同棲するための物件を探しているという方はいませんか?

賃貸物件には、ひとり暮らし向けの物件や2人以上入居可能な物件などがありますが、
2人入居可能な物件であっても同棲は審査に通りにくいと言われています。

何も知らずにお部屋探しに行ってしまうとなかなかお部屋の契約ができないという
事態になりかねないため注意が必要です。

そこで本記事では、同棲で審査に通るために重要な事を詳しく解説していきます。

この記事を読んでわかること
  • 同棲は審査に通りにくい
  • 同棲は収入を合算して審査を受けられる
  • 審査では、支払い能力の有無や保証人の有無を確認される

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目次

結論:同棲だと賃貸の審査は落ちやすい!

結論:同棲は落ちやすい!

結論から書くと、同棲での審査はひとりの方やファミリー世帯に比べて通りにくいと言えます。
何故同棲だけ他よりも通りにくいのかというと、主に下記の3つの理由があります。

同棲だと審査に通りにくい理由

  • 片方が転居した際に家賃の支払いが滞る可能性が高いため
  • 騒音トラブルのリスクが高まるため
  • 喧嘩などにより部屋の損傷が起こるリスクがある

下記からは、それぞれの理由について解説していきます。

片方が転居した際に家賃の支払いが滞る可能性が高いため

同棲目的の方が審査に通りにくい理由1つ目は、
「片方が転居した際に家賃の支払いが滞る可能性が高いため」です。

自分たちは仲良しだから片方だけが突然出ていく事なんてないと考えていたとしても、
客観的な視点から見ると同棲者は突然喧嘩別れして家賃を滞納しそうという風に見えます。

一人暮らしやファミリー世帯の場合、突然喧嘩別れして家賃の支払いが滞る事は
ほとんどないため、同棲者だと審査が難しくなっています。

入籍をしていれば同棲の状態で審査を受けるよりも審査が緩くなるので、余裕がある方は
これを機に入籍を視野に入れても良いかもしれません。

騒音トラブルのリスクが高まるため

同棲目的の方が審査に通りにくい理由2つ目は、「騒音トラブルのリスクが高まるため」です。

やはりひとり暮らしの人の方が2人暮らしの人よりも生活音が少ないため、同棲カップルは
騒音面でも審査が難しくなっています。

同棲目的の方の入居を許可したばかりにこれまで長年住み続けてくれた人が出て行ってしまう事態があると、
家主さんも経営を続ける事ができなくなってしまうため、うるさくするつもりがなかったとしても
審査が難しくなるのは仕方がないと言えるでしょう。

特に壁の薄いひとり暮らし向けの物件の場合、普通の音量の話し声であっても
隣の部屋まで貫通してしまうケースがあるため、注意が必要です。

ひとりで暮らすには広い物件やペット可の壁の厚めな物件などを選ぶと良いかもしれません。

喧嘩などにより部屋の損傷が起こるリスクがある

同棲目的の方が審査に通りにくい理由3つ目は、
「喧嘩などにより部屋の損傷が起こるリスクがある事」です。

同棲は、ひとり暮らしやファミリー世帯と比べて室内での喧嘩が起こりやすく、
それによる部屋の損傷が起こるリスクがあると考えられます。

そのため、本人たちに喧嘩をするつもりや部屋を汚すつもりが全くなかったとしても、
審査の時点で落とされてしまう可能性が高いのです。

家主さんによってはお部屋を貸す代わりに、敷金の額を増やすなどの交渉を
してくる事があるかもしれません。

部屋の損傷リスクを考えられて審査に落とされてしまった際は対策の使用がないため、
落ち込まずに次の物件を探しましょう。

同棲の入居審査で確認されやすいポイント

確認されやすいこと

同棲の入居審査で確認される事が多いポイントを紹介します。
同棲目的の方の審査で確認される事が多いポイントは、下記のとおりです。

同棲の入居審査で確認される事が多いポイント

  • 家賃の支払い能力は十分か
  • 保証人・保証期間に問題はないか
  • 態度は良いか・信頼できる人柄か
  • 2人の関係は長く続きそうか・悪くないか

下記からは、それぞれについて詳しく解説していきます。
事前にチェックされる事を把握して対策を取りましょう。

①家賃の支払い能力は十分か

同棲の入居審査で確認される事が多い点1つ目は、「家賃の支払い能力は十分か」です。

これは同棲に限った話ではないですが、入居審査の際はまず絶対に家賃の支払い能力の有無を
確認されます。

何故かというと家賃が支払えない人に物件を貸してしまうと、家主さんの大きな損失に
つながってしまうからです。

片方がナイトワークやフリーター、個人事業主などの収入が低い場合には、
家賃の支払い能力が不十分と判断される可能性があるので注意しましょう。

2人の収入を合算して審査を受ける事ができますが、身の丈に合った家賃の物件を選ぶ事が
おすすめです。家賃の目安は、月収の3分の1以下として考えると良いでしょう。

家賃の目安

  • 月収20万円なら家賃は6万円
  • 月収30万円なら家賃は9万円
  • 月収40万円なら家賃は12万円
  • 月収50万円なら家賃は15万円

②連帯保証人・保証期間に問題はないか

同棲の入居審査で確認される事が多い点2つ目は、「連帯保証人・保証期間に問題はないか」です。
同棲の審査の際には、保証人の有無と保証期間に問題がないかも確認されます。

保証人がいない際は、借りられる物件の選択肢が少なくなるので注意しましょう。
同棲の場合は片方が借主になりますが、残った片方を保証人にする事ができます。

保証人は、借主が家賃を滞納した際に代わりに責任を負う役割のため、フリーターやナイトワーク、個人事業主の場合は保証人になれないので気を付けてください。

なお保証人は、2人設定できるケースもあり、その場合は2人設定した方が
審査に通りやすくなります。

③態度は良いか・信頼できる人柄か

同棲の入居審査で確認される事が多い点3つ目は、「態度は良いか・信頼できる人柄か」です。

意外に思われるかもしれませんが、不動産会社でお部屋探しの相談をする際、
実は態度や人柄、服装などがチェックされています。

対応してくれるスタッフさいに高圧的な態度を取ったり敬語が使えなかったりすると
態度や人柄に問題があるとみなされ審査に落ちやすくなるので注意しましょう。

不動産会社の方は態度が悪い人や見るからに不潔な人にお部屋を貸したいとは思いません。

面倒かもしれませんが、不動産会社の方と会う時だけでも社会人として
恥ずかしくない態度をとるようにしましょう。

④二人の関係は長く続きそうか・悪くないか

不動産会社来店時には、態度や人柄以外にも、2人の関係は長く続きそうかも確認されています。

不動産会社の方は、わざわざすぐに別れそうと見るからに感じ取れる人に
お部屋を貸したいとは思いません。

そもそも仲が悪いカップルなら同棲用の物件を探さないかもしれませんが、
念のため不動産会社の方と会う際は喧嘩などはしないようにしましょう。

どちらか片方だけが物件を見に行くよりも、2人で揃って見に行った方が
相手には好印象を与えられるでしょう。

絶対ではありませんが、できる限り2人そろって物件の相談に行くようにしてください。

同棲の賃貸審査に落ちないためのポイント

同棲時に審査に落ちないためのポイント

同棲時の審査に落ちないためのポイントを紹介します。
落ちてしまわないために注意すべき事は、下記の通りです。

同棲時の審査に落ちないために重要な事

  • なるべく家賃の低い物件で検討する
  • 預貯金があるなら通帳のコピーなどで支払い能力が高い事を示す
  • 親と同棲相手の2人を保証人に付ける
  • 保証人が難しい時は保証会社を利用する
  • 清潔感のある見た目・立ち振る舞いに気を付ける

下記からは、それぞれについて詳しく解説していきます。

なるべく家賃の低い物件で検討する

同棲時の審査で落ちてしまわないために重要な点1つ目は、
「なるべく家賃の低い物件で検討する」です。

当たり前かもしれませんが、家賃の高い物件は低い物件と比べて審査が厳しい事がかなり多いです。
そのため、同棲用の物件探しをする際はなるべく家賃の低い物件を検討する事が重要です。

家賃の低い物件を選んでいればそもそもの審査が緩くなるだけでなく、喧嘩別れをしたとしても
残された片方の収入だけで家賃が支払えると判断してもらえるため、審査により通りやすくなります。

預貯金がある場合は通帳のコピーなどで支払い能力が高いことを示す

同棲時の審査で落ちてしまわないために重要な点2つ目は、
「預貯金があるなら、通帳のコピーなどで支払い能力が高い事を示す」です。

フリーランスやナイトワーク、フリーター、個人事業主などの職業の方は大抵審査に通りにくいです。

そういった職業に就いている方は、そのまま審査を受けてしまうと収入面に難ありと判断され
落とされてしまうため、通帳のコピーなどを使い預貯金がある事を示しましょう。

通帳のコピーなどを使い、預貯金額で審査を受ける事を「預貯金審査」と言い、
預貯金審査を受ける時の貯金額の目安は家賃の6倍以上です。

預貯金審査を受ける際の目安

  • 家賃が6万円…36万円以上
  • 家賃が7万円…42万円以上
  • 家賃が8万円…48万円以上
  • 家賃が9万円…54万円以上
  • 家賃が10万円…60万円以上

親と同棲相手の二人を連帯保証人に付ける

同棲時の審査で落ちてしまわないために重要な点3つ目は、
「親と同棲相手の2人を連帯保証人に付ける」です。

可能であれば親と同棲相手の2人を連帯保証人に付ける事がおすすめです。

連帯保証人は1人よりも2人の方が、家主さんに安心感を与えられるため審査に通りやすくなります。
なおこの方法はどんな時でも確実に利用できるわけではありません。

場合によっては連帯保証人を2人にする事を断られるケースもあります。

連帯保証人が難しい場合は保証会社と契約する

同棲時の審査で落ちてしまわないために重要な点4つ目は、
「連帯保証人が難しい時は保証会社を利用する」です。

連帯保証人を用意する事が難しい場合には、保証会社を利用しましょう。

同棲の場合、借主にならない方の人を連帯保証人にする事ができますが、借主にならない人が
ナイトワークやフリーターの場合には連帯保証人に設定する事ができません。

そういった場合には、保証人を決めずに契約に挑む事もできますが、だれも保証人がない状態よりは
保証会社と契約していた方が審査に通る確率が高まります。

清潔感のある見た目・立ち振る舞いに気をつける

同棲時の審査で落ちてしまわないために重要な点5つ目は、
「清潔感のある見た目・立ち振る舞いに気を付ける」です。

ご存じない方が多いですが、不動産会社の方はお部屋探しの際に相手の清潔感や振る舞いを
チェックしています。

清潔感のない見た目やスタッフに対して高圧的な態度をとるなどの非常識な行動をとると、
警戒され審査に落とされるので注意しましょう。

見た目や振る舞いに気を付ける事は簡単にすぐにできる対策なのでぜひ実践してみてください。

清潔感を感じさせる格好

  • ヒゲや眉毛をきれいに整える
  • 白や黒などのシックなカラーで服のコーディネートをする
  • 洗濯した後で、アイロンをかけた服を選ぶ
  • 歯ブラシやブレスケアを行う
  • 爪をきちんと切る、爪の中に汚れを残さない
  • ぼろぼろの靴を履かない、靴の汚れはきちんと落とす

同棲時に彼女が契約人となるケースの注意点

彼女が借主となるケースの注意点

同棲時に彼女が借主となるケースの注意点を紹介します。
彼女を借主にしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

借主が彼女の場合の注意点

  • 彼氏より年収が低いなら審査に落ちやすくなる
  • 彼氏が後から住む時は新たな契約が必要になる

下記からは、2つの注意点について詳しく解説していきます。

彼氏より年収が低い場合は審査に落ちやすくなる

彼女を借主にする場合の注意点1つ目は、
「彼氏よりも年収が低いならは審査に落ちやすくなる」です。

彼女をあえて借主に設定する事情は人それぞれかもしれませんが、彼氏よりも彼女の方が年収が低いと審査に落ちやすくなるので注意が必要です。

特に理由なく彼女を借主にしようと考えていた方は、一度2人の年収を見比べてみましょう。

もしも絶対に彼女が借主にならないといけない事情がないのであれば、2人の年収を比べて
高い方が借主になる事がおすすめです。

なお、物件によっては2人ともが借主として契約する「連名契約」に対応しているケースもあります。

彼氏が後から住む場合に新たな契約が必要になる

彼女を借主にする場合の注意点2つ目は、「彼氏が後から住む時は新たな契約が必要になる事」です。

これはあまり知られていませんが、もともとどちらかが住んでいるお部屋に彼氏・彼女が住む際は、
家主さんに報告し新たに契約をし直す義務があります。

家主さんに報告せずに勝手に同棲を始めると、バレた際にトラブルになるので注意が必要です。

同棲をしたいと素直に相談していれば、2人での入居が不可能だったとしてもすぐに追い出される事はないので必ず相談しましょう。

ワンルームなどのひとり暮らし向けの物件の場合は、同棲を断られる可能性が高いです。
手続きの手順は下記の通りです。

STEP.1
家主さんに確認をとる
まずは家主さん管理会社に確認をとりましょう。ファミリー向けや2人以上住める場所なら断られることは少ないです。
STEP.2
必要な書類を用意する
手続きをする際には各書類が必要になります。必要書類は、身分証明書の写し・健康保険証の写し・住民票です。
STEP.3
手続きをする
必要な書類を揃えたら手続きをしましょう。手続きの際には、事務手数料として3,000円ほどの料金がかかります。

同棲は二人の収入を合算して賃貸審査を受けられる!

合算して審査を受けられる!

同棲では、2人の収入を合算して賃貸の審査を受ける事ができます。

一部例外のパターンもありますが、ほぼ2人の収入を合算する事ができると考えていて
差し支えありません。

お部屋の選択肢が広がるなどのメリットがあるため、両方に収入がある際は合算して審査を
受ける事がおすすめです。

下記からは、2人の収入を合算して審査を受ける場合のメリットとデメリットを紹介します。

年収を合算することで審査に通りやすくなる物件が増える

2人の収入を合算して審査を受ける事の最大のメリットは、
「審査に通りやすくなり物件の選択肢が増える事」でしょう。

収入を合算すると、月収が多くなるため片方だけでは住む事ができなかった高額な家賃の物件も、
選択肢として考えられるようになります。

連名契約でなかったとして年収を合算してもらえる事はあるので、連名契約にしたくないという方も積極的に合算してもらえないか相談する事がおすすめです。

なお年収の合算は、絶対にできるという訳ではなく不動産会社や片方が過去にトラブルを
起こしている場合には断られます。

片方がブラックリストに載っている場合審査は一人の収入のみ

同棲の際は2人の収入を合算して審査を受けられると先述しましたが、
2人のうちどちらかがブラックリストと呼ばれる事故情報に載っている際には合算できないので注意しましょう。

事故情報とは、過去に家賃や公共料金、通信費といった各種支払いを滞納経験がある方が
掲載されているリストの事です。

一般人が確認する事はできないため、実際に載っているかどうかを自分で
確認する事はできませんが、過去に何かの支払いを滞納していた場合には載っている可能性が高いです。

過去に家賃の滞納歴がある事をパートナーに隠している方は、審査の際にバレる可能性があるので
先に話しておく事がおすすめです。

事故情報に載る条件

  • 家賃・公共料金・通信費・クレジットカード・携帯電話の料金・銀行から借りたお金を滞納する
  • クレジットカードやカードローンを多重に申し込んだ
  • クレジットカードの現金化
  • 自己破産といった債務整理をした

同棲の賃貸審査に関するよくある質問

同棲の賃貸審査に関するよくある質問

ここからは同棲するための物件探しをする際に、よくある質問にまとめて回答していきます。
今回紹介する質問は下記の2つです。

よくある質問

  • フリーター同士の同棲は審査に通りにくいですか?
  • 二人入居相談の意味は何ですか?

フリーター同士の同棲は賃貸審査に落ちやすいですか?

審査通過率で考えると通りにくいと言えるでしょう。
何故ならフリーターは職に就いている方に比べて社会的信用が低いからです。

しかし、フリーター同士なら必ずしも落ちるという訳ではありません。
フリーター同士であっても、収入に見合った家賃の物件を選べば審査に通ります。

片方の収入だけでも十分に家賃を支払っていけるお部屋に絞って審査を受けてみましょう。

二人入居相談の意味は何ですか?

二人入居相談とは名前の通り2人まで入居の相談が可能な物件の事です。

同棲や子供のいない夫婦、兄弟、姉妹など組み合わせは問わず2人までの家庭なら
入居を相談する事ができます。

なお、二人入居可能な物件なら必ず2人入居相談と記載されているわけではなく、
何の記載もない物件であっても2人までなら入居相談ができる事はよくあります。

2人入居相談の記載はあくまでも目安として考えるようにしましょう。

【まとめ】同棲は賃貸の審査に落ちやすい?

【まとめ】

本記事では、同棲する際の賃貸契約は審査に落ちやすいのかについて解説しました。
いかがだったでしょうか?

同棲は第三者の視点から見ると別れる可能性があり、入籍をしている方と比べて審査に通りにくいと言われています。

落ちてしまったとしても落ち込まずに次の物件を探してみてください。

入籍していると、それだけで審査の難易度が変わってくるので、余裕がある方は
これを機に入籍を考えてみても良いかもしれません。

本記事が同棲を始めようと考えている方のお役に立てれば幸いです。

相談料無料!アリバイ業界最大手級
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