「フォーシーズの審査を受けるけど、落ちたらどうしよう…」
入居審査を受ける際に、もしも落ちてしまったらと不安を感じる方は多いでしょう。

本記事では、フォーシーズの審査に落ちた際の対処法を詳しく紹介していきます。
審査の基準や通過できない原因についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • フォーシーズの審査基準
  • フォーシーズの特徴
  • フォーシーズに落ちた時の対処法

フォーシーズ(4Cs)の審査基準

フォーシーズ(4Cs)の審査基準

フォーシーズの入居審査基準は、ほかの家賃保証会社と比較してゆるめです。
収入と家賃のバランスや過去の滞納経験、反社会的勢力との繋がりの有無などはチェックされますが、信用情報は確認されません。

社会的信用が低い職業に就いている方であっても審査に通過しやすい傾向があります。
フォーシーズは、社会的信用が低い人の申し込みにも対応していることから、アパートやマンション、テナント、オフィスなどの幅広い物件で採用されています。

家賃が高額な物件でも利用でき、家賃を滞納しなければ高級物件でも年1万円の利用料でサービスを利用できることが魅力です。

フォーシーズ(4Cs)賃貸保証とは?

フォーシーズ(4Cs)賃貸保証とは?

フォーシーズは、関東を中心に展開している家賃保証会社です。
東京と大阪の2箇所に本社を構えています。

商号 フォーシーズ株式会社
資本金 3億3,200万円
東京本社 東京都港区新橋5丁目13ー7 4C’s新橋5137ビル
大阪本社 大阪府大阪市北区梅田1丁目3-1 大阪駅前第1ビル6F

加盟団体

フォーシーズは、一般社団法人全国保証機構(CGO)という団体に所属しています。
CGOは、家賃保証業を行う会社が加盟している団体で、加盟会社間で入居者の情報を共有しています。

CGOでは家賃を滞納した人や隣人トラブルを起こした人の情報を会社間で共有しているため、フォーシーズの利用が初めてという方でもCGOに加盟する他社での家賃滞納歴があると、審査の通過は困難です。

過去に家賃滞納経験がある方は、審査へ申し込む前に家賃を滞納した会社がCGOに加盟していないか確認しておくと良いでしょう。

提携している不動産会社

フォーシーズは、主に都市部の管理会社と提携を結んでいる保証会社です。
多くの管理会社では、入居申し込み者がメインの保証会社に落ちた時のサブとして利用されています。

不動産仲介業者としても知られるエイブルでは、メインの保証会社の1つとして利用されており、お部屋探しの際にフォーシーズを利用できる物件と遭遇する確率は高いと言えます。

フォーシーズ(4Cs)賃貸保証の特徴

フォーシーズ(4Cs)賃貸保証の特徴

フォーシーズ賃貸保証の特徴を紹介します。
利用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

フォーシーズ賃貸保証の特徴

  • 承認率が98%で審査通過率が高い
  • 賃貸保証機構加盟で信頼性が高い
  • 家賃滞納者には厳しい

下記からは、それぞれの評判について紹介していきます。

承認率98%で審査通過率が高い

フォーシーズの最大の特徴は、承認率が98%で審査通過率が高いことです。
賃貸契約が困難な方でも契約できるようサポートすることを目標として掲げており、他社では落ちてしまった方でも審査に通過できる可能性があります。

ホームページによると、外国籍や生活保護の方でも審査に通過できているようです。

賃貸保証機構加盟で信頼性が高い

フォーシーズの特徴としては、賃貸保証機構加盟で信頼性が高いことも挙げられます。
賃貸保証機構とは、さまざまな家賃保証会社が加盟している団体です。

加盟している会社間でトラブルを起こした利用者の情報を共有しています。
賃貸保証機構にはフォーシーズ以外にも以下のような会社が加盟しています。

賃貸保証機構に加盟している会社

  • 中州貴金属
  • ダ・カーポ
  • D2
  • ナップ賃貸保証
  • みらい保証
  • VRサポート

家賃滞納者には厳しい

フォーシーズは、他社と比較して家賃滞納者には厳しい対応をとっています。
家賃滞納者に対して最も厳しい部分は、年間保証料です。

多くの保証会社では年間保証料が1万円~2万円なのに対して、フォーシーズは家賃滞納回数に応じて年間保証料が変動するシステムを採用しています。

滞納回数 年間保証委託料
0~1回 1万円
2回 3万円
3回 月額賃料1ヵ月分

家賃を頻繁に滞納する方は注意が必要です。

フォーシーズ(4Cs)の審査項目

フォーシーズ(4Cs)の審査項目

フォーシーズの審査では、以下のような項目がチェックされます。

フォーシーズの審査項目

  • 過去の家賃滞納歴
  • 支払い能力
  • 職業や雇用形態
  • 申込者の属性
  • 申込内容の虚偽情報
  • 反社会的勢力との関わり

審査で最も重要視されるのは支払い能力の有無で、収入は安定しているか、滞納せずに家賃を支払い続けられる収入があるかを見られます。
家賃の目安を月収の1/3までに収めることを意識すると、審査に通過できる可能性を上げられます。

現状無職の方でも、家賃を支払い続けられるだけの貯金があれば、審査の通過は可能です。

フォーシーズ(4Cs)保証会社の保証料金

フォーシーズ保証会社の保証料金

フォーシーズ保証会社の保証料金を紹介します。
利用するには、契約時と1年単位での保証料がかかります。

初回保証料 家賃1ヵ月分
年間保証料(滞納0~1) 1万円
年間保証料(滞納2回) 3万円
年間保証料(滞納3回) 家賃1ヵ月分

年間保証料は家賃滞納回数によって割引額が決まり、1年間で滞納が1度までなら年間保証料は1万円となります。

家賃を滞納するほど年間保証料金が高くなる仕組みとなっているため、家賃の滞納が不安な方は自動引き落としに設定しておくと支払いがスムーズです。

収入がない無職の方や学生の方は、契約時の保証料も一部割引を受けられます。

フォーシーズ(4Cs)の審査に落ちた時に考えられる原因

フォーシーズの審査に落ちた時に考えられる原因

フォーシーズの審査に落ちたときに考えられる原因を紹介します。
状況がわからないため原因を断定することはできませんが、過去に落ちた方の傾向から下記のような原因が考えられます。

審査に落ちた原因

  • フォーシーズでトラブル歴がある
  • 収入と家賃の金額が見合ってない
  • 提出書類に虚偽の情報を記載した
  • 態度や身なりから不安視された

落ちてしまった場合は何で落とされたのか不動産会社の方に聞いても問題ありませんが、様々な事情から理由を教えてもらえないことが多いです。

①フォーシーズが管理する物件でトラブルを起こしたことがある

フォーシーズのホームページには、信頼関係の破壊を行った方はブラックリストに登録し、今後の取引を断ると明記されています。

過去にフォーシーズが管理する物件でトラブルを起こした経験がある方は、おそらくそのことが原因で審査に落とされてしまった可能性が高いです。

どのような行為が信頼関係の破壊にあたるのかは明記されていなかったため、トラブルをどこまで見逃してもらえるのかはわかりません。

しかしブラックリスト登録者とは今後取引をしないと明記されていたことから、審査に落とされてしまった時点で再度受けても審査に受からないことが予想できます。

トラブルを起こした覚えがある方は、フォーシーズ以外の保証会社の利用を検討してみましょう。

②収入と家賃の金額が見合っていない

フォーシーズに限らず家賃保証会社では、できるだけ家賃を滞納されたくないと考えているため、収入と家賃の金額が見合っていないなら金銭面を不安視され審査に落とされたことが考えられます。

フォーシーズは業界トップクラスの審査通過率を目指しているので、多少釣り合わない程度であれば目を瞑ってもらえる可能性が高いです。

しかし、月収が20万円なのに家賃15万円の物件を選ぶといったような、明らかに生活が成り立たないお部屋を選んでしまうとやはり審査に落とされるでしょう。

家賃を選ぶ際は、月収の3分の1以下を目安に考えましょう。

③提出書類に虚偽の情報を記載した

提出した書類に虚偽の情報を記載しており、審査で嘘がバレてしまうと落とされます。
虚偽の情報を記載した程度では、警察沙汰のような大事になることはあまりありませんが、書類に嘘を書く行為は相手がその気になれば犯罪として罰せられてしまう可能性があるため間違えてもやってはいけません。

また、一度フォーシーズの審査で嘘を書き、そのことがバレてしまうとブラックリストへ登録され、今後生涯にわたって利用できなくなります。
故意に虚偽の情報を記載するのは絶対にやめましょう。

④態度や身なりが入居後の不安を抱かせている

不動産会社の方は、お部屋を借りに来た方の態度や身なりもチェックしています。
何も落とされた原因に心当たりがないのであれば、お部屋の相談をしに行った際の態度や身なりに問題があったと考えられます。

お部屋を貸す側は、汚らしい身なりの方やスタッフに対して失礼な態度をとる方にお部屋を貸したいとは考えません。

面倒かもしれませんが、お部屋の相談をしに行く際だけでも、身なりや態度には気を遣いましょう。
社会人として恥ずかしくないTPOを考えた服装・態度であれば問題ありません。

フォーシーズ(4Cs)の入居審査に落ちた時の対処法

フォーシーズの入居審査に落ちた時の対処法

最後にフォーシーズの入居審査に落ちたときの対処法を詳しく紹介します。
フォーシーズは、他社に比べて審査がゆるいとはいえ、人によっては落ちてしまうこともあるかと思います。

もしも審査に落とされてしまった場合は、下記の対処法を参考にしてください。

審査に落ちたときの対処法

  • 独立系のほかの保証会社で審査を受ける
  • 身近な親族に代理で契約してもらう
  • アリバイ会社を利用する

下記からは、それぞれの対処法について詳しく紹介していきます。

独立系の他の保証会社の審査を受ける

フォーシーズの審査に落ちた場合は、再度審査を受けても落ちてしまう可能性が高いため、ほかの保証会社で審査を受ける必要があります。

フォーシーズは保証会社の中でも独立系に分類され、独立系保証会社はどこも独自の基準で審査を行っており審査はゆるめな傾向があります。

ほかの保証会社で審査を受ける際は、独立系の保証会社を選ぶことがおすすめです。
フォーシーズ以外の独立系保証会社は、下記の通りです。

独立系の保証会社

  • 日本セーフティー
  • ジェイリース株式会社
  • Casa
  • 株式会社オーロラ
  • 日本賃貸保証株式会社
  • エルズサポート株式会社
  • 株式会社ナップ
  • 株式会社近畿保証サービス

身近な親族に代理で契約してもらう

審査に落とされた理由を考えた際に、心当たりが収入しかない時は、再度自分で審査を受け直すよりも身近な親族に代理で契約してもらうことがおすすめです。

なぜなら、収入が原因で審査に落とされていた場合、収入は簡単に増やせないからです。
引越を考えている方は、何かしらの事情で今すぐに引っ越しをしたいと考えているのかと思います。

身近に安定収入のある親族がいる方は、事情を説明して代理契約を頼めないか相談してみましょう。
なお、親族に代理で契約してもらう行為は、事前に不動産会社へ相談していれば契約違反にはなりません。

アリバイ会社を利用してほかの保証会社で審査する

フォーシーズの審査に落ちた時は、アリバイ会社を利用してほかの保証会社で審査を受けることがおすすめです。

アリバイ会社とは、賃貸審査が有利になるアリバイを提供するサービスで、契約すれば実在する会社で働いている設定で審査が受けられます。

フォーシーズは比較的審査に通過しやすい保証会社であり、フォーシーズに落ちてしまっている以上、何の対策もなしに次の審査へ進むと再度落ちることが予想されます。

次の審査へ進む前に、アリバイ会社の利用を検討してみてください。

【まとめ】フォーシーズ(4Cs)の審査は通過しやすいが油断は禁物

【まとめ】フォーシーズ(4Cs)の審査は通過しやすいが油断は禁物

本記事では、フォーシーズの審査に落ちた時の対処法を紹介しました。
フォーシーズの審査は、保証会社の中でもゆるめですが、申込者全員が受かるわけではありません。

過去に滞納歴がある方や収入状況によっては落ちる可能性があるので、確実に借りたい物件の場合はアリバイ会社の利用がおすすめです。

アリバイ会社を利用すれば、社会的地位のある仕事をしている体で審査が受けられ、通過をより確実なものにできます。