フリーターは賃貸を契約できないという噂がありますが、実際のところどうなのでしょうか?
1人暮らしを始めたくてもお部屋を借りられないのであれば困りますよね。

そこで本記事ではフリーターでも賃貸は借りられるのかについて詳しく紹介していきます。
初めての1人暮らしを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • フリーターでも賃貸は契約できる
  • 正社員として働いている人よりは審査に落とされやすい
  • 初期費用には30万円~50万円ほどの費用が掛かる

【結論】20歳フリーターでも賃貸は借りられる!

【結論】借りられる!

結論から書くと、20歳のフリーターであっても賃貸は借りられます。
しかしやはり正社員として働いている方と比べると審査には落ちやすい傾向があり、どんなお部屋でも絶対に審査に通過できるわけではありません。

借りられるけど借りづらいと考えておくと良いでしょう。
毎月安定した収入があり、収入に見合った家賃のお部屋を選んでいれば審査には通過できるため、職業だけで1人暮らしを諦める必要はありません。

1人暮らしに挑戦してみたいなら、まず気になるお部屋を探してみましょう。

20歳フリーターが賃貸を契約するための方法

賃貸を契約するための方法

20歳のフリーターが賃貸を契約する方法を紹介します。
1人で生活していけるほどの安定収入があるのであれば、お部屋が借りられますが、収入が不安定な場合や少ない場合には下記の方法を参考にしてみてください。

20歳フリーターが賃貸を契約するための方法

  • 頼れる親族に代理契約を依頼する
  • 両親や兄弟に連帯保証人を任せる
  • 保証会社を利用する
  • 貯金残高で支払い能力をアピールする
  • アリバイ会社を利用する

頼れる親族に代理契約を依頼する

1つ目の方法は、「頼れる親族に代理契約を依頼する」です。
もしも自分で審査を受けても落とされてしまう場合には、自分ではなく親族に代理契約を依頼してみることがおすすめです。

代理契約とは、名前の通り実際にお部屋に住む人とは別の人が契約者となる方法のことで、代理契約であれば契約者になる人の職業・収入で審査を受けることができます。

フリーターで収入が少なく自力では審査に通過できない場合は、親族を頼って代理契約することも検討してみましょう。

なお、代理契約は事前に確認をとらなければ契約違反になってしまうので必ず事前に不動産屋さんに確認をとるようにしてください。

両親や兄弟に連帯保証人を任せる

2つ目の方法は、「両親や兄弟に連帯保証人を任せる」です。
最近では賃貸契約で保証会社を利用するケースが一般的ですが、保証会社の利用には審査があります。

そのため、もしも保証会社の審査の段階で落とされているのであれば、両親や兄弟に連帯保証人を任せて保証会社を利用しない方向も考えてみることがおすすめです。

連帯保証人を立てることができるのであれば、保証会社を利用せずに賃貸を契約することができます。
保証会社を利用しなければ当然保証会社の審査はなくなるため、家族を頼れる方は連帯保証人を頼んでみましょう。

保証会社を利用する

3つ目の方法は、「保証会社を利用する」です。
賃貸を契約するには連帯保証人を立てることが必須条件ですが、家族に連帯保証人を頼むことができない場合は、保証会社を利用しましょう。

保証会社とは、賃貸契約時の保証人の立場を請け負ってくるサービスで、最近では保証人よりも保証会社を利用することの方が一般的です。

保証会社を契約すれば、家族に連帯保証人を頼むことができなくてもお部屋が借りられるため、保証人で困っている場合は利用を検討してみてください。

なお、保証会社の利用にはお金がかかり、契約時に審査があります。

貯金残高で支払い能力をアピールする

4つ目の方法は、「貯金残高で支払い能力をアピールする」です。
もしも引っ越しに向けて貯金を作っていたのであれば、貯金残高で支払い能力をアピールした方が審査の通過率が上がります。

まとまった貯金がある場合は、収入面を不安視されても貯金があるので家賃を滞納することはないと説明しましょう。

具体的には2年分の家賃相当の貯金があるのが理想です。

家賃 貯金残高の目安
4万円 96万円
5万円 120万円
6万円 144万円
7万円 168万円

引っ越しを急いでいない場合は、まず貯金を貯めてから引っ越しを検討すると良いでしょう。

アリバイ会社を利用する

5つ目の方法は、「アリバイ会社を利用する」です。
アリバイ会社とは、フリーターや無職、水商売などの職業で賃貸契約が不利になってしまう立場の方に実在する会社に在籍しているというアリバイを提供している会社です。

アリバイ会社を利用すれば、フリーターの方であっても正社員として会社勤めをしている体で審査を受けることができます。

なかなか審査に通過できず、困っている場合にはアリバイ会社に依頼することも検討してみましょう。

20歳フリータの賃貸契約時に必要な保証人の基準

保証人の基準

保証人を立てる場合、どんな方なら保証人に選ぶことができるのか紹介します。
相手からの承諾が得られたら、自分の好きに選べるわけではないので注意しましょう。

保証人になれる基準は、下記の通りです。

保証人の基準

  • 契約者と同等またはそれ以上の収入があること
  • 2親等以内の親族であること
  • 反社会的勢力との関わりがないこと

保証人になれるのは、上記の3つの条件をすべてクリアしている方だけです。
契約者が20歳フリーターなのであれば、両親に頼めば全ての基準を超えられるかと思います。

基本的には親族以外は保証人になることができず、友人や恋人に保証人を頼むことはできないので注意しましょう。

上記の基準をクリアでき保証人が用意できない場合は、保証会社を利用してください。

20歳フリーターが賃貸を借りる際のポイント

賃貸を借りる際のポイント

20歳フリーターが賃貸を借りる際のポイントを紹介します。
賃貸を借りる際は、下記の4つのポイントに注意しましょう。

賃貸を借りる際のポイント

  • 家賃は必ず毎月忘れずに支払う
  • 無駄な出費は避け貯金を作る
  • バイトは長期間続ける
  • 月収の1/3以下に家賃を抑える

特に初めての1人暮らしの場合は、少しずつでも毎月貯金ができるよう心がけることが重要です。
下記からはそれぞれのポイントについて解説していきます。

家賃は必ず毎月忘れずに支払う

1つ目のポイントは、「家賃は必ず毎月忘れずに支払う」です。
1人暮らしをする場合、自分の家の家賃は自分で支払わなければいけません。

家賃は毎月必ず発生するため、自分で何日に支払うのか決めておくようにしましょう。
家賃を支払い忘れることは、大家さんに迷惑をかけるだけでなく自分の信用情報に傷をつける可能性があります。

忘れてしまう可能性があるのであれば、口座引き落としやクレジットカード払いも検討してみてください。

無駄な出費は避け貯金を作る

2つ目のポイントは、「無駄な出費は避け貯金を作る」です。
収入が少ないフリーターの方は、生活を送るだけでもやっとなことから貯金はしなくても良いと思っている方もいるかと思います。

しかし、1人暮らしには予期せぬ出費が付き物です。
例えば、友人が結婚をした場合のご祝儀や自分が怪我をして働けなくなってしまった場合の治療費など。

貯金をしていないと後悔するイレギュラーなイベントは少なくありません。
無駄な出費はできるだけ避けて毎月少しずつでも貯金を作れるようにしましょう。

バイトは長期間続ける

3つ目のポイントは、「バイトは長期間続ける」です。
バイトは正社員と違い簡単にやめることができますが、できることなら長期間同じバイトを続けることがおすすめです。

なぜかと言うと、バイトを辞めてしまうと次のバイトを見つけるまでに無収入の期間ができてしまうからです。

1人暮らしの場合、無収入の期間であっても出費はゼロになりません。
できる限り同じバイトを長期間続けて、安定収入のある生活が送れるようにしましょう。

バイトがつらく辞めたい場合は次のバイト先を見つけてから計画的にやめましょう。

月収の1/3以下に家賃を抑える

4つ目のポイントは、「月収の1/3以下に家賃を抑える」です。
お部屋を選ぶ際は、現在の月収の1/3以下に家賃を抑えることがおすすめです。
なぜかと言うと、月収の1/3以下に家賃を抑えていた方が入居審査に通過しやすいからです。

初めての1人暮らしとなると家賃が高い良いお部屋に住みたいと感じる方もいるかと思いますが、家賃は一度契約すると引っ越すまで基本的に変わりません。

無理せず自分の収入に合った家賃を選ぶようにしましょう。
住んだ後で家賃で苦しんだとしても、引っ越しにはまた30~50万円の費用が掛かるので注意してください。

20歳フリーターにおすすめのアリバイ会社3選

20歳フリーターにおすすめのアリバイ会社3選
20歳フリーターにおすすめのアリバイ会社は、以下の通りです。

20歳フリーターにおすすめのアリバイ会社3選

  • アリバイドットコム
  • アセットポジション
  • リマックス

それぞれの業者の特徴を紹介します。

アリバイドットコム

アリバイドットコム

連絡先 03-6303-3959
受付時間 24時間年中無休
提供するサービス 在籍確認サービス・書類作成・保証人紹介・緊急連絡先代行
対応エリア 全国
公式HP https://alibai.jp/

アリバイドットコムは、確実なアリバイ工作を得意としている業界最大手クラスのアリバイ会社です。
累計相談実績は2,000件を超えており、最短15分~のスピード対応を得意としています。

在宅テレワークも可能な会社と提携を結んでいるため、全国から相談可能です。

アセットポジション

アセットポジション|リーズナブルな料金設定

連絡先 03-3476-3474
受付時間 10時~24時
提供するサービス 在籍サービス・保証人代行・書類作成
対応エリア 東京・横浜・名古屋・大阪などの都市
公式HP https://www.asset.ac/

アセットポジションは、在宅テレワークに最適な会社と多数提携を結んでいるアリバイ会社です。
様々な書類の作成依頼に対応している点が特徴で、他社では対応していない種類の書類やオーダーメイドの依頼も可能です。

渋谷駅から徒歩5分の所に事務所があり、相談は店頭でも受け付けています。

リマックス

リマックス|悩みを解消するサービスを提供

連絡先 03-6415-4100
受付時間 9時30分~23時
提供するサービス 在籍確認サービス、書類作成、入居保証人紹介、WEB掲載サービス、応答後転送サービス、逆転送サービス
対応エリア 東京都内・横浜市・大宮市・千葉市・船橋市・松戸市・宇都宮市・土浦市・水戸市・前橋市・甲府市・松本市・静岡市・名古屋市・岐阜市・大阪府・神戸市・京都府・福岡市・仙台市・札幌市
公式HP https://www.re-max.bz/

リマックスは、ソフトウェア開発から広告業、美容関係まで幅広い提携会社を抱えているアリバイ会社です。

契約期間に応じて利用料金が決まることが特徴で、最短の15日プランであれば登録料と合わせて1万2,000円~利用できます。

帝国データバンクや東京商工リサーチに登録されている会社とも提携を結んでおり、オプション料金で紹介を受けられます。

20歳フリーターが賃貸契約時に必要な初期費用

賃貸契約時に必要な初期費用

20歳フリーターが賃貸契約時に必要になる初期費用を紹介します。
初期費用全体としては、30~50万円位の費用が掛かります。

初期費用の内訳は下記の通りです。

項目 費用の目安
敷金・礼金 それぞれ家賃3か月分
仲介手数料 家賃1か月分
前家賃 家賃1か月分
保険費用 家賃1か月分
清掃費用 3~4万円
鍵交換費用 1~2万円
保証会社初期費用 家賃0.5~1か月分

家賃が5万円だと仮定した場合上記の内訳で計算すると、初期費用は25万円です。
引っ越しには初期費用だけでなく、引っ越し業者にかかる費用や家具・家電購入費用などがかかります。

少なく見積もっていると予期せぬ出費で生活が回らなくなる可能性があるので注意しましょう。

20歳フリーターが賃貸審査を借りる際によくある質問

よくある質問

最後に20歳フリーターが賃貸を借りる際によくある質問についてまとめて紹介していきます。
今回紹介するのは、下記の2つの質問です。

よくある質問

  • アルバイト歴が浅いのですが賃貸を借りられますか?
  • フリーターで賃貸を契約する場合どのくらい貯金が必要ですか?

アルバイト歴が浅いのですが賃貸を借りられますか?

アルバイト歴が浅かったとしても借りられるお部屋はあります。
しかし引っ越しには少なくとも30~40万円ほどの費用が掛かるため、まとまった貯金が無ければ仮に借りられたとしても1人暮らしをはじめられない可能性が高いです。

アルバイト歴を始めたばかりの人よりも、やはり長期間アルバイトを継続している人の方が審査には通過しやすいため、やむを得ない理由がない限りは急いで1人暮らしをすることはおすすめできません。

フリーターで賃貸を契約する場合どのくらい貯金が必要ですか?

フリーターであっても賃貸を契約する際にどのくらいの貯金があることを契約条件にされることはありません。
安定した生活を送ることを考えるのであれば、50万円くらいの貯金があるのが理想と言えるでしょう。

引っ越しには、引っ越し代、お部屋の初期費用、前家賃、ネット回線開通費用、家具家電購入費などで少なくとも30万円前後お金がかかるため、余裕をもって50万円くらいの貯金があると安心できます。

引っ越しにかかる費用分だけしか貯金がないと、予期せぬ出費が発生した際に対応できないので注意してください。

【まとめ】20歳フリーターでも賃貸は借りられる?

【まとめ】

本記事では20歳フリーターでも賃貸は借りられるのかについて紹介しました。
いかがだったでしょうか?

正社員ではなくフリーターとして働いていたとしても、賃貸は契約することができます。
実家から出て1人暮らしをしてみたいのであれば、諦める前に挑戦してみましょう。

本記事が一人暮らしを検討しているフリーターの方のお役に立てれば幸いです。