましょう。

審査に落ちた保証会社や管理会社の名前を把握していれば、お部屋探しの際に伝えることでより効率的に借りやすい物件を探せます。

ハウスコムで契約する流れは?

ハウスコムでお部屋を契約する流れは、以下の通りです。

STEP.1
お部屋探し
お部屋探しは店頭で相談する方法と、ハウスコムのお部屋探しサイトを利用する方法があります。
STEP.2
内見
気になる物件が見つかったら内見に行くことが一般的ですが、内見は省略することも可能です。
STEP.3
申し込み
内見後契約の意思を固めたら、審査に申し込みます。賃貸の契約前には必ず審査があり、突破しなければ入居できません。
STEP.4
契約
審査を通過していた場合は、契約となります。

審査が通ってからキャンセルすることは可能?

審査通過後に契約を拒否することは可能ですが、おすすめできません。
審査通過後に契約を拒否すると記録を残され、今後審査に申し込んでも通過できなくなるからです。

入居審査は、通過できた場合契約することを前提に申し込むものです。
入居するか迷っている段階で審査に申し込むと、大家さんや管理会社、保証会社の迷惑になるので絶対にやめましょう。

迷っている時は、内見に行ってみたり、ほかの物件と比較してみたりすると良いでしょう。

【まとめ】ハウスコムの審査難易度は物件によって異なる

【まとめ】ハウスコムの審査難易度は物件によって異なる

本記事では、ハウスコムの審査難易度について紹介しました。
ハウスコムは賃貸物件を仲介する会社であり、審査を担当する会社ではありません。

審査の難易度は物件によって異なるため、注意が必要です。
審査に通過できるか不安を感じる時は、事前にアリバイ会社と契約してから申し込むことをおすすめします。

アリバイ会社とは、賃貸審査時に利用できるアリバイを提供するサービスのことで、誰でも利用できます。
収入や職業、雇用形態といった審査結果を左右する要素に関するアリバイの提供を受けられるので、特に審査で不利な属性の方におすすめです。

審査が不安な時は、ぜひアリバイ会社の利用を検討してみてください。