利用者Iさん
利用者A君
フリーランス(個人事業主)は収入が不安定とみなされて、入居審査に落ちる
ということが多くあります。そのため預貯金やフリーランス歴の長さが重要となります。
当記事では、フリーランスが賃貸を借りる際に、入居審査に通すコツや審査落ちした際の
対処方法まで徹底解説します。
- フリーランスだと賃貸の契約が難しい理由
- フリーランスが賃貸を借りるためのポイント
- フリーランスが賃貸を契約するのに必要な書類
相談料無料!アリバイ業界最大手級
アリバイドットコム
目次
フリーランスだと賃貸の契約が難しい理由
フリーランスは会社勤めの人より、賃貸契約の審査に通りにくいと言われています。これには主に、3つの理由が挙げられます。
- なりたての場合、収入証明が難しい
- 収入が安定しない
- 社会的信用が低い
なりたての場合、収入証明が難しい
まず一つ目の理由は、収入を証明するのが難しいことです。フリーランスになりたて(特に1年未満)の場合、前年の実績がない・実績があったとしても少ないなどの理由により、通常より審査が厳しくなってしまいます。
賃貸契約の際には、一定の収入があることが条件です。そのため、大家さんや不動産会社が納得できる収入を証明できなければ、審査に通るのは難しくなります。
ある程度フリーランスとして活動している期間が長い方であれば、収入証明をきちんと提示することもできるでしょう。その場合は、特に心配する必要はありません。
収入が安定しない
二つ目の理由は、フリーランスは収入が安定しないことです。会社員の場合は給与が決まっており、毎月の収入がいくらになるか大体の目途がつきます。
そして会社を辞めない限りは、いきなり収入が大きく変動することはありません。しかしフリーランスの場合は、収入が安定しておらず来月からいきなり収入0、なんてこともあり得ます。
これは、フリーランスになりたてでもそうでなくても、あまり関係ありません。仮に前年までの収入が会社員よりも多かったとしても、その収入がこれからも安定して入ってくるかが分からないので不安定とみなされます。
そのためフリーランスは会社員と違い、どうしても安定して収入を得られる可能性が低いと思われてしまうのです。賃貸は、借りている間は継続して家賃を払っていかなければなりません。
収入が安定していないと、大家さんや不動産会社は家賃を毎月きちんと払ってもらえるか不安になります。そのため入居審査では、毎月の収入の金額はもちろん安定性があるかどうかも重視されているのです。
社会的信用が低い
三つ目の理由は、フリーランスは社会的信用が低いことです。多様な働き方が可能になってきた現代ですが、まだまだフリーランスは会社員よりも認知度や社会的信用が低いです。
これは賃貸の審査だけではなく、クレジットカードやローンの審査も会社員より通りにくい現状からも窺えます。もし、大家さんがフリーランスについての理解が足りなかった場合、フリーターと間違われることも。そうなると、審査にも通りにくくなってしまいます。
フリーランスが賃貸を借りるためのポイント
とはいえ、フリーランスだからといって絶対に賃貸が借りられないわけではありません。フリーランスが賃貸を借りるためのポイントを、6つご紹介します。
- 職業には具体的な職種を記載する
- 家賃の割合は4分の1以下にする
- 預金残高の証明を行う
- 家賃滞納履歴がある場合は清算する
- マナー・身だしなみには気をつける
- 収入が安定した連帯保証人を立てる
職業には具体的な職種を記載する
一つ目のポイントは、職業には具体的な職種を記載することです。一言にフリーランスといっても様々な職種があるので、具体的にどんな仕事をしているのか理解を得にくいです。
その分かりにくさは、不信感にもつながってしまいます。職業を記載する時には、デザイナー・エンジニア・イラストレーター など、具体的に記入するようにしましょう。
そうすることで実際にどんな仕事をしているのかイメージしやすく、信用度もアップします。
家賃の割合は4分の1以下にする
二つ目のポイントは、家賃の割合を収入の4分の1以下にすることです。一般的には、収入の3分の1が家賃上限の目安になります。
しかし収入が不安定なフリーランスは、収入の4分の1以下とさらに低めに見積もっておくほうが良いです。そうすることで、大家さんや不動産会社が感じる不安を少しでも減らすことができ、審査に通る可能性も上がってきます。
預金残高の証明を行う
三つ目のポイントは、預金残高の証明を行うことです。大家さんや不動産会社が心配しているのは、家賃がきちんと支払われないリスクがあること。
そのため、収入が不安定なフリーランスが入居審査に通るためには、ちゃんと支払い能力があると証明する必要があります。それには通帳のコピーを提示することで、証明することができます。具体的には、最低でも家賃の6ヶ月~1年分ほどの貯金は必要。
これだけあれば、収入の不安定さをカバーできる可能性があるとアピールすることもできます。ただし、最終的に判断をするのは大家さんや不動産会社です。
十分に貯金があっても必ずしも審査に通るとは限りませんが、通帳のコピーが重要な判断材料のひとつになることは間違いありません。もし可能であれば、賃貸に申し込む前にある程度貯金をしておくことをおすすめします。
家賃滞納履歴がある場合は精算する
四つ目のポイントは、家賃の滞納履歴を清算することです。以前住んでいた賃貸の家賃滞納履歴がある場合、引っ越し先でも家賃の支払いにリスクがあると思われる可能性があります。
そうすると、どうしても審査も通りにくくなってしまいます。その場合はすぐに前の大家さんに連絡して、滞納分を清算しましょう。
清算が完了したことを確認できれば、審査に通る可能性もアップします。
マナー・身だしなみには気をつける
五つ目のポイントは、マナーや身だしなみに気をつけることです。入居審査では、収入や安定性はもちろん、契約者の人柄も重要な判断材料になります。
入居後に何かトラブルを起こす心配がないか、信用できる人物かを見られているのです。フリーランスの場合は特に、どれだけ信用できる人物かが大きなポイント。
不動産会社や大家さんのもとへ出向くときは、常識的な服装や言動を心がけましょう。
収入が安定した連帯保証人を立てる
六つ目のポイントは、収入が安定した連帯保証人を立てることです。賃貸契約の審査は、契約者本人はもちろん連帯保証人も対象になります。
連帯保証人が親や兄弟姉妹などの親族で、かつ収入も安定している場合。その場合は契約者がフリーランスでも審査に通ることがあります。
どうしても親族に連帯保証人を頼める人がいないときは、収入が安定して入れば友人でも可能です。ただし、連帯保証人は法的な義務や責任が発生します。
その旨をしっかり説明したうえで、連帯保証人になってもらえるようお願いをしましょう。
収入が安定した連帯保証人を立てられない時の対処法
フリーランスに限らず賃貸契約では、安定した収入の連帯保証人を立てることができれば審査でかなり有利になります。しかし様々な事情により、連帯保証人を立てることができない人もいるでしょう。
そんな時の対処法を4つご紹介します。
- 保証会社を利用する
- 保証人が不要な物件を探す
- 審査が緩いシェアハウスを検討する
- 親などの名義で代理契約をする
保証会社を利用する
一つ目の方法は、保証会社を利用することです。保証会社は連帯保証人に代わって、大家さんや不動産会社に家賃の支払いなどを保証してくれます。
そうすると大家さん側からしてもリスクが少なくなるので、審査に通りやすくなります。しかし、保証会社を利用する際の注意点が2つあります。
- 保証料を支払わなければならない
- 保証会社が利用できない物件もある
保証料は、一般的には契約時には家賃の30%~100%、1年ごとの更新時に10%程度が相場。保証会社を利用しない場合より、どうしても費用がかかってきます。
そして、連帯保証人しか認められず、保証会社が利用できない物件もあるので要注意。事前に大家さんや不動産会社に、保証会社を利用したい旨相談するようにしましょう。
保証会社の利用が可能な物件であれば、連帯保証人がいなくても審査に通る可能性が高まります。資金に余裕がある人は、一度検討してみてください。
保証人が不要な物件を探す
二つ目の方法は、保証人が不要な物件を探すことです。保証人が不要な物件であれば、保証人を誰かにお願いしたりする手間なく審査に申し込むことができます。
ただ、保証人が不要な物件はそもそも数が少ないのが難点。また、大家さんや不動産会社のリスクも上がるので家賃が相場よりも割高になるといったデメリットもあります。
しかし、近年ではフリーランスに特化した不動産会社なども増えてきています。 そういった会社であれば、保証人が不要な物件や保証会社の利用可能な物件を紹介してもらいやすいでしょう。
審査が緩いシェアハウスを検討する
三つ目の方法は、シェアハウスへの入居を検討することです。シェアハウスは審査が比較的緩いことが多く、フリーランスでも審査に通る可能性は十分あります。
また、シェアハウスだと初期費用や家賃の負担も抑えられます。住む場所にこだわりがない人や、フリーランスになりたての人には特におすすめです。
親などの名義で代理契約をする
両親や兄弟姉妹など、安定した収入の人に代わりに契約してもらう方法もあります。これはフリーランスに関わらず、未成年者や学生、無職の人やフリーターにも有効な手段です。
しかし、原則的には契約者と入居者が異なるのは契約違反とするところも。無断で代理契約をしたことが発覚すると、違約金を求められたり最悪の場合強制退去となります。
トラブルを避けるためにも、代理契約したい旨を大家さんや不動産会社に必ず相談し、事前に了承を得ましょう。
アリバイ会社を利用するという選択肢も
保証会社ではなく、アリバイ会社を利用するという選択肢もあります。
- 即日で対応してくれる会社が多い
- 料金が明確で分かりやすい
- 成功報酬型の支払い形態だと、審査に通った時だけ料金を支払えばいい
アリバイ会社の中でも特におすすめなのが、「アリバイ.com」。アリバイ.comは業界最大手で知名度もあり、安心して利用できます。保証人の代行・紹介だけでなく、在籍確認や給与明細の発行なども行ってくれます。
相談料は無料なので、アリバイ会社の利用を検討している方はぜひ一度相談してみてください。
フリーランスが賃貸契約するのに必要な書類
フリーランスが賃貸契約するときに必要なのは、収入を証明できる書類です。
- 住民税の課税証明書
- 所得税の納税証明書
- 地方税の納税証明書
- 確定申告の控えなど
これらは公的な証明書なので信用度が非常に高く、審査の材料としても適しています。その他に、通用のコピー(取引先からの入金証明) や取引先との業務委託契約書を補足資料として求められることがあります。
大家さんや不動産会社の指示に従って、書類を準備しましょう。
フリーランスの賃貸 まとめ
今回は「フリーランスでも賃貸は借りられるか」について解説してきました。
本記事をまとめると
- フリーランスでも賃貸を借りることは可能だが、審査に通るのは難しい
- フリーランスが賃貸の審査に通りにくい理由
・収入証明が難しい
・収入が安定しない
・社会的信用が低い - フリーランスが賃貸を借りるためのポイント
・職業には具体的な職種を記載する
・家賃の割合は4分の1以下にする
・預金残高の証明を行う
・家賃滞納履歴がある場合は清算する
・マナー・身だしなみには気をつける
・収入が安定した連帯保証人を立てる - 連帯保証人が立てられない場合の対処法
・保証会社を利用する
・保証人が不要な物件を探す
・審査が緩いシェアハウスを検討する
・親などの名義で代理契約をする - アリバイ会社を利用するという選択肢もある
- フリーランスが賃貸を借りるときに必要な書類
・住民税の課税証明書
・所得税の納税証明書
・地方税の納税証明書
・確定申告の控えなど
フリーランスでも賃貸を借りたいとお考えの方に、本記事がお役に立っていれば幸いです。
相談料無料!アリバイ業界最大手級
アリバイドットコム