「アプラス賃貸保証の審査は厳しい…?」
アプラスの審査申し込み時に審査がどの程度厳しいのか気になる方は少なくないでしょう。

本記事では、アプラス賃貸保証の審査は厳しいのかについて詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • アプラス賃貸保証の審査は厳しいのか
  • アプラスの審査で確認される項目
  • アプラスの審査に落ちた時の対処法

アプラス賃貸保証の審査は厳しい?

アプラス賃貸保証の審査は厳しい?

アプラスは、保証会社の中で最も厳しい審査を実施している信販系の会社です。

種類 審査の厳しさ 特徴
信販系 厳しい 与信情報の調査がある
信用系 やや厳しめ 同じ団体に属している会社間で情報共有を行う
独立系 ゆるめ 各社独自の審査基準を持つ

信販系に該当する保証会社では、審査時に与信情報の調査が実施されます。
家賃や携帯電話料金、クレジットカードローンなどの滞納経験があり、与信情報にネガティブな記録がある方は、高い確率で審査を通過できません。

アプラス賃貸保証とは

アプラス賃貸保証とは

アプラスは、オリコフォレントインシュアやジャックスと並んで審査が厳しいことで知られている保証会社です。

社名 株式会社アプラス
設立 2009年4月24日(創業1956年10月6日)
本社所在地 大阪市浪速区湊町1丁目2番3号
店舗数 全国主要都市46店舗

ホームメイトや積和不動産の物件で採用されており、審査時にはCIC情報を確認されます。

アプラスとの契約後にかかる保証料

アプラスとの契約後にかかる保証料

アプラスとの契約後にかかる保証料は、物件や利用する賃貸仲介業者によって異なります。

賃貸仲介業者 ホームメイトの場合 MASTの場合 沖縄県住宅配給公社の場合
初回保証料 1万円 2万円 賃料等総額の25%
月額利用料 賃料等総額の1% 賃料等総額の1% 賃料等総額の1%
更新料 0円 0円 0円

保証料の詳細は、必ず契約書に記載されます。
詳細を把握したい場合は、契約書を確認すると良いでしょう。

アプラスの審査時に提出を求められる書類

アプラスの審査時に提出を求められる書類

アプラスの審査時には、本人確認書類と入居申込書の2点を提出しなければなりません。
本人確認書類としては、マイナンバーカードや運転免許証、健康保険証、住民基本台帳カードなどのコピーを用意すると良いでしょう。

入居申込書は賃貸仲介業者から渡されるので、必要事項を記入して期限までに提出してください。
人によっては、以下のような書類も追加で提出を求められる場合があります。

人によって提出が必要な書類

  • 収入証明書
  • 内定通知書
  • 親権者同意書
  • 残高証明書
  • 連帯保証人に関する書類

アプラス賃貸保証の審査で確認される項目

アプラス賃貸保証の審査で確認される項目

アプラスの審査で確認される項目は、以下の通りです。
信販系の保証会社のため、審査では一般的な審査項目に加えて与信情報を調査されます。

審査で確認される項目

  • 家賃滞納歴
  • 支払い能力
  • 与信情報
  • 職業
  • 申込書の記入内容
  • 態度や発言
  • インターネット上のネガティブな情報

家賃滞納歴

審査では、過去に家賃を滞納した経験がないか確認されます。
家賃の滞納が確認される範囲は、以下の通りです。

審査に影響する家賃の滞納歴 アプラスでの滞納/与信情報に残っている記録
審査に影響しない家賃の滞納歴 他社利用時の滞納

アプラスで滞納歴がある方は、記録が残されている可能性が非常に高く、審査の通過は困難だと考えられます。
他社利用時の滞納は、長期間滞納で代位弁済され、与信情報に記録がある場合のみ影響を及ぼします。

支払い能力

審査では、家賃を滞納せずに支払い続けられる能力があるか確認されます。
支払い能力の審査基準は「家賃の3倍以上の月収、36倍以上の年収があるか」です。

収入が基準値を下回っていると落ちやすくなるので、物件選びの際は自分の収入を意識しましょう。

家賃 月収 年収
3万円 9万円 108万円
5万円 15万円 180万円
7万円 21万円 252万円
9万円 27万円 324万円
11万円 33万円 396万円

与信情報

アプラスは信販系のため、審査で与信情報を確認されます。
与信情報にネガティブな記録がある方は、審査の通過が困難です。

自分の与信情報が審査に影響を及ぼすかわからない時は、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
自分の与信情報であればスマートフォンやパソコンから簡単に開示請求が行えます。

審査で与信情報を確認するのは、アプラスのような信販系に分類される保証会社のみです。
独立系の会社であれば確認されないので、ネガティブな記録があった時は申し込む物件を変更してみることもおすすめです。

職業

審査では、職業や雇用形態、勤続年数も確認されます。
職業や雇用形態は、家賃滞納リスクがないかの判断材料として確認されており、安定した働き方をしているほど高く評価されます。

一般的に不安定と言われているフリーターや個人事業主、水商売などの職に就いている方は、正社員や公務員として働く方と比較して審査の通過が困難です。

審査で落とされやすい働き方をしている方は、アリバイ会社の利用を検討してみると良いでしょう。
アリバイ会社では在籍会社を紹介しており、契約することでアリバイの提供を受けられます。

申込書の記入内容

審査では、申込書の記入内容も確認が行われます。
申込書の記入方法を間違えていたり、必須の項目を忘れていたりすると、悪い印象を持たれる恐れがあります。

申込書類の記入が完了したら、必ずよく確認を行いミスのない状態で提出しましょう。
虚偽情報を記入すると、発覚時に審査を通過できなくなるだけでなく、大きなトラブルに発展します。

わからない項目があった時は、適当に記入するのではなく確認してから記入してください。

態度や発言

審査では、賃貸仲介業者での態度や発言、本人確認時の受け答えの内容なども確認されています。
以下のような態度や発言があると、審査に悪影響を及ぼすため注意が必要です。

審査に悪影響を及ぼす態度や発言

  • 何度も値段を交渉する
  • 横柄な態度をとる
  • 同時に複数の物件の審査を受ける
  • 曖昧な返答を繰り返す
  • 故意に虚偽の発言をする
  • 書類の提出期限を守らない

インターネット上のネガティブな情報

審査では、インターネット上のネガティブな情報も確認されます。
自分の本名でSNSアカウントを作成していたり、掲示板サイトへ書き込んでいたりする方は注意が必要です。

審査時に確認されるのは、以下のようなサイトです。

審査時に確認されるサイト

  • SNS
  • ニュースサイト
  • 爆サイ
  • ホスラブ
  • 尋ね人・人探しサイト
  • Google検索

誹謗中傷や金銭トラブル・家賃滞納に関する内容、過去の犯罪歴などがウェブ検索時に見つかる方は、対策を行ってから審査に申し込むと良いでしょう。

アプラスの審査にかかる日数

アプラスの審査にかかる日数

アプラスの審査は、申し込み後1~3日程度で返ってくることがほとんどです。
他社と比較して審査に時間がかからない傾向があります。

申込書類に不備があったり、本人確認の対応が遅れたりすると審査期間が延長されます。
引っ越し期限が迫っている時は、完璧な状態で書類を提出し、本人確認には速やかに対応すると良いでしょう。

なお、審査の結果は、落ちている場合にも必ず申し込み時に利用した賃貸仲介業者経由で戻ってきます。

アプラス賃貸保証の審査に落ちた時の対処法

アプラス賃貸保証の審査に落ちた時の対処法

アプラスの審査に落ちた時の対処法としては、以下のような方法があります。

審査に落ちた時の対処法

  • 再審査を受けられないか確認する
  • 親族名義での契約を検討する
  • ほかの物件を検討する
  • 引越時期を変更する
  • アリバイ会社と契約する

再審査を受けられないか確認する

審査に落ちた時は、ほかの物件を検討するより先に再審査を受けられないか確認してみてください。
落ちたのが保証会社の審査であれば、申し込む保証会社を変更することで、再度落ちた物件で審査を受けられる可能性があります。

再審査を受けられる条件は、以下の通りです。

再審査を受けられる条件

  • 保証会社の審査で落ちている
  • 2社以上の保証会社が用意されている
  • オーナーの審査で落ちていない

保証会社の審査で落ちていても、利用できる保証会社が1社のみの物件の場合、再審査は実施されません。

親族名義での契約を検討する

落ちた物件を諦めきれない時は、親族名義での契約を検討してみると良いでしょう。
入居審査では、契約の名義人が審査の対象となるため、親族名義で申し込めばすでに自分が落ちている物件でも審査を受け直せます。

オーナーの許可を得ていれば、必ずしも契約名義人が入居者である必要はないので、親族に相談してみましょう。
なお、実際に入居する人と異なる人を名義人に設定する場合、必ず事前に許可をとらなければなりません。

無許可で親族名義での契約を行うと、契約後トラブルになる恐れがあります。

ほかの物件を検討する

再審査でも落ちてしまった時は、ほかの物件を検討する必要があります。
気持ちを切り替えて、次に審査を受ける物件を探しましょう。

物件探しからやり直す時は、落ちた物件よりも家賃を下げることと、既に落ちているアプラスの利用が必須の物件は避けることを意識すると良いでしょう。
入居審査の難易度は物件の家賃に比例して上がる傾向があります。

落ちた物件よりも家賃を下げた方が、審査に通過できる可能性を高められます。

引越時期を変更する

すぐに引っ越す必要がない時は、引越時期を変更することもおすすめです。
入居審査は、入居者が決まりやすい引っ越し繁忙期ほど審査基準が引き上げられます。

可能な場合は、引っ越し閑散期と呼ばれる1月や8月、11月に入居審査を受けた方が、審査通過の可能性を高められます。
おすすめの引越時期と避けるべき時期は、それぞれ以下の通りです。

おすすめの引越時期 1月/8月/11月
引越しを避けるべき時期 3月~4月

アリバイ会社と契約する

審査に落ちた時はアリバイ会社と契約する方法も検討してみると良いでしょう。
アリバイ会社とは、賃貸審査時に収入や職業に関するアリバイを提供するサービスです。

アリバイ会社と契約すれば、本当の職業ではなく有利な職に就いている設定で審査を受けられます。
お部屋選びで妥協したくない時や引っ越し先探しを長引かせたくない時は、ぜひアリバイ会社と契約する方法も検討してみてください。

アリバイ会社がアリバイに利用しているのは、実在する一般企業であり、審査でアリバイを見抜かれる可能性は極めて低いと言えます。

アプラス賃貸保証の審査で落ちた人でも通過できる見込みのある保証会社

アプラス賃貸保証の審査で落ちた人でも通過できる見込みのある保証会社

アプラスの審査で落ちた人でも通過できる見込みのある保証会社は、以下の通りです。

アプラスで落ちた人でも通過できる見込みがある保証会社

  • 日本賃貸保証
  • 旭化成賃貸サポート
  • スマイルサポート
  • ダ・カーポ
  • ナップ
  • オーロラ
  • イントランス

上記のような独立系に分類される保証会社は、アプラスよりも審査の基準がゆるく、アプラスで落ちた方でも通過できる見込みがあります。

アプラスのような信販系に該当する保証会社では、審査時に与信情報を確認されますが、独立系の会社であれば与信情報の確認は行われません。

アプラス賃貸保証の審査に関するQ&A

アプラス賃貸保証の審査に関するQ&A

最後にアプラスの審査に関するよくあるQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つの質問です。

よくあるQ&A

  • アプラスは審査が厳しい?
  • アプラスの賃貸保証は何系?
  • アプラスに落ちたらどうすればいい?
  • アプラスの家賃保証料はいくら?

アプラスは審査が厳しいですか?

アプラスは、数ある保証会社の中でも審査が厳しいことで知られています。
審査では、収入や職業、滞納歴だけでなく、与信情報まで確認され、様々な視点から入居者として相応しいか判断されます。

これまでに保証会社の審査に落ちた経験がないという方でも落ちる可能性があるため、審査に申し込む際は注意が必要です。

自分の収入にあった家賃額の物件を選択したり、連帯保証人を立てたりすることで、審査に通過できる可能性を高められます。

アプラスの賃貸保証は何系ですか?

アプラスの賃貸保証サービスは、信販系です。
信販系とは、与信情報をもとに審査を実施する保証会社のことです。

審査ではCICやJICCの記録を確認され、携帯電話料金の滞納やクレジットカードの滞納、公共料金の滞納経験がある方は落ちる可能性が高まります。

アプラス以外では、以下のような会社が信販系に該当します。

アプラス以外の信販系の保証会社

  • エポスカード
  • オリコフォレントインシュア
  • ジャックス
  • セゾン
  • セディナ

アプラスの審査に落ちたらどうすればいいですか?

アプラスの審査に落ちた時の対処法としては、以下のような方法があります。

アプラスの審査に落ちた時の対処法

  • 再審査を受けられないか確認する
  • 親族名義での契約を検討する
  • ほかの物件を検討する
  • アリバイ会社と契約する

物件次第では、アプラスの審査に落ちても保証会社を変更することで再度審査を受けられる可能性があります。
落ちたと連絡を受けた時は、まず再審査を受けられる状況か確認してみてください。

アプラスの家賃保証料はいくらですか?

アプラスの家賃保証料は、以下の通りです。

賃貸仲介業者 ホームメイトの場合 MASTの場合 沖縄県住宅配給公社の場合
初回保証料 1万円 2万円 賃料等総額の25%
月額利用料 賃料等総額の1% 賃料等総額の1% 賃料等総額の1%
更新料 0円 0円 0円

アプラスでは、利用する賃貸仲介業者や物件によって保証料が変動します。

【まとめ】アプラス賃貸保証の審査は与信情報に傷があると落ちる

【まとめ】アプラス賃貸保証の審査は与信情報に傷があると落ちる

本記事では、アプラス賃貸保証の審査は厳しいのかについて紹介しました。
アプラスは、数ある保証会社の中でも審査が厳しめな会社として知られています。

審査では与信情報の調査が行われ、与信情報に傷があると落ちる可能性が高まります。
審査に通過できるか不安を感じる時は、アリバイ会社の利用を検討してみると良いでしょう。

アリバイ会社とは、収入や職業に関するアリバイを提供するサービスです。
アリバイ会社と契約すれば、有利な職に就いている設定で審査を受けられ、落ちるリスクを軽減できます。