同棲するための物件を探しているという方はいませんか?
賃貸物件には、ひとり暮らし向けの物件や2人以上入居可能な物件などがありますが、2人入居可能な物件であっても同棲は審査に通りにくいと言われています。

何も知らずにお部屋探しに行ってしまうとなかなかお部屋の契約ができないという事態になりかねないため注意が必要です。

この記事では、賃貸審査に落ちる理由と対策方法を解説します。

この記事を読んでわかること
  • 同棲は審査に通りにくい
  • 同棲は収入を合算して審査を受けられる
  • 審査では、支払い能力の有無や保証人の有無を確認される

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目次

同棲の賃貸審査に落ちないためには?

同棲の賃貸審査に落ちないためには?

同棲時の審査に落ちないためのポイントを紹介します。
落ちないために注意すべきことは、下記の通りです。

同棲時の審査に落ちないためには?

  • 同居人との関係性を示す
  • 収入に見合った物件を探す
  • 支払い能力が高い人間が契約する
  • 保証会社・連帯保証人を提示する
  • 同居人を連帯保証人にする
  • 社会人としての立ち振る舞いに注意する

下記からは、それぞれについて詳しく解説していきます。

同居人との関係性を示す

同棲で入居審査を受ける際は、同居者との関係性をうやむやにせず不動産屋にはっきりと伝えることをおすすめします。

なぜなら、同居人との関係性を示すことで審査に落ちるリスクを軽減できるからです。
今後婚姻予定はあるのか、交際歴はどのくらいになるのかなどを不動産屋に共有し、突然同居を解消して家賃を滞納することはないと訴えましょう。

収入に見合った物件を探す

賃貸審査を突破するためには、収入に見合った物件を選ぶ必要があります。
なぜなら、審査では申込者に家賃を支払い続けられるだけの収入があるかを厳しくチェックされるからです。

一般的に、収入の1/3以下を住居費として考えると良いとされています。収入の1/3の目安を大きく超えてしまうと支払い能力が足りていないと判断される可能性が出てくるので注意しましょう。

月収 家賃の目安
20万円 6万円
30万円 9万円
40万円 12万円
50万円 15万円

支払い能力が高い人間が契約する

審査を受ける際は、支払い能力が高い人間を契約者にすることをおすすめします。
なぜなら、審査では支払い能力を必ずチェックされるため、支払い能力が高い人が契約者になっていたほうが審査通過率を上げられるからです。

全ての物件で利用できる方法ではありませんが、同性の場合には二人の収入を合算して審査に臨む方法もあります。

家賃が高い物件を選びたい場合は、家賃を合算して審査を受ける方法も検討してみましょう。

保証会社・連帯保証人を提示する

保証人なしでも審査に申し込みできますが、可能な場合は保証人を立てることをおすすめします。
なぜなら、保証人を立てていた方が審査が有利になるからです。

同棲の場合の保証人には、同居相手や自分と同居相手の両親・兄弟などを選べます。
保証人は入居者同様に審査があるため、会社勤めのような収入が安定している方を選ぶことが理想です。

フリーランスやナイトワークのような収入が不安定な職に就いている方だと審査で不適応だと判断される可能性があります。

頼める相手がいる場合は、保証人を立てて審査を受けるようにしましょう。なお、保証人を立てられない場合は、不動産屋に相談し保証会社を利用してください。

同居人を連帯保証人にする

可能な場合は審査を受ける際に同居人を連帯保証人に設定することをおすすめします。
なぜなら、最近では連帯保証人なしでも賃貸契約が可能になりましたが、連帯保証人を立てていた方が貸し手から信用を得られるからです。

連帯保証人の有無は家主さんの審査はもちろん、保証会社の審査でもチェックされるポイントの1つです。

同居人の同意を得られる場合には、同居人を連帯保証人に設定して申し込みを行ってください。

社会人としての立ち振る舞いに注意する

審査に落ちないためには、社会人としての立ち振る舞いに注意することが大切です。
なぜなら、審査では入居申し込み者の態度や発言などもチェックされているからです。

貸し手が不安になるような態度や振る舞いは審査では減点対象になります。
仲介業者へ物件の相談をする段階から審査は始まっている程度の気持ちを持って、振る舞いには十分注意しましょう。

同棲が賃貸契約の審査に落ちやすいのはなぜ?

同棲が賃貸契約の審査に落ちやすいのはなぜ?

結論から書くと、同棲での審査はひとりの方やファミリー世帯に比べて通りにくいと言えます。
理由は以下の3つです。

同棲だと審査に通りにくい理由

  • 片方が転居した際に家賃の支払いが滞る可能性が高いため
  • 騒音トラブルのリスクが高まるため
  • 喧嘩により部屋の損傷が起こるリスクがある

同棲の賃貸審査には、1~2割の方が審査に落ちてしまいます。下記からは、それぞれの理由について解説していきます。

同居人が転居した際に家賃の支払いが滞る可能性がある

同棲目的の方が審査に通りにくい理由1つ目は、「同居人が転居した際に家賃の支払いが滞る可能性があるため」です。

お部屋を貸す側の視点から見ると同棲者はファミリー世帯と比べて、同居の解消による家賃滞納リスクが発生しやすいと考えられます。

一方、一人暮らしやファミリー世帯の場合、突然同居が解消され家賃の支払いが滞ることはほとんどないため、同棲者だと審査が難しくなっています。

騒音トラブルが生じるリスクがある

同棲目的の方が審査に通りにくい理由2つ目は、「騒音トラブルのリスクが高まるため」です。
同棲カップルは1人暮らしの人に比べて生活音が発生するため、騒音面でも審査が難しくなっています。

特に壁の薄い物件の場合、普通の音量の話し声であっても隣の部屋まで響いてしまうケースがあるため、注意が必要です。

物件選びの際は、部屋数が多い物件や壁が厚い物件などを選び、防音性のあるカーペットを導入するといった対策を行うと良いでしょう。

部屋を破損される恐れがある

同棲目的の方が審査に通りにくい理由3つ目は、「部屋を破損されるおそれがある」です。
同棲はひとり暮らしやファミリー世帯と比べて室内での喧嘩が起こりやすく、それによる部屋の損傷が起こるリスクがあると考えられます。

そのため、本人たちに喧嘩をするつもりや部屋を汚すつもりが全くなかったとしても、審査の時点で落とされる傾向があります。

同棲の入居審査で確認されやすいポイント

確認されやすいこと

同棲の入居審査で確認される事が多いポイントを紹介します。
同棲目的の方の審査で確認される事が多いポイントは、下記のとおりです。

同棲の入居審査で確認される事が多いポイント

  • 家賃の支払い能力は十分か
  • 保証人・保証期間に問題はないか
  • 態度は良いか・信頼できる人柄か
  • 2人の関係は長く続きそうか・悪くないか

下記からは、それぞれについて詳しく解説していきます。
事前にチェックされる事を把握して対策を取りましょう。

契約者のみでも支払える能力があるか

入居審査の際は、家賃の支払い能力の有無を確認されます。
家賃が支払えない人に物件を貸してしまうと、大きな損失につながるからです。

2人の収入を合算して審査を受けられるケースもありますが、多くの場合は同棲解消になった際を見越して契約者のみでも支払える能力があるかをチェックされます。

お部屋を選ぶ際は、契約者となる人の収入だけでも十分に支払える金額を家賃の上限とすると良いでしょう。

月収 家賃の目安
20万円 6万円
30万円 9万円
40万円 12万円
50万円 15万円

連帯保証人・保証期間に問題はないか

同棲の審査の際には、保証人の有無と保証期間に問題がないかも確認されます。
保証人がいない際は、借りられる物件の選択肢が少なくなるので注意しましょう。

同棲の場合は片方が借主になりますが、残った片方を保証人にできます。
なお保証人は、2人設定できるケースもあり、その場合は2人設定した方が審査に通りやすくなります。

信頼に足る人柄か

不動産会社でお部屋探しの相談をする際には、人柄もチェックされています。
対応してくれるスタッフに高圧的な態度を取ったり敬語が使えなかったりすると、人柄に問題があると判断され審査に落ちやすくなるので注意しましょう。

不動産会社の方は態度が悪い人や見るからに不清潔な人にお部屋を貸したいとは思いません。
不動産会社の方と会う時だけでも社会人として恥ずかしくない態度をとるようにしましょう。

契約者と同居人の関係性は問題ないか

不動産会社来店時には、今後婚姻の予定があるか、内縁関係にあたるほど長い関係かという点も確認されます。

婚姻予定がないカップルよりも、婚姻の予定がある場合や内縁関係にあたるほど長い関係の場合の方が審査に通過しやすい傾向があります。

籍は入れていないけれど、婚姻予定がある場合や内縁関係の場合はお部屋の相談時に不動産会社の方に伝えるようにしましょう。

同棲時に彼女が契約人となるケースの注意点

彼女が借主となるケースの注意点

同棲時に彼女が借主となるケースの注意点を紹介します。
彼女を借主にしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

借主が彼女の場合の注意点

  • 彼氏より年収が低いなら審査に落ちやすくなる
  • 彼氏が後から住む時は新たな契約が必要になる

下記からは、2つの注意点について詳しく解説していきます。

彼氏より年収が低い場合は審査に落ちやすくなる

彼女を借主にする場合の注意点1つ目は、「彼氏よりも年収が低いならは審査に落ちやすくなる」です。

彼女をあえて借主に設定する事情は人それぞれかもしれませんが、彼氏よりも彼女の方が年収が低いと審査に落ちやすくなるので注意が必要です。

特に理由なく彼女を借主にしようと考えていた方は、一度2人の年収を見比べてみましょう。
もしも絶対に彼女が借主にならないといけない事情がないのであれば、2人の年収を比べて高い方が借主になる事をおすすめします。

なお、物件によっては2人ともが借主として契約する「連名契約」に対応しているケースもあります。

彼氏が後から住む場合に新たな契約が必要になる

彼女を借主にする場合の注意点2つ目は、「彼氏が後から住む時は新たな契約が必要になる事」です。
もともとどちらかが住んでいるお部屋に彼氏・彼女が住む際は、家主さんに報告し新たに契約をし直す義務があります。

家主さんに報告せずに勝手に同棲を始めると、家主さんに知られた際にトラブルになるので注意が必要です。
同棲をしたいと相談していれば、トラブルを回避できるため必ず相談しましょう。

ワンルームのようなひとり暮らし向けの物件の場合は、同棲を断られる可能性が高いです。
手続きの手順は下記の通りです。

STEP.1
家主さんに確認をとる
まずは家主さん管理会社に確認をとりましょう。ファミリー向けや2人以上住める場所なら断られることは少ないです。
STEP.2
必要な書類を用意する
手続きをする際には各書類が必要になります。必要書類は、身分証明書の写し・健康保険証の写し・住民票です。
STEP.3
手続きをする
必要な書類を揃えたら手続きをしましょう。手続きの際には、事務手数料として3,000円ほどの料金がかかります。

同棲の賃貸審査に落ちた際の対処法

同棲の賃貸審査に落ちた際の対処法

同棲の賃貸審査に落ちた際の対処法を紹介します。

審査に落ちた際の対処法
  • 収入額・勤続年数・職業・借金の有無・滞納歴を再確認する
  • 不動産屋の信用を得る
  • 年金を合算して審査を受ける

収入額・勤続年数・職業・借金の有無・滞納歴を再確認する

審査に落ちてしまった場合は、申込書に不備があった可能性が考えられるため、申込書の控えを再度確認してみることをおすすめします。

収入額・勤続年数・職業などを間違えていないかよくチェックしましょう。
借金の有無や滞納歴は申込書に記入する欄はありませんが、審査に影響を及ぼす可能性があるゆえ、隠さずパートナーに打ち明けた方が良いでしょう。

借金や滞納歴があったとしても保証会社はあるため、打ち明けて条件に合った保証会社を利用できる物件探してみてください。

不動産屋の信用を得る

賃貸審査では全てのやり取りを不動産屋と行うため、審査に通過するには不動産屋の信頼を得る必要があります。

家賃を滞納せずに支払っていけるだけの十分な収入があることや仕事についてできるだけ話し、信頼を勝ち取りましょう。

入籍の意思がある場合には、同棲後に入籍予定だと伝えた方が審査通過率が上がります。
なお、借金があるといった審査でマイナスになる要素は、自分から打ち明ける必要はありません。

年収を合算して審査を受ける

2人の収入を合算して審査を受ける事の最大のメリットは、「審査に通りやすくなり物件の選択肢が増える事」でしょう。

収入を合算すると、月収が多くなるため片方だけでは住む事ができなかった高額な家賃の物件も、選択肢として考えられるようになります。

連名契約でなかったとして年収を合算してもらえる事はあるので、連名契約にしたくないという方も積極的に合算してもらえないか相談する事がおすすめです。

なお年収の合算は、絶対にできるという訳ではなく不動産会社や片方が過去にトラブルを起こしている場合には断られます。

同棲の賃貸審査に関するよくある質問

同棲の賃貸審査に関するよくある質問

ここからは同棲するための物件探しをする際に、よくある質問にまとめて回答していきます。
今回紹介する質問は下記の3つです。

よくある質問

  • 入居審査で同棲する人の続柄は?
  • 同居人が無職でも審査は可能?
  • 同棲する人がブラックリストに登録されている場合は?

入居審査で同棲する人の続柄は?

入居審査で同棲する場合、同棲相手の続柄は同居人や婚約者と記載するケースが一般的です。
婚約者と記入しても婚姻予定である証明の提出を求められはしないため、自分たちがより納得できる方を記入すると良いでしょう。

同居人が無職でも審査は可能?

同居人が無職の場合は、働いている人が契約者になることで賃貸審査を受けられます。
契約者になる人の収入で問題なく支払える額を家賃の上限と考え、お部屋を探しましょう。

家賃の理想は、収入の1/3以下です。
なお、契約者となる人が働いていれば、同居人が無職でも審査に影響はありません。

同棲する人がブラックリストに登録されている場合は?

同棲予定の相手がブラックリストに登録されている場合、同棲相手を契約者にすると審査に落ちる確率が上がります。

そのため、同棲相手がブラックリストに登録されているとあらかじめわかっている場合は、自分が契約者になることをおすすめします。

契約者がブラックリストに登録されていなければ、同棲相手がブラックリストに登録されていても審査に影響を及ぼす可能性は下がります。

【まとめ】同棲は賃貸の審査に落ちやすい?

【まとめ】

本記事では、同棲する場合賃貸審査に落ちやすいのかについて解説しました。
いかがだったでしょうか?

同棲は第三者の視点から見ると別れる可能性があるため、入籍をしている方と比べて審査に通りにくいと言われています。

審査を受ける際は、入籍予定があることや内縁関係にあることをアピールし、不動産屋の信頼を勝ち取りましょう。

本記事が同棲を始めようと考えている方のお役に立てれば幸いです。

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